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geo11316のレビュー・評価・感想

アイドルタイムプリパラ
9

夢を夢見るユメ少女は神アイドルになれるか?

自分は何者なのか、何をしたいのか、何が得意で何が苦手なのか。
別に履歴書を書く為ではなく、ふとした時に思い、いつまでも気になってしまう事。
子供の頃に抱いた「未来への憧れ」や「将来の夢」をいつの間にか見失い忘れてしまった大人にも見て欲しいアニメ。
それが「アイドルタイムプリパラ」です。
女の子だけが手にできる「プリチケ」と呼ばれる入場チケットを介してバーチャル空間「プリパラ」内に入り込み、アイドルにチェンジしてライブを行う事が出来るというのが前作「プリパラ」でストーリーが進行する世界ですが、
「アイドルタイム~」の主人公・夢川ゆいの住むパパラ宿では女子のプリパラ参加は学園で禁止されライブが出来るのは男性のみという環境で、それでも尚、ゆいは「夢いっぱいのアイドル」になりたいという『夢』をあきらめきれずにいました。
そこにパパラ宿のプリパラを盛り上げるため転校してきたパラ宿の女の子・らぁらと出会うことで彼女の旺盛過ぎる妄想力がパパラ宿の人々を巻き込み、いつの間にか将来への夢をなくしたスポーツ少女・虹色にの、気弱で引っ込み思案の中学生・幸多みちるの2人を巻き込み、その勢いは女子のプリパラ参加を学園長に認めさせやがてにの・みちると3人でアイドルグループ・マイドリームを結成。
前作譲りのナンセンスギャグと美麗なCGを駆使したライブ感満載のストーリーは、プリパラのライブに必要なアイドルタイムを司る精霊・ファララにそっくりな黒い精霊ガァララと妖精パックが起こす騒動が実はパパラ宿の女子がアイドルになりたいという「夢」を無くす直接の原因であり、延いてはプリパラそのものの歴史、そして存亡を揺るがす脅威となる展開は若干駆け足気味ではあるものの、ゆいたちのライブによってガァララやパックが「どうありたかったのか」を思い出し涙するところはこちらも謎の感動を覚えます。

トイ・ストーリー4 / Toy Story 4
4

3が最高だったのに。

ウッディが遊びの主戦場から遠ざかっててかわいそうでした。
子どもというのは残酷ですから、そういうことはあるとは思いますが、ボニーがそんなことするのには違和感があります。
おもちゃを大事にするからとアンディからおもちゃたちを引き継いだのに、そのおもちゃを蔑ろにするでしょうか。
話として、他の生き方もあることを描きたいのはわかりますが、ちょっと乗れませんでした。
自分で作った、人から見たらゴミであるものが、大切なおもちゃになるというのは、共感しました。
そして、ファーキーが自分はゴミだからとすぐゴミ箱に向かっちゃうのもおもしろかったし、昔、何故か物がすぐなくなっていたのは、ゴミ自身がゴミ箱に入っていったからなのかななどと昔を思い出してしまいました。
その後、ウッディは移動遊園地で、怖い女の子人形と対峙し、昔、離れ離れになったボーと再開します。
ボーは好きなキャラだったので、3でいなくなっていて悲しかったです。
ランプの付属品なんだし、子供が大きくなってても家にあってもおかしくなかったのに、なんで退場させたのか謎でした。
おもちゃとして、一つの場所にとどまらず、移動先で子どもたちに遊んでもらう、そういう生き方もありだとは思います。
でも、それはウッディの生き方といえるのかと思ったし、他の仲間たちと離れ離れになっちゃうのも悲しくて仕方ありません。
3で最高の終わり方をしたのにひどいと思いました。

フリー・ガイ
7

トゥルーマン・ショーを見てるみたいだった。

昨日、U-NEXTで配信されていたので見てみました。
主演は「デッドプール」のライアン・レイノルズ。最初はアクションもショボくて、なんかこの映画つまらないな~と思っていましたが、だんだん見ていくうちに、どこかジム・キャリー主演の「トゥルーマン・ショー」のような激アツ展開になってゆき、とても心を動かされました。
なんか主人公のガイが言ってることが普段の自分たちの生活でも言えることだったので、余計共感でき、生きる勇気をもらえました。あと、MCUやスター・ウォーズなどへのオマージュもあり、なんとあの人も出ていました。僕はその点も嬉しかったです。
最初、アクションシーンの撮り方からして、映画「キングスマン」と同じ監督なのかなーと思っていましたが、違いました。なんかアクションシーンの撮り方で、監督が分かるとういうのは映画好きあるあるのように思えます。ただ、U-NEXTで399ポイントを払って観ましたが、そこまで払う価値は正直なかったかなと思いました。でも、コロナ禍でお家時間が多い今ならではの暇つぶしにはもってこいの余興映画だったと思います。皆さんも是非、機会があれば、観ていただきたいものです。ありがとうございました。

イエスタデイ / Yesterday
8

ビートルズはみんなのもの

現代のイギリスだからこそ描ける、青春ドラマの傑作です。主人公がインド系の青年だけれど、ことさらエスニシティを強調するわけでもなく、イギリスの田舎町に住む一人の悩める青年として描いています。音楽が主体のミュージカル的な作品だと思っていましたが、実際には物語に焦点があてられた映画でした。もし、ビートルズがいなかったら、数々の名曲は人々に知られることはなく、それとともにある人々のつながりや思い出もなかったことになります。いくつか印象的なシーンがありましたが、特に二つ。一つは主人公以外にもビートルズを知る人物がいて、彼らが主人公を糾弾するかと思いきや、ありがとうとお礼を言うシーンです。音楽を模倣するのは決して正しいこととは言えないかもしれないけれど、彼らはそれを追求せずむしろビートルズへの音楽に対する愛と喜びを表現して立ち去ります。そこに感動しました。そしてもう一つのシーンは、この映画のクライマックスと言ってもいい78歳のジョン・レノンが登場するシーン。顔がそっくりで特殊メイクがよくできていて、もしビートルズが有名にならなければジョンは生きていたかもしれない…しかも幸せに、と思い胸が熱くなりました。全体的にとても見やすく、ダニー・ボイルらしいテンポの良さで観るものを飽きさせない青春映画です。