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Yuのレビュー・評価・感想

聲の形 / A Silent Voice
8

感動の物語と深い洞察…『聲の形』が描くいじめと人間関係の複雑な探求

『聲の形』は、いじめや聴覚障害といった難しいテーマに深く掘り下げながら、人間関係やコミュニケーションに焦点を当てた作品です。『週刊少年マガジン』にて連載、アニメや映画化もされ、賞を多く受賞するなど高い評価を得ています。

物語は、主人公石田将也が小学生の頃、聴覚障害を持つ少女・西宮硝子をいじめることから始まります。いじめの中で石田の行動がエスカレートし、物語は緊迫感を増していきます。しかし、保護者からの抗議によっていじめの対象が石田自身になります。

高校生になった石田はクラスで馴染めず孤独な日々を送りつつ、西宮再会。彼女との出会いを通じて人間関係が変化していきます。物語は、過去の罪を背負いながらも成長していく石田と、聴覚障害を持ちながらも人との繋がりを求める西宮の姿を描きます。

登場人物たちの心の葛藤や変化、コミュニケーションの難しさが作品に織り交ぜられています。石田の心の中にある後悔や孤独、そして他のキャラクターたちが抱える悩みがリアルに描かれ、読者は彼らの成長や人間関係に共感を覚えることでしょう。

作中では手話や筆談などを通じてコミュニケーションが行われ、登場人物たちが言葉以上に感情を伝え合います。これによって、言葉だけではなかなか理解しづらい感情や思いが繊細に表現され、読者に深い感銘を与えます。

物語を通して、人との違いやコミュニケーションの難しさに向き合いながら、キャラクターたちが成長していく姿勢が見どころです。心に残る感動的なストーリーと共に、読者は人間関係やコミュニケーションについて深く考えさせられるでしょう。

ゆず
10

老若男女に愛され続けるユニット

「路上ライブといえばゆず」。それくらいにストリートミュージシャンのイメージがある彼らは、まさにストリートミュージシャンの先駆者だ。
駆け出しの頃は少ない観客の中で歌っていた2人だけれど、今では老若男女に愛される唯一無二のアーティストになっている。
なんといっても大ヒット曲「栄光の架橋」は、たくさんの人の心に刺さった名曲だと思う。1998年に「夏色」でデビューしたゆず。これほどまでに売れている2人なのに、デビュー当時の爽やかさや新鮮さがまだあるところが魅力の1つだ。

リーダー・北川悠仁の常に新しいことに挑戦していく姿勢は、見ていて気持ちいい。トレンドを意識した楽曲制作、音楽に留まらず多方面での活動を積極的にしていることが、いつまでも新鮮さを保つ秘訣なのかもしれない。
それとは反対に、サブリーダー・岩沢厚治の気取ることのないキャラクターが、デビュー当時から変わらない空気を出している。年齢を重ねても綺麗な高音が出ることが凄い。彼らはまさに、2人そろってこそのアーティストである。
北川はメッセージ性のあるキャッチーな曲を作るし、岩沢は日常のことや言葉遊びの曲を作る。何枚も出しているアルバムも、メッセージ性のある曲と言葉遊びにクスッとなる曲、両方が入っていて飽きずに聴くことができる。

何より1番の魅力は、2人が音楽を愛し、ファンを愛しているのが伝わるライブである。観客を巻き込みながら進むライブは、約2時間半があっという間に過ぎてしまう楽しさがある。誰よりも騒ぎ楽しんで笑っている2人を見ていると、幸せな気持ちになれる。