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go-1010072690403270945091のレビュー・評価・感想

サヨナラまでの30分
10

30分の間だけ入れ替わる

亡くなったはずのミュージシャンのアキ。
しかし、彼は自分残したカセットテープを再生する30分だけ、颯太の身体を借りて、この世に蘇ることが出来る。
アキが死んでバンドは解散し、恋人のレナはピアノを辞め、アキとの思い出に苦しんでいた。
30分だけこの世に戻ってこれる、という発想が面白い。
身体を貸している颯太も、アキの影響を受け、音楽にのめり込んでいくのだ。
未練を残してあの世には行きたくない。
そんなことを強く感じさせる映画だ。

彼女(映画)
8

LGBTを特別なものとしない、リアルで冷たくて温かく、新たな価値観を生み出した作品。

Netflixオリジナル映画「彼女」について紹介する。
この映画は、性別の違和感などをまるで感じさせない、主人公の深い愛情が描かれる名作品である。そしてこの作品は18禁で、暴力的や性的表現を含む映画であり、Netflixだからこそ描くことができたリアルで切実な物語を描いているという部分が魅力の理由だ。
美容クリニックの医者として働いていた、主人公レイがある日、殺人を犯す。というところからストーリーは始まる。
殺人の動機は、DVをしていた夫から七恵を守るためであり、七恵はレイが片思いをする相手だった。だが、七恵は異性愛者であり、レイは学生の頃からの七恵への片想いを叶える事はなかった。そして、殺人をきっかけに10年越しに再会する。
LGBTについては、寛容になりつつはあるものの、日本ではまだ珍しいものである。
セクシャリティに愛情の深さは関係なく、特別ではないのだというメッセージが込められている。愛の形に決まりはなく、不自然なことでは決してないのだ自然と思わせる魅力がある。
今後の映画界において、LGBTの認識に大きく影響を与えた映画と捉える事ができる。
「彼女」は主人公たちの愛情と友情を描く、新感覚な魅力がある。

リトル・ダンサー / Billy Elliot
7

お父さんがいい。

男の子がバレエをやったって全然いいと思いますが、それは地域とか時代とかで難しいところもあるだろうなと思います。ビリーが住んでいるところも、男の子はボクシングをするのが普通というところで、そんなところでバレエをしたいなんていうのは、すごいなと思いました。もちろん、最初は父は反対して、怒っちゃうという…。ひどい話だなと思うけど、でもその気持ちもわからなくはないです。それにこの父親は、ビリーの才能に気が付くと、それを認めないとか、見て見ぬふりするとかはなくて、すごい応援する側に回っていてそこが感動的でした。
お金だってそんなにあるわけじゃないのに、自分の心情を曲げてまでストをやめたりして、金を集めてすごくいい父親です。彼が、ビリーの合格通知を受け取って、笑顔で知らせに走っていったのを見て、すごく感動しました。あの笑顔はまるで自分のことのように喜んでいる笑顔でした。
ダンスシーンも迫力があってよかったです。バレエに迫力というのも変ですが、優雅でありながら、やっぱり男ということで迫力もあるものだったと思います。
みんなが好きなことをすればいい、女とか男とかにとらわれずに好きなことを始めればいいと強く思った映画です。

Undertale / アンダーテイル
9

ゲーム好きの人にこそプレイしてほしい!現代のドット絵ゲーム『UNDERTALE』

2015年、パソコン向けゲームとしてリリースされたゲームソフト『UNDERTALE』。
このゲームはリリースさされるやいなや、そのゲームのある「独特すぎる」プレイ感に虜になったプレイヤーたちが噂をひろめ、一気に大人気ゲームにのし上がりました。
2019年には任天堂switchにも移植され、誰にでも気軽にプレイできる環境を得たことにより、ゲーム配信の定番にまでなっています。

そのゲーム性の「独特すぎる」ポイントは、「誰も殺さなくていい」、ということ。
ゲームのいわゆる戦闘シーンに登場する「たたかう」以外のコマンドは敵モンスターによって異なり、
そのコマンドを選択していくことによって、モンスターとの心の触れ合いや、クスッと笑えるやり取りが繰り広げられてゆきます。

しかしながら単純なほのぼのゲームではなく、相手の容赦ない攻撃を「かわし」続けることによる緊迫感、ハラハラ感は最高です。
コマンド選択+シューティングの要素をミックスした操作感はこのゲームならではです。

そして何より、ストーリーの奥深さ。
UNDERTALEの作者、トビーフォックス氏は、糸井重里氏が手がけた「MOTHER」シリーズの大ファン。
あの名作ゲームのようにキャラクターの言葉1つ1つにしっかり心がこもっています。

決断の時、最後の扉の前で私は、コントローラーを前に倒せなくなってしまいました。
ふと気づくとゲームの中の私とゲームの外の私が気持ちがリンクしていることに気づきます。

RPGをやりこんだ方にこそ、オススメできる名作です。