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jsrnaのレビュー・評価・感想

一日三食絶対食べたい
8

世界の終末からのぞく幸せ

絵は素朴ながら綺麗で好感が持てます。ストーリーの時代は現代的な要素がありながらも技術でいうと遠い未来。世界が氷河に覆われ、決まったコミュニティでしか生活できない。1日の生活がままならないかもしれないのに主人公は絶対少食1日三食食べることが長所であり、そのためには苦手な労働作業も頑張ろうとする。同居する女の子のためにもニート気質な主人公が労働したり行動したりするところがほっこりします。外は北極並みな気候なのに、ダウンコートと手袋だけで作業していいのかな?と思うところもありますが、悲壮過ぎずに安心して読めるところも魅力のひとつです。三食の他にビールを飲むために仕事仲間と苦労したり、外に露天風呂作ったりして、未来設定ながら現代の仕事の楽しみみたいなものに共感するところも好きです。同居している女の子は年の差がありそうだけど、恋人設定なのかと思っていたら、お互いがこの世界を乗り越えていくための必要なパートナーというか純粋な気持ちで必要としてるっていうところがハッピーエンドを願わずにはいられません。主人公の周りに登場する人々の孤独も描かれるので出てくるキャラクター全てに愛おしさを感じられる作品です。

ブスに花束を。 / ブス花
8

最高のヒロイン

多くの漫画では地味でかわいくないって設定のヒロインは大抵可愛く描かれていますが、本作のヒロインは本当に恵まれない容姿で描かれていて、驚きました。
自分をブスと認め、目立たずそっと生きてきた主人公のこじらせ方がひどいと思いつつ、共感でき、面白いです。
ただ、主人公の優しさや気遣いの仕方、純粋な気持ちがとても素敵で、ストーリーを読み進めるうちにどんどん主人公が可愛らしく見えてきます。
ヒーローも容姿でなく、主人公の内面の良さを理解して、本気で主人公を可愛らしいと思っていて、二人の初々しいやりとりにキュンとします。
ほのぼのラブコメといった感じです。
ラブコメなのでもちろん恋のライバルが登場しますが、イヤな感じの子ではなくむしろいい子なので、ドロドロした要素はありません。
主人公の周りも優しくて個性的で、魅力的なキャラクターが多いです。
主人公達だけでなく、周り人達の関係性も少しずつ変わっていて、この先どうなるのかも気になります。
最初、自分に自信がなく周りと打ち解けられなかった主人公が、少しずつ周りとの関係性を築いて行く中で成長していくので、ずっと応援したくなります。
読んでいて癒され、なおかつとても笑える珍しいラブコメなのでとてもオススメです。

ゆるキャン△ / Laid-Back Camp / Yuru Camp
10

キャンプ好きじゃなくても楽しく観れる

主人公の女子高生”各務原なでしこ”が引越しをきっかけに、キャンプにどっぷりハマっていく様子を描いた日常アニメ作品です。
舞台が山梨と言うこともあり、作中に出てくる景色がとても綺麗で個人的に癒されます。特に初回に登場するキャンプ場は湖畔+富士山と言うロケーションで素敵です。
出てくるキャラクターもそれぞれが個性的で、初めて見る人も誰か一人お気に入りのキャラクターが出来るのではないかと思います。自分は普段はクールなのに、実はボキャブラリー満載の”志摩りん”が推しキャラです。

ここまで書くと女子高生がただキャンプをするだけの作品かと思いますが、この作品の少し違う所はメインのキャンプ時期が”オフシーズンである”ということです。
一般的にキャンプと言えば暖かい時期ですが、この作品は寒い時期なんです。
キャンプ経験者の自分も”冬キャン”の経験は無かったので、冬キャンの雰囲気やロケーション、使うキャンプ道具など、とても新鮮な雰囲気で作品を楽しめました。

この作品の登場により世のアニオタ達がこぞって冬キャンに出かけたり、聖地巡礼と題して登場するキャンプ場にキャンプに行くなどしてキャンプ場が連日満員だとか。
冬キャンブームに一役買った作品というのにも頷けます。
キャンプ未経験の方でも、”楽しそうだし、キャンプ行ってみようかな?”と思わせてくれる、そんな作品です。

東京卍リベンジャーズ / 東卍 / 東リベ / Tokyo Revengers / Tokyo卍Revengers / 東京リベンジャーズ
8

出てくる不良が皆イケメン!不良漫画苦手な人にも読んでほしい!

