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go-1137467569726039662645のレビュー・評価・感想

泉谷しげる
10

泉谷しげるの、アイヲシレ

「雨ニモマケズ 風ニモマケズ サウイフモノニ ワタシハナリタイ」
御存じ、宮沢賢治の詩(実際は日記の中の一節)である。
私は、泉谷しげるの、至極の名曲「春夏秋冬」を聴く度に、何故かこの詩を思い出す。
宮沢賢治の、「雨ニモマケズ」には「春夏秋冬」のフレーズの、「人のために良かれと思い、西から東へ駆けずり回る」と、同じようなニュアンスの一節が有る。
そして、最後は「サウイフモノニ ワタシハナリタイ」で終わる。
つまり、それは宮沢賢治の理想の人物像だと言える。
一方、泉谷しげるの、「春夏秋冬」では、よりリアルな表現が多く、現実を伝えている。
そこには、時代を問わずに消える事がない、世の不条理が見える。
その不条理に、物心ついた時から振り回され、浮かばれる事が少なくとも、
また仕切り直して今日から生きて行こうと誓う脆い決意を感じさせ、
敗戦国日本の夕暮れの情景の中にいるような、ノスタルジックな気分を彷彿させる。

さて、泉谷しげるは、青森県青森市長島にて、昭和23年(1948年)5月11日に誕生する。
しかし、幼年期にポリオウイルスに感染し、その後遺症で片足が麻痺してしまった。
足を引きずるようになるので、当然イジメにあう。
その時期くらいから、口で負けないように言葉遣いが乱暴に成ったと言う。
そんな泉谷しげるだが、昨今はミュージシャンとしてよりも、バラエティ番組とか役者とかで活躍しているので、
若い人たちは、大半の方がタレントと勘違いしているかと思う。
しかし、彼は紛れもなく、唯一無二の偉大なミュージシャンなのだ。
彼の楽曲は、一件武骨に聞こえるし、その風貌から、傍若無人な人間性にも見えるが、じっくりと彼の楽曲を聞き返して欲しい。
泉谷しげるの、人間性を現したとされる、2013年「第64回紅白歌合戦」のエピソードだが、65歳で初出場し「春夏秋冬2014」を熱唱する。
いつものステージでやっているパフォーマンスだが、サビの部分での手拍子にブチ切れて「手拍子辞めろ!」と一括。
その後のコメントで、「今夜紅白の会場に、居るような、恵まれた奴らには歌いたくない」、
「テレビの向こうで寂しく過ごしている奴や、帰りたくても帰れない奴に歌った」と心境を述べる。
賛否両論あったが、私は弱者の痛みが判る人間のコメントではないかと思う。
事実、そのような環境に居た視聴者から感謝のコメントが殺到したと言う。
もうひとつ、彼のミュージシャンとしての生き様を垣間見る動画が有る。
坂崎幸之助と泉谷しげるで、「ヨイトマケの歌」を歌うシーンだ。
その動画では、坂崎幸之助がアコギで演奏し、泉谷しげるがギターも持たず「絶叫」した。
しかし、間奏の際に泉谷しげるはやるせない表情をして、涙をこらえる。
自身が、脚が不自由だと言う理由で、イジメられた過去とダブったのかとも思えたが、
何時の時代に成っても変わらない、この世の不条理に対する悔し涙だったと読み取った。
ヨイトマケの歌は、美輪明宏作詞作曲で1966年にヒットし、多くのミュージシャンがカバーしているが、
私は泉谷しげるのバージョンが一番だと思う。
泉谷しげるの楽曲には女性をイメージしたラブソングなど存在しない。
彼は偏った相手への愛など、叫ばない!
泉谷しげるは、社会の弱者に愛を叫ぶのである。
それ故に、「どんな綺麗な唄よりも、どんな綺麗な声よりも、泉谷しげるの、唄こそ世界一」なのである。

シャングリラ・フロンティア~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~
10

マガジンで異例中の異例の作品

小説家になろうが原作。
主人公はクソゲーをこよなく愛し様々なバグや理不尽の中でゲームを攻略することを日常としている男子高校生。
そんな中次に攻略するのは誰もが神ゲーと言われる総プレイヤー数3000万人のシャングリラフロンティアと出会う。
そのゲーム中に遭遇するこの世に7体しか存在しない最強種ユニークモンスター。
理不尽な強さに圧倒されるがこれはシステムが決めた攻略できる理不尽。
ストーリーやシナリオなんてどうでもいいこのモンスターを自分の倒すことを目標にした最強クソゲーマーと集う仲間によるゲーム冒険譚です。

この作品が異例中の異例と言われる所以について
なろう小説にて2017年から連載されていて人気も常に上位に位置付けられているが小説版の発行はされていない。
一般的に出版社から小説の打診があり人気が出てくればコミカライズ化やアニメ化などと発展をしていくがこの作品についてはいきなりマンガとして作品化されている。
さらに普通なら小説が原作となる作品は月刊誌や無料アプリなどからマンガ化されることがほとんどだが誰もが知っている週刊少年マガジン本誌にて連載している作品です。

この作品が異例とされているのは他にもある。
アニメ化、マンガ化してほしい小説ランキングというのがあるが常にその上位にランキングされている。
トップ10中唯一この作品だけが書籍化してないにも関わらずトップ10入りしていることも異例です。

王道のストーリー漫画を読みたいという方はぜひこの作品を読んでみてください
アニメ化されればもっと人気になるのは間違いなしの作品です!

少年たち
4

楽しむだけならジャニーズファンのみかも。

あの有名なジャニーさんが作った?と言われる舞台が映画化したとのことで、舞台は観たことないですが、映画ならとちょっと気になったので観てみました。
ですが、やはりジャニーズタレントだらけで作られたということもあり、この映画はジャニーズファンの為に作られた作品といった感じでした。
最初の10分は、歌って踊るシーンがひたすら流れるだけで、もう観るのをやめようと思ったところ、やっとストーリーに入ったようでさすがジャニーさん。これがあのジャニーさん独特の世界なんでしょうね。
ちょっと私の想像していたジュニアの子達とは違って、歌もダンスもしっかりしていて驚きました。演技も見れるものじゃないかも…と思っていましたが思い違いでした。
知らないジャニーズタレントばかりですが、唯一、関ジャニ∞の横山君だけわかりましたし、ごくせんの音楽が流れたりもしました。
少年院のお話ですが、ジャニーズ映画の中にも大御所の俳優さんも出てきてビックリしました。最初は観るのを辞めようと思ってしまっていましたが、そこを乗り切れば、ミュージックビデオにしか見えませんが、ミュージカルとして観られる映画でした(苦笑)。
それぞれの家庭で問題があり、これは子供だけの問題ではなく、子供を攻めるばかりではなく、大人の理由ばかりで子供がこうなってしまったのかと、心が苦しくなることも。そういうことを考えると、ちょっと大人にも観てもらいたい映画だな。とも思えました。
最後はもう、ストーリーというよりはショーというのか、コンサートを観てるみたいで、ジャニーズワールドを覗けた感じがしました。