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go-1007636150834484062818のレビュー・評価・感想

パラサイト 半地下の家族 / Parasite (2019 film)
8

深いお話です

映画「パラサイト半地下の家族」は、至る所に伏線が散りばめられています。そこがわかって見るのと、ただわからないままで見るのとはぜんぜん違ってくるので、何度見ても楽しめる映画でした。韓国の半地下住宅に暮らす貧乏な4人家族が、高台にある豪邸のパク一家に少しずつ侵略していくお話になっています。それが題名パラサイトの意味ですね。この映画に引き込まれてしまうのは、前半にコメディーのような明るい家族で描かれていて、後半にはいつのまにかサスペンス的な怖さで心の中を侵略されていくところです。そういう流れは余計精神的な部分で怖さを引き立てさせました。不思議ですね、前半の明るい部分はかなりの貧乏な日常を描いていますが、後半の不幸な暗い部分は全て豪華な豪邸でのシチュエーションなんです。これを作成している監督の腕の良さが伝わってきます。嫌でも伝わる韓国の格差社会ですね。嵐の日の雨もそこを強調していることがよくわかりました。滝のような勢いで豪雨は高台から低地へ流れる。次の日に、半地下家族はもう家にも住めなくなっているというのに、目の前で豪邸のパク一家は「大した事なくて良かった」とまで言っています。低級家庭の人達がどうなっているかすら知らないのです。そして、鍵となるパク家末っ子の絵。最後の最後で全てが分かりおびえました。ぜひ、意味がわからないままでもわかってからでも楽しめる作品ですので見てください。

終わりのセラフ / Seraph of the End
8

「終わりのセラフ」を見た感想

謎のウイルスが蔓延し、大人が死に絶え、子供たちが残された。その後、生き残った子供たちは吸血鬼という存在に囚われ、まるで家畜のような生活を送っていた。その子供の一人、百夜優一郎は「家族」である百夜ミカエラ達とともに地上への脱出を企てていた。そして計画を実行した結果、百夜優一郎以外の「家族」は皆吸血鬼に殺され、百夜優一郎のみ生き残った。彼は憎悪を胸に吸血鬼を倒すことを誓う物語。
一見復讐劇のように見えるがそれだけではない。このアニメのタイトルにある終わりのセラフや吸血鬼の存在、吸血鬼の討伐を行っている「日本帝鬼軍」、吸血鬼を倒すために作られた武器に宿っている鬼など様々な存在が登場し、これらが全て伏線となっている。アニメではこの真相が全て明かされるわけではないが、ダークファンタジー特有の闇を感じる雰囲気や人間の様々な面だけでなく戦いの中で家族と、そして友人と仲を深めていく様子も描かれているのでチェックしてみるとよい。
今回はアニメの話をしているが、元ネタは漫画、小説になっているため、様々な伏線の意味を知りたい方はぜひその物語を読み解いてほしい。実は漫画も小説もまだ完結しておらず、この伏線が回収され始めたばかりである。今からでもこの物語の行く末を見届けていくことをおススメしたい。

緑黄色社会 / リョクシャカ
10

絶対オススメな透明感溢れる緑黄色社会の音楽たち

みなさんは、音楽バンド「緑黄色社会」をご存知でしょうか?

僕のヒーローアカデミアED『Shout Baby』やドラマ・G線上のあなたと私の主題歌『sabotage』など有名曲も多いので、ご存じの方もきっと多いはず。

そんな緑黄色社会の音楽ですが、なんといってもヴォーカル・長屋晴子さんの透明感溢れる声質が最高!

私が緑黄色社会の音楽に初めて出会ったのは、『Shout Baby』がきっかけでした。どこかシュールな印象の歌詞・曲調でありながらも、長屋さんの透き通った声にどこか切なく涙が溢れ、それ以降緑黄色社会の音楽にどっぷりハマっています。

歌詞もシンプルながら共感を得られるものばかりで、透明感が高く曲の奏でる世界観が実にわかりやすくて聞きやすいロックサウンドとなっています。

アップテンポで乗りやすい『Mela!』は、合唱などで歌うとより世界観が広がり感動モノ!
爽快感が高く、これから新たな旅路に向かって前に進んでいこうと背中を押してくれるような印象の強い『始まりの歌』など、10代・20代の若者たちにはもちろんのこと、悲しみを懐き苦しんでいる年配の方たちにもぜひ聴いてほしい絶対オススメのロックバンドです。