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hitsuki57

hitsuki57のレビュー・評価・感想 (2/2)

君に届け / 君届 / Kimi ni Todoke: From Me to You
10

老若男女、どの世代の心にも響く青春漫画!

「君に届け」は、陰気な見た目から誤解を受けがちな主人公 黒沼爽子が、高校である1人の男の子に出会い成長していく恋愛・青春・学園・そしてヒューマンストーリーです。
陰気な見た目とは違い、実はとっても明るくて前向きで、何より誰よりもピュアな女の子の主人公。誰もが彼女を避けて通り、話しかけては怖がられ、善意で行動を起こすと恐れられ、気味悪がられ、いいことをしても何をしても「ありがとう」ではなく「ごめんなさい」と謝られてきた爽子。そんな爽子を初めて恐れず、距離を置くでもなく、見た目の雰囲気ではなく爽子の中身を見てくれたのが同じクラスでいつも皆んなの中心にいて明るく爽やかな人気者・風早翔太でした。
風早が「ごめんなさい」ではなく「ありがとう」、「拒否」ではなく「肯定」をし続けてくれたおかげで、これまで持てなかった自信や勇気、今一歩踏み出す力を与えてくれたおかげで、爽子は千鶴とあやねという友達もでき、友達や恋人、そしてライバルと共にいろんなことを乗り越えながら成長していく青春漫画になっています。
ジャンルは「少女漫画」という枠に入っていますが、若い女性だけでなく、年配の女性、幅広い年代の男性でも楽しめる漫画だと思います。
作中に出てくる爽子の言葉をはじめ、作者の椎名軽穂先生が紡ぐひとつひとつの言葉は、深くて優しくて、まっすぐで、読んだ後心を浄化してくれる洗浄力を持っていて、新刊が発売されるたびに毎回毎回泣かされました。
風早と爽子、千鶴と龍、そしてあやねとピンの恋愛模様が本当にきゅんきゅんしてたまらないです!!人として本当に大切なことを、たくさんたくさん教えてくれる、人生の指南書みたいな素敵な漫画だと思っています。

大決戦!超ウルトラ8兄弟
10

ウルトラマンティガが帰ってきた。

この映画は2008年に公開されたウルトラマンシリーズの映画です。
なんとウルトラマンがいない世界線の物語でした。あらすじは、横浜で暮らす少年ダイゴ・アスカ・我夢は夕方に放送された世界で初めて登場した第1作「ウルトラマン」に出会いました。それから3人は、1番星を見てそれぞれ夢を願いました。アスカはプロ野球選手、ダイゴは宇宙船の船長・我夢は科学者になることを夢を見ました。それから現在、大人になった3人は、ウルトラマンに対する憧れを忘れて、平凡な生活を送っていました。ダイゴは市役所の職員・アスカは横浜ベイスターズのボールボーイ・我夢は学芸員とまるで夢を忘れたかのようになっていました。そこで、出会うウルトラマンメビウスのヒビノミライや歴代のウルトラ兄弟、迫り来る侵略者と怪獣軍団に立ち向かうため、ダイゴたちはウルトラマンに変身する、という物語です。僕は当時、この映画が始まるのを楽しみにしていました。なぜなら、久しぶりにウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ・ウルトラマンガイアに会えるからです。特に釘付けだったのが、ウルトラマンティガです。主人公のマドカ・ダイゴはガッツの隊員だった時と違っていて、普通の市役所職員になっていたから「あれ」と思いました。宇宙飛行士の夢を見ていたのに、平凡な感じになっている様子を見てた僕は、何だかよく分かるような気がしました。僕の場合、ポジティブの時は努力できるんですが、逆にネガティブになると本気が出せなくなってしまいます。多分、ダイゴ本人も宇宙飛行士という重い重圧に負けたようで、夢を捨ててしまったじゃないかなと思いました。その点が自分と似ているような気がしました。ですが、そんなダイゴもウルトラマンに憧れた気持ちが復活して、ヒッポリト星人に立ち向かうためにウルトラマンティガになったシーンを見た僕は「ティガだってできたんだ、だから僕ももう一度、本気出してみよう」という強い気持ちを持てるようになりました。

進撃の巨人 / Attack on Titan
9

お勧めできるアニメ進撃の巨人

最近日本のアニメ業界は一段と賑わっています。世界各国からも注目されるほど日本のアニメはアツいです。ワンピース、エヴァンゲリオン、NARUTOと、世界中から愛され、数えきれないほどの作品がある仲、今一番自分的にオススメなのがいわずとしれた進撃の巨人。アニメではサード・シーズン、単行本では26巻と、長くファンに愛され続けています。
壁の中に人が住んでいて、その周りは巨人がいるから外には出れないなど、これまにない斬新な発想と、巨人が人を食べるなど、アニメとは思えないリアルな現状も書き出されています。
中でも主人公のエレン・イェーガーは、壁の外にいる巨人みたいに、巨人化にすることができ、壁の中に侵入してきた巨人と戦闘することになります。ここがこのアニメの見どころで、なぜ巨人化出来るのか、どこまで強いのか、他のキャラクターは巨人化できないのか、外の巨人はどこから現れてくるのかなど、色々な疑問を推論することもこのアニメの面白さとも言えます。
そのエレンの周りには幼馴染のミカサ、友達のアルミン、兵長のリヴァイなど、面白いキャラクターがもりだくさんいることも楽しさの秘訣です。これからの展開が非常に楽しみなアニメ進撃の巨人です。