不良漫画が好きな私が絵に惹かれて読んだ漫画です。作者は「新宿スワン」で有名な和久井健さん。絵が綺麗で登場する不良達が皆イケメン、主人公のタイムリープから始まる新感覚な不良漫画。ただ喧嘩するだけの話じゃないので不良漫画が苦手な人でも読みやすく、続きが気になる漫画です。
私はとにかくドラケンが好き!美しい、綺麗、どこか儚げ。個性的な髪型なのに違和感なし、不良だけど見た目が男くさすぎない。でも中身はザ・漢。仲間思いの熱い人でもう心を奪われます。自分なりの「不良」というものを持っていて、決して関係のない一般人には手を出さない、不良の道に反する行動をしたものには容赦しない、そんな生き方がかっこいい。私の心に刺さったのはドラケンですが、とにかくこの漫画には素敵な人が沢山出てくるので読み進めていけばきっとお気に入りの1人が見つかるはずです。とにかく読んでほしい!最初に言った通り、私は絵に惹かれて読み始めました。元々不良漫画は好きだけど、絵柄が独特で苦手なものも多く残念だなと感じる事もありました。でもこの東京卍リベンジャーズは安心して読める絵の綺麗さです。表紙のキャラクターも素敵で並べて飾りたいレベル。とにかく面白いのでぜひ読んでほしいです。

ジョジョの奇妙な冒険 Parte5 黄金の風 / ジョジョの奇妙な冒険 第5部 / Golden Wind
8

ジョジョの奇妙な冒険の31話に対する感想

チョコラータとセッコによるコンビプレイと子弟愛を感じさせる回の話ですが、ジョルノやブチャラティとの戦いの中、いともあっさりとチョコラータが負けてしまいました。
チョコラータは医師という高度な知識をもった敵スタンド使いで、一般の人をもすべて巻き込んでしまい、カビにして腐らせてしまうような恐ろしい威力のスタンドをもった人間なのですが、主人公であるジョルノジョバーナに完膚無きまでに歯がたたず負けてしまいます。
医師免許をもっているにもかかわらず、このようなあっけない負け方になると少し残念な内容であったのかなと思います。
口コミとしては作画がかなり原作に近く忠実な再現があるということで、評判は非常に良いのですが、自分としてはやや画面が薄暗く感じており見えにくいのと、上半身だけで動くチョコラータが非常に怖いのが印象的でマイナスの衝撃をうけました。
何よりショックだったのがポルナレフが36歳になって再登場することで、それは4部以降をしらなかった自分にとってもまた衝撃的で、ポルナレフがそもそもまだ生きていたことに驚きました。
セッコについても異常な人間であることを作者は表現したかったようで、非常に個性的な印象の描写でした。

星野源 / Gen Hoshino
10

星野源さんの魅力

逃げるは恥だが役に立つで一躍有名になった星野源さんは、エンディング曲の恋が大ヒットし、言わずと知れたミュージシャンですが、俳優業だけでなくコントも出来る幅の広さもあり、文筆家としていくつかの出版物もあるとても多彩な才能を持った方です。そして星野源さんは、オールナイトニッポンのラジオDJとしても活躍されています。星野さんの優しい声とウェットに富んだ表現、深夜ということで下ネタも多いリスナーとのやりとりは、抱腹絶倒です。聴いたことがまだない、という方はぜひ聴いていただきたいとても面白く元気が出るラジオです。ファン以外の方が星野源のオールナイトニッポンを聴いたら印象が変わるかも!?
星野源さんと言えば、切ることができないのが音楽ですよね。いつもの明るく元気なイメージの星野源さんと180度違う楽曲を紹介します。目隠しをして椅子に座るダンサーさんとネイビーのスーツを着てメガネをかけて立っている星野源さんがとてもセクシーなSnow ManのPVは、ゆったりとしたメロディーと妖艶な歌詞に注目です。色気のある楽曲ですが、そこは星野源さんらしい直接的な表現はなく決して下品ではありません。幅広い世代に聴いていただきたい大好きな楽曲です。