リトル・ダンサー / Billy Elliot

リトル・ダンサー / Billy Elliot

『リトル・ダンサー』(原題『Billy Elliot』)は2000年にイギリスで公開されたヒューマン・ドラマ映画。スティーブン・ダルドリー監督のデビュー作である。舞台は1984年イギリスの炭鉱町ダラム。父の趣味であるボクシングを習っていた少年は、ある日バレエ教室に出会う。町は炭鉱不況の最中で、父と兄は炭鉱ストライキに参加していた。「男がバレエなんか。」と反対されながらも、少年はますます夢中になる。プロのバレエダンサーを目指す少年と家族と町の人々の物語。

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リトル・ダンサー / Billy Elliot
7

お父さんがいい。

男の子がバレエをやったって全然いいと思いますが、それは地域とか時代とかで難しいところもあるだろうなと思います。ビリーが住んでいるところも、男の子はボクシングをするのが普通というところで、そんなところでバレエをしたいなんていうのは、すごいなと思いました。もちろん、最初は父は反対して、怒っちゃうという…。ひどい話だなと思うけど、でもその気持ちもわからなくはないです。それにこの父親は、ビリーの才能に気が付くと、それを認めないとか、見て見ぬふりするとかはなくて、すごい応援する側に回っていてそこが感動的でした。
お金だってそんなにあるわけじゃないのに、自分の心情を曲げてまでストをやめたりして、金を集めてすごくいい父親です。彼が、ビリーの合格通知を受け取って、笑顔で知らせに走っていったのを見て、すごく感動しました。あの笑顔はまるで自分のことのように喜んでいる笑顔でした。
ダンスシーンも迫力があってよかったです。バレエに迫力というのも変ですが、優雅でありながら、やっぱり男ということで迫力もあるものだったと思います。
みんなが好きなことをすればいい、女とか男とかにとらわれずに好きなことを始めればいいと強く思った映画です。