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hachihitsuji6のレビュー・評価・感想

パプリカ / Paprika
8

鬼才が作り出す現代アートのような一作

音楽を平沢進、原作は筒井康隆、映画監督は今敏という知る人ぞ知る鬼才たちを集めた一作。

精神病患者を治療するDCミニというマシーンがあり、このDCミニが盗まれてしまったところから物語が始まる。

見どころは現代アートのような作品だという部分だ。
映画は独創的な視覚効果や色彩、そしてサイケデリックな音楽が融合し、観る者を驚かせる。幻想的であるにもかかわらずどこか意味ありげなシーンや描写は、観る人によって感想が変わる現代アートを彷彿とさせる。
またストーリーや独特なアニメーションを通じて登場人物の精神の複雑さや人間関係の繊細さ、はたまた欲望を描き出しており、それらを美しくもどこか不安にさせるアニメーションや音楽で表現しているのだ。

また『パプリカ』の美術や色彩は『君の名は。』のような爽やかで明るいタッチとは違い、派手ながらも美しく練り上げられた色彩が際立っている。
『パプリカ』の色彩表現は夢の中に迷い込んだような錯覚を覚えさせ、観る者を没頭させる。これは『パプリカ』のアニメーション・色彩ならではの表現手法であり、アニメ映画の可能性を広げた作品と言えるのではないだろうか。
家の中にいながら現代美術を体験できる素晴らしい映画なので、是非みなさんにも1度観てほしい。

今日から俺は!!
10

下ネタ無しのヤンキーギャグ漫画

【今日から俺は!!とは】
平凡な生活を送っていた高校生が、転校をきっかけにツッパリ高校生に変わり、その後の高校生活を描いた漫画です。
他校のツッパリやヤクザと喧嘩をするだけでなく、高校生らしい生活も描いてあり、ギャグセンスの高い作品です。

【見所:卑怯と真面目の正反対なコンビ】
本作品には主人公が2人いて、1人は勝つためなら手段を選ばない卑怯な金髪の三橋、もう1人は真面目で正義感の強いトンガリ頭の伊藤。
正反対な2人で、時折り喧嘩もするが、互いに信頼し合っているコンビです。
中でも他のツッパリの罠にはまり、この2人が本気で喧嘩する話があります。しかし、互いに譲れない何かを背負ってると感じ、最終的に自分が負けて相手に勝たせるように考えます。
お互いが同じ思いを持っていたことで、この罠を見破り、罠を仕掛けたツッパリさえ改心させてしまいました。
この2人の友情関係は他の話でも見られますが、個人的に1番心に来ました。

【見所:個性的なキャラクターたち】
卑怯な金髪、真面目なトンガリ頭だけでなく、本作品には他にも個性的なキャラクターが多く存在します。
小柄で優等生な合気道女子の理子、美人でスタイルの良いヤンキー女子の京子、怪力でドジな大男の今井、などなど。
特に三橋と今井の掛け合いは、笑わずにはいられないほど面白いです。
今井は他校のツッパリで、三橋とは一応敵対関係になるのですが、なりゆきで共闘したり、互いのピンチに駆けつけるなど、実は仲が良い2人です。
他にも1話しか出てこなくても強烈な印象を残すキャラクターはたくさんいるので、自分の推しキャラも見つかると思います。

【まとめ】
ヤンキー漫画では喧嘩のシーンが多かったり、下ネタが含まれていたりしますが、本作品には下ネタもなく、喧嘩のシーンは当然ありますが、和やかな内容が多いです。
また男同士の熱い友情も見られるので、そういったところが好きな人も読みたくなる漫画だと思います。

イエスマン “YES”は人生のパスワード / Yes Man
9

言動を変えれば行動が変わる行動が変われば人生が変わる

主人公カールは銀行で働くサラリーマンで、仕事を頼まれれば”NO”と断り、友人に飲み会に誘われれば”NO”と断るような日々を送っていた。
いつも”NO”ばかりだったカールがある日、知人から怪しいセミナーに参加するよう促され、嫌々参加することとなる。
そのセミナーでは”イエス”と言えば人生が変わる、何を言われても”イエス”と言わなければならない、と言われ、何に対しても”YES”と答える”イエスマン”となったカールの生活が描かれる。
始めは馬鹿馬鹿しい、と思いながらも何にでも”YES”と答えるカールだったが、実際に周りで良いことばかり起きるようになり、良いことをきっかけにまた良いことが起こったり、人を助けられるようにもなる。
この映画から”言動を変えれば行動が変わる、行動が変われば人生が変わる”ということを学びました。
実際に自分自身も、いつもなら断るようなことを勇気を出して”YES”と言った時には人としての成長を感じる時があります。
その成長を糧にまた何かに挑戦でき、人生も少しずつ変わっていくのだと思います。
この映画では、怪しいセミナーをきっかけにカールは変わっていきますが、洗脳されている感が強いわけではなく、コミカルに描かれているため、抵抗なく観ることができました。
イエスマンを観てから、良い方向に少し価値観が変わりましたので、日々の生活に退屈を感じている方には特にオススメします。

ベルセルク / Berserk
8

読むと大人も中二病を発症する漫画!

