hisasi5836@hisasi5836

hisasi5836
hisasi5836
@hisasi5836
7 Articles
3 Reviews
0 Contributions
0 Likes
hisasi5836

hisasi5836のレビュー・評価・感想

ライブ・ア・ライブ / Live A Live
8

「HD-2D」技術と豪華声優陣によってに蘇った、原作ファンにぜひともプレイしてほしい作品

あの『オクトパストラベラー』で用いられた「HD-2D」技術が採用され、スーパーファミコンの思い出が色鮮やかに生まれ変わった。バトルシーンの迫力はもちろんのこと、背景の美しさにはついつい見惚れてしまう。ボイスは緒方恵美氏や関智一氏などの豪華声優陣が起用されており、サブキャラに石田彰氏や杉田智和氏をキャスティングしてしまう太っ腹さには驚かされる。特に、杉田智和氏は全ての章に出演しているので、どの役を演じているのか想像するのも1つの楽しみかもしれない。
BGMを手掛けるのはスーパーファミコン版と同じく、『ストリートファイター』や『キングダムハーツ』で有名な下村陽子氏。今作では全曲フルアレンジで収録され、BGMがより深い響きを持って生まれ変わった。また、近未来編主題歌「GO!GO!ブリキ大王!!」は、あのアニメ・特撮ソングで大活躍な影山ヒロノブ氏が歌唱を担当する。ぜひこの熱い主題歌をゲーム内で聴いてみてほしい。
お色気シーンなどコンプライアンスにより一部再現不可能なシーンが見られたが、シナリオの大部分はスーパーファミコン版と全く変わらず忠実再現されているので、原作ファンにとっては嬉しい作品ではないだろうか。また、最終編では原作ファンが思わず唸ってしまう追加要素がある。原作ファンにはぜひともプレイしていただきたい作品である。

フルーツバスケット / フルバ / Fruits Basket
8

フルーツバスケット

干支をモチーフにした物語で、草摩の家に産まれた子どもたちそれぞれに干支の物の怪がついており、異性に抱きつかれたり、身体が弱ったりすると、その物の怪に変身してしまいます。そんな特性を周りにバレないように生きていたが、主人公の透にバレてしまい、本家によって記憶を消すことも出来たがそれをしません。
透と草摩家の人々が出会い、互いの想い、悩みを分かち合って助け・助けられ成長していく物語です。本作は十二支だけでなく、十二支になりきれなかったとして、猫の存在も物語に大きく関わってきます。猫派の人にもおすすめです。
描かれる干支もかわいく、十二支、全キャラクターが登場し、それぞれの個性が豊かで読んでいて飽きず、読み応えがあります。
それぞれの抱える悩みが大きく重いため、読んでいて辛く、気持ちが削られることもあり、少女漫画の割に残酷な描写も見られます。ただ反対に同じような悩みを抱えていれば、救われる言葉もたくさん出てきて、生きることや人を思いやること、存在価値について考えさせられます。
泣ける作品ですが、時にユーモアに溢れていて面白味もあります。最終的にいくつかの組み合わせでのカップルが成立しますが、由紀カップルは無理にくっつけなくても良かったと思います。個人的には透と夾推しです。

エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY
10

名探偵コ〇ンの10倍は面白いです!

この作品には注意点があります。それは、この作品をみてしまったら、日本で放送されている推理番組や推理アニメは面白くなくなってしまうことです。この作品の凄い所を取り上げるときりがないですが、いくつか挙げると、まず犯人の予想や動機が全く予想できないです。それだけではなく、主人公のホームズは犯人だけではなく、その動機まで完璧に言い当てます。普通は展開を見ていくうちに何となく犯人の予想がついていくものですが、この作品に限っては最後まで予想がつきません。どのエピソードも短い映画感覚で楽しめます。特に主人公が変人過ぎて面白いです。
エピソードの内容としては、主人公である伝説的名探偵シャーロック・ホームズは薬物依存症から回復中でニューヨーク市警の顧問として働いています。そこへ、元女医であるワトソンは主人公のリハビリを手伝うために面会するのですが、いきなり自分のプライベートから過去まで言い当てます。困惑する中、リハビリのためという名目で、ワトソンをどんどん事件現場に連れていきます。そして、ホームズの超人的な能力に影響されたワトソンは本当に自分のやりたことを見つけます。また、ワトソンはホームズが薬物依存症になった理由を知ることにもなります。この様に、推理だけではなく、人間ドラマの点も強く表現できています。主人公やその仲間達もだんだん成長していくのを見ることができます。