その世のどこか、地図にない国
10

BLマンガという枠をこえてめちゃくちゃ感動。

はじめ買った時には、BLマンガで表紙がキレイなだけで買ったのですが、読んでみたらめちゃくちゃ泣きました。
メインの登場人物全部イイです。好きということをこんなに幸せに描けるのがマンガの良さだよなと思いました。少女マンガではやたら男の立場が強かったり、なんだか女性ばかりが恋をしているような作品が多いような気がして敬遠してしまうのですが、BLマンガにはそういうことはなく、性別をこえなくてはいけない葛藤や、ピュアさがあるような作品が多い気がして、少女マンガよりもBLマンガの方が好きです。
そして、この作品では、越えなくてはいけないものがとても多いです。恋愛をしてはいけないという感情がとてつもなく大きな人たちの恋愛話。それを颯爽と救ってくれる主人公シン。恋愛がメインの話ではありつつも、一国に現れる救世主の話でもあり、シンのセリフ「生きて待て」のセリフのカッコよさにガチ惚れして泣きました。あまりにもカッコよくて本当に好きなキャラです。自分のことも好きなシンですが、人を幸せにすることはもっと好きなシンというキャクターの魅力がとても光る素晴らしい作品でした。泣けるBLオススメです。

マリオカート8 / マリオカート8 デラックス / マリカー8 / マリカー8DX / Mario Kart 8 / Mario Kart 8 Deluxe
9

キャラクターてんこ盛りのハチャメチャレースゲーム

今年になってからニンテンドースイッチを購入し、最初にプレイしたソフトがこのマリオカート8でした。今作は、WiiUからの移植版(キノコ~スペシャルカップ)に加えて、新たに8ステージ加わり、合計12カップ48ステージをプレイできるという大ボリュームでした。私は、WiiUは持っていないので、3DSの次はこのニンテンドースイッチを購入しましたが、家族や友人と遊ぶには購入して損のない面白いゲームだと思いました。このゲームをプレイするに当たって別売りのハンドルもありますが、このハードで遊ぶ場合はテレビモードから携帯モードまでゲーム機のスタイルを変えられるので、レースゲームの時は地デジ用の液晶テレビに繋ぎ、大画面で美しい映像も堪能しながらハンドルを握ってプレイするのが楽しいでしょう。ニンテンドースイッチは恐らく携帯型ゲーム機の中では最高と言っていいくらい解像度も高いので、水中から上がるシーンや雨が降っている場面では水しぶきが画面に付くというこだわりのある演出までリアルに見られます。また、選べるキャラクターも最初から40人以上と多いので、隠しキャラとして出すような面倒な作業はいらないので、子供から大人まで男女問わず楽しめる所がお勧めです。

10-FEET / テンフィート
10

ライブに行くべきバンドです

活動年数が長いのでご存知の方も多いはず、ロックフェスといえば10-FEETです。自身でもプロデュースしている「京都大作戦」はじめ、全国各地の様々なフェスには必ずと言っていいほど参加するアーティスト。ワンマンのライブも大きいところよりもライブハウスでやることが多い。
観客全員を巻き込んで楽しい気持ちにさせるのは、バンドメンバー全員が自らライブが好きなんだと思います。彼らの曲は一緒に声を上げて動き回って全力で盛り上がるものから、ボーカルTAKUMAの心に響く言葉を聞いた後のしっとり聞かせる曲まで様々なものがあり、終わると心がスッキリとほんわりとします。
最新曲もやるけど、昔ながらの曲で盛り上がるのが何よりも楽しいので、ベストアルバムに収録されている曲を予習していくと、ライブの楽しさや会場の一体感はより味わえると思います。
時々、ライブハウスでやるときは会場に来ているお客さんに質問して答えたり、そのやり取りのあとにお客さんもステージにあげちゃうとか、本当に昔からライブしてていろんな楽しみ方を知っているからこそできるライブパフォーマンスもあって、他にはない人間味のあるライブになります。本当に大好きなので、オススメです。

キョンシー/殭屍 / リゴル・モルティス/死後硬直 / Rigor Mortis
4

2014年版のキョンシー

キョンシーの現代版リブート作品です。

過去作の子役が活躍してキョンシーをバッサバッサ倒す愉快なストーリーではなく、落ちぶれた俳優のおっさんが主役の始終陰鬱としたムードが漂うホラースリラーな作品です。

俳優のおっさんが人生に疲れちゃって、死に場所求めて団地に引っ越して来るのですが、団地内で怪異現象に出くわし、各種のホラーキャラ(キョンシーや貞子風な幽霊等)とのバトルを開始します。バトルシーンも陰鬱な雰囲気を醸しつつも映像美が美しく、カンフーアクションもカッコいいので途中までは割とドキドキしながら見れるのですが、後半になるにつれてイヤな予感がよぎり出します。
後半はそのイヤな予感が見事的中する事になり「なんだよこのオチは?今までの視聴時間を返してくれよ!どうゆう事なんだ!?」と心の中で叫ぶ事になりました。

オチで全てを台無しにしている様な気がしています。素直にハッピーエンドに出来ない、譲れない思いが制作陣の中にあったのでしょうか。
途中まではとても面白く視聴出来たので、最後が少し残念に思いました。

過去作のキョンシーをイメージしてこの作品を見ようとしている方はかなり印象が違うので、気を付けて下さい。