友人に勧められて読み始めましたが最初は「なんかよくありがちな漫画だなー」といった印象でした

主人公の「ガッツ」は大剣・隻眼・義手・通り名が「黒い剣士」
中二要素の中でもありがちな物を詰め込んだような主人公
悪魔をぶった切って孤独に旅するって感じの冒頭のストーリーも最初は少し冷めた気持ちで見てました
テキトーに流し見するかーと読んでると気づけば朝まで一気見してました

面白いのは三巻が終わり『なんで主人公がこんな事してんのか教えたるわ』と言わんばかりに始まる過去編
これが本当にめちゃくちゃ面白い、主人公が最初は大剣使ってなかったり目も手もあって悪魔なんて出てこなくて人間同士の戦いだけで、ちゃんとライバルがいて
過去編だけで三巻から15巻ぐらいまで切れ間なく続くのですがそのまま一巻に話がつながる様になっています

最初は三巻ぐらいまで全然面白くないんですが、過去編読み終わった後にもう一度読むと
『そういうことか』と細かい主人公の発言や行動が理解出来るようになってめっちゃ面白い

主人公はずっと寝ずに悪魔を切り続ける旅をしてるんですが意外と毎回ギリギリの戦いで瀕死になるので動機が分からない間は「復讐?なんでそんな必死なん?」と思ってしまいますが、「そりゃ復讐するわ!グリフィス糞やな!」とめちゃくちゃ感情移入してしまいます

そこからどうやって主人公が過去と決着を付けるのか?がこの漫画の本筋のストーリー

過去編が終わった後もどんどん現実世界が魔界と混ざり合っていき魔法が出てきたりハイリスクハイリターンの呪いの鎧が出てきたりずっと面白い漫画です。

満点ではない理由はコミックがなかなか出ず今のペースではリアルに僕が死ぬまでにストーリーが完結する見込みがないことでしょうか
コミック三巻で出てきたラスボス格っぽい「ゴッドハンド」と呼ばれる5人の魔王?みたいなやつらは40巻を過ぎてもまだ一体も倒されていませんからね!(笑)

アニメ化や映画化もされているので鉄板の作品であることは間違いないので読んだことがない方は3巻までは我慢して読んでみてください!

BOOOST
10

ブレイクが期待される大注目アーティスト『BOOOST』

新型コロナウイルスがなかなか収まらず、人々にはかなりストレスが溜まって来ているのではないでしょうか。音楽業界の人々も思うように活動ができずに困っている事でしょう。しかし、そんな状況でも諦めずに自分達ができる事を精一杯行い、トップアーティストを目指すバンドがいます。その名も『BOOOST』。
BOOOSTは、2015年に仮面ライダードライブの挿入歌オーディションで結成されました。路上ライブやSNSで活動中に彼らが話題になったのが、LINELIVEという配信アプリです。ボーカルU-keyは、2018年と2019年と2年連続LIVER AWARDで見事グランプリを獲得しており、多くの人が彼の穏やかながらも感情のこもった歌声の虜になっています。
また、彼の歌声が大きく評価され、LINELIVEの企画であの世界的に有名なレディ・ガガとの共演や、大ヒット映画『糸』の菅田将暉×小松菜奈×亀田誠治審査員によるカラオケオーディションでも見事グランプリを獲得し、かなりの実力者です。
バンドでの活動では、2020年に彼らのオリジナル曲『愛されたい愛されたい』のMVがYouTubeで100万回再生を突破し、LINE MUSICリアルタイムランキングで1位にランクインされ注目を浴びました。
「2021年から毎週金曜日にYouTube生ライブ配信をしながら、5ヶ月連続で配信リリースする」と宣言し、1月に第一弾シングル『もっと』、2月に『tvkプロ野球中継横浜DeNAベイスターズ熱烈LIVE』のテーマソングとなった第二弾『この指とまれ』、3月には第三弾として夏フェスの女王MINMIの名曲である『向日葵』をカバーし、配信リリースしました。どの曲もLINE MUSICリアルタイムランキングでランクインしており、残りの4月と5月に配信予定の曲も大いに期待出来そうです。
そしてなんと2021年7月30日には、MINMI、I Don’t Like Mondays.と共にKT Zepp Yokohamaにてライブをする事が予定されています。
彼ら『BOOOST』の音楽活動魂は誰よりも燃えており、今後の活躍にぜひ期待したいバンドです。気になる方はぜひ一度彼らの曲を聴いてみてください。