木村彪斗@go-112154063673511738620

木村彪斗
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木村彪斗

木村彪斗のレビュー・評価・感想

amazarashi / アマザラシ
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人生とは何か?を考えさせてくれるバンド「amazarashi」

「amazarashi」は青森で結成されたロックバンドです。彼らの楽曲は多数のアニメやゲームでも起用されており、「楽曲は聴いたことがある!」という方もいると思います。
人生やアイデンティティをテーマにした楽曲が多いamazarashiですが、今回は何度も聞きたいと思える魅力的なポイントを2つに分けてお伝えします。

1.酸いも甘いもありのままの人生を力強いボーカルで歌い上げる表現力
1つめの魅力は、独自の世界観をしっかりと共感や印象として心に残す秋田ひろむさんのボーカルです。
amazarashiの楽曲は誰もが経験するであろう人生の虚無感や挫折、自分への嫌悪感やアイデンティティ、人との別れや出会いを表現している楽曲が多いです。
その中で秋田ひろむさんが感じてきた事やメッセージを独特の言葉回しや表現方法で、時には優しく、時には力強く歌い上げる楽曲の数々は、聴く人の今や経験に共感としてすっと心に残っていくはずです。

2.きっと心に残るメッセージ性
2つ目の魅力は、悩みや気持ちにひとつの答えを導いてくれるメッセージ性です。
失恋、失敗、挫折。上手くいく時もあれば失敗ばかりの時もある。失意の底にある時というのは誰しもが辛いものです。そんな時にamazarashiの楽曲は、聴く人に前に進む勇気や答え、自己肯定感を教えてくれます。作詞作曲をする秋田ひろむさんが色んな経験をしてきたからこそ響くものが、amazarashiの楽曲にこめられています。

以上が、amazarashiの魅力的なポイントになります。
気になった方はぜひ1度だけでも彼らの世界観に触れてみてください。

スピッツ / Spitz
10

スピッツの「意味深」な歌詞について

スピッツといえば、「空も飛べるはず」「チェリー」など代表的な曲が沢山あります。
数々のドラマや映画、CMの曲に使われており、劇場版名探偵コナンの映画主題歌「美しい鰭」も手掛けています。
スピッツの楽曲の良さを伝えるための例として、この「美しい鰭」を挙げます。まず、歌詞についてですが今回の名探偵コナンの映画の重要人物である灰原哀の心境を歌ったような切ない歌詞が特徴です。Aメロのリズムも独特で草野さんの歌声の特徴であるロングトーンの癖のない歌声としゃくりが絶妙に合っていると思います。
スピッツの楽曲は、基本的にボーカルの草野さんが作詞しています。草野さんの作詞する歌詞はとても独特です。メロディーがとても聞きやすいため、歌詞を見てみるとこれはどういう意味なんだろうと気になる部分が出てきます。
あくまで噂や、音楽をやっている人の考察ですが草野さんは歌詞の中で丸いもの=死や輪廻転生、尖ったもの=性という表現しているそうです。
ここでは、「ロビンソン」を例に挙げてお話します。
1番の歌詞はごく普通の男女の爽やかな恋愛を歌っているのですが、2番になると「片隅に捨てられて呼吸をやめない猫も」からはじまり、少し影のある歌詞が並んでいます。そして、「いつもの交差点で見上げた丸い窓は」と丸いものが出てきて「待ち伏せた夢のほとり 驚いた君の瞳 そして今僕らここで生まれ変わるよ」となります。これは彼女が亡くなり、後追い自殺をして輪廻転生で出会えたという意味になるのではないかと言われています。
このようにスピッツの楽曲は爽やかなもののなかに、なにか深い意味のある歌詞などがあるため、何度聴いても飽きずに聞いていられると思います。

老後の資金がありません!
8

タイトルとは違った結末

『老後の資金がありません!』というタイトルからはかけ離れた内容でした。
ラストは特に「シェアハウスの宣伝?」みたいな違和感すら感じてしまいましたが、「老後のお金をテーマにしたコメデイ映画」として観れば楽しめる内容だったかな、という感じです。

主人公の篤子が、周りの意見につい流されてしまうパート主婦をコミカルにうまく演じていていました。この篤子だけがかいつもお金の心配をしているのに、夫は無頓着な性格。
「義父の葬式」や「長女の結婚」と次々とお金が出ていき700万あった貯金もついに底をつくピンチになってしまいます。さらには運悪く篤子のパートは雇用が終了し、おまけに夫の会社まで倒産。
旦那の妹夫婦に9万の仕送りが出来ず、ついにはなんと同居でピンチを乗り切ることになってしまったのでした。
一番の見どころはお義母さまとふたりで協力して、友人を助けようとしたシーンでした。

少しばかり出演者が多くて、とくに「お笑い芸人がそこまで必要?」と思ってしまいましたが、それぞれのキャラクターが面白く特に若村真由美の演技が好きでした。草笛美津子も本当にお綺麗でした。あんなお姑さんとの同居は現実はもっと大変だと思いますが。

ラストの「シェアハウスで暮らす」という部分で、この夫婦が本当に幸せなようにはどうしても見えないので、そこだけが残念でした。