終わりのセラフ / Seraph of the End / 終わセラ

終わりのセラフ / Seraph of the End / 終わセラ

『終わりのセラフ』(おわりのセラフ)とは、日本のダークファンタジー漫画。原作・鏡貴也、漫画・山本ヤマト、コンテ構成・降矢大輔の3人によって描かれている。ライトノベル作家である鏡貴也の初の漫画原作の連載作品。集英社の『ジャンプSQ.(ジャンプスクエア)』にて2012年に連載を開始した。ヴォイスコミック「VOMIC」化、TVアニメ化、小説化、ゲーム化など、メディアミックス展開は多岐にわたる。

go-1007636150834484062818のレビュー・評価・感想

終わりのセラフ / Seraph of the End / 終わセラ
8

「終わりのセラフ」を見た感想

謎のウイルスが蔓延し、大人が死に絶え、子供たちが残された。その後、生き残った子供たちは吸血鬼という存在に囚われ、まるで家畜のような生活を送っていた。その子供の一人、百夜優一郎は「家族」である百夜ミカエラ達とともに地上への脱出を企てていた。そして計画を実行した結果、百夜優一郎以外の「家族」は皆吸血鬼に殺され、百夜優一郎のみ生き残った。彼は憎悪を胸に吸血鬼を倒すことを誓う物語。
一見復讐劇のように見えるがそれだけではない。このアニメのタイトルにある終わりのセラフや吸血鬼の存在、吸血鬼の討伐を行っている「日本帝鬼軍」、吸血鬼を倒すために作られた武器に宿っている鬼など様々な存在が登場し、これらが全て伏線となっている。アニメではこの真相が全て明かされるわけではないが、ダークファンタジー特有の闇を感じる雰囲気や人間の様々な面だけでなく戦いの中で家族と、そして友人と仲を深めていく様子も描かれているのでチェックしてみるとよい。
今回はアニメの話をしているが、元ネタは漫画、小説になっているため、様々な伏線の意味を知りたい方はぜひその物語を読み解いてほしい。実は漫画も小説もまだ完結しておらず、この伏線が回収され始めたばかりである。今からでもこの物語の行く末を見届けていくことをおススメしたい。