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bluelogic_100のレビュー・評価・感想

この音とまれ! / Kono Oto Tomare! Sounds of Life
10

一巻からずっと涙あり。ワクワクあり。

『少年ジャンプ』の漫画の『この音とまれ!』を私はお勧めしたいです。初めて読んだのはLINE漫画でした。
高校生の箏曲部の話なんだけど、主人公は不良で黙ってても存在が目立つ愛。箏曲部の部長の先輩は全然目立たない真面目な生徒。
一見全然関わりがなさそうだけど、愛のおじいちゃんが琴を作っていて、箏曲部もそのおじいちゃんが作った部。人数が少ないから部の存続が危なくて入りたいって伝えても、最初はあることがキッカケで信じてもらえなくて…。

読み続けると、本当にこの漫画に出てくるキャラクターそれぞれの人生があって、感動したりそれぞれ思うことや心打たれることがあります。漫画だから全然音が聞こえないのに、綺麗な絵で表現されてて、そこでぐわっと涙が出てきて泣かずにはいられなくなります。

高校生だから恋愛も出てきます。不器用ながら負けじと練習して少しずつできるようになる様子、感覚で少しやればコツを掴んですぐ弾けるようになる人もいたりします。本当に表情ですごく心奪われるから、高校生に戻りたくなるし、これから何か始めたいなって思うきっかけになる漫画だと思います。

箏曲部の漫画だから自分はあんまり興味ないなって思ってたり、思ったりしても1巻から3巻までせめて騙されたと思って読んで欲しいです。きっと「読んで良かった」「続きが読みたい」となると思います。

イエスタデイ / Yesterday
10

もしも世界からビートルズがいなくなったら?『Yesterday』

売れないミュージシャンのジャックはマネージャー兼幼馴染のエリーに支えながらも夢に限界を感じはじめていた。
そんな時、謎の世界規模の停電が起きる。交通事故に遭い昏睡状態になるジャック。
目を覚ますとなぜが人々の一部の記憶が消えビートルズを知っているのがジャックしかいないという状況になる。
そこでジャックはビートルズの曲を自分の曲として売り出し有名になる。
だが有名になる程自分の嘘がバレるのではと怯えるジャック。こちらまでハラハラドキドキさせられる。
本作の監督は『スラムドッグ$ミリオネア』でアカデミー賞8部門受賞したダニー・ボイル。
ボイル監督はライブシーンは本人が歌うことにこだわったよう。
主人公ジャック演じるヒメーシュ・パテルはインド系イギリス人のコメディ俳優。
映画はこれがデビュー作のようですがかなりの歌唱力!ビートルズの”真似”ではなくオリジナル感が出ていてこれはこれで素晴らしい。
楽曲がほぼビートルズなのは当然ですが、ビートルズゆかりの地が出てきたり、驚いたのが78歳になったジョン・レノンが登場!
もちろん本人ではありませんが本人ではと一瞬思ってしまうほどのそっくりさん。
ビートルズファンはもちろんですが迫力のあるライブ映像などビートルズをあまり知らない方にもおすすめの映画です。

バスキア
8

栄光と悲劇に包まれながら若くしてNYで没した異能の画家の生涯を辿る『バスキア』

『バスキア』は1996年公開のアメリカの伝記映画で、監督・共同脚本・共同作曲はジュリアン・シュナーベルです。本作でシュナーベルは映画監督としてデビューしました。この映画は、米国のポストモダニスト/ネオエクスプレッショニストであるジャン-ミシェル・バスキアの生涯を映画化したものです。バスキアはブルックリン生まれ、壁の落書きに原点を持つコラージュ様式の絵画をカンバスに描き出しました。ジェフリィ・ライトがバスキアを演じ、デヴィッド・ボウイがバスキアの友人であり師であるアンディ・ウォーホルを演じています。その他には、シュナーベルに扮するのはゲリー・オールドマン、詩人で美術批評家ルネ・リカード役にマイケル・ウィンコット、ブルーノ・ビショフベルガー役にデニス・ホッパー、画廊主マリー・ブーンにパーカー・ポウジー、ジャーナリスト役にクリストファー・ウォーケン、電気技師にウィリアム・デフォー。
映画では、バスキアの生涯が若干の虚構も交えて物語られます。トンプキンススクエアパークで段ボールアートで生計を立てていたのですが、1980年代に入ると彼の作品はニューヨークの美術界を席巻し始めます。それはアンディ・ウォーホル、美術ディーラーのブルーノ・ビショフベルガー、詩人であり批評家のルネ・リカード、仲間のアーティストのアルバート・ミロと友人であったことに起因しています。映画は、アーティストとしての経歴の発展を追うと同時に、バスキアに創造の霊感を与えたアーティストであるギナ(クラーラ・フォルラー二)との関係を追います。ギナはバスキアが友人ベニー(ベニチオ・デル・トロ)を伴って訪れるダイナーでウェイトレスとして働いていたのでした。彼らの間に恋が花咲くとともに、バスキアはしばしばヘロインを吸引するようになります。ウォーホルの死と共に、バスキアは名声を獲得しながらもドラッグ摂取癖の孤独に苛まれていることに気づきます。作品のラストシーンでは、1988年8月12日、27歳でヘロインの過剰摂取が原因でジャン-ミシェル・バスキアが没したことが観客に伝えられます。

湯を沸かすほどの熱い愛
10

最高の愛!絶対に面白い邦画が観たい日にも泣きたい夜にも家族で映画を観る日にも!

間違いなく今後語り継がれる邦画の一つです。普段邦画はあまり見ない。という方でも映画好きとしてはマストで観ておくべきと言っても良いと思います。簡単な作品の内容としては、銭湯を持つ家族の母(宮沢りえ)が病気になってしまい余命宣告を受け、自分が生きているうちに娘(杉咲花)や家を出た父(オダギリジョー)などの問題をまとめようとする。というものです。この作品には素晴らしい所がたくさんありますが、出演している俳優陣の演技が本当に素晴らしいです。無駄なカットは一つもありません。俳優が沈黙するカットも少なくないのですが、その時に観れる細かな仕草や表情が、この映画の伝えたい内容に、よりリアリティを増して私達に届けてくれています。勿論映画の内容も素晴らしいです。全体を通して愛について様々な角度から描かれていて、強さや優しさについて愛を通して知り、思い出させられます。個人的には泣いてしまうポイントが4ヶ所程あるので、今日は映画を見て思いっきり泣きたい!という方にも自信を持ってオススメできます。付け足しになりますが、この映画の主題歌を担当しているのが「きのこ帝国」というバンドで、映画の良さを引き出してくれています。映画の音楽
映画を面白くもつまらなくもしますが、この映画ときのこ帝国はベストマッチです。

韻シスト
10

唯一無二のヒップホップバンド、韻シスト!ぜひライブに足を運んで最高のグルーヴに酔いしれて!

オシャレでスタイリッシュ、だけどノリノリで楽しめて最高のグルーヴを体感できるバンド、それが韻シスト。
20年以上のキャリアがある彼らですが、未だに最高傑作を更新し続ける音楽性。激推しせざるを得ません!!
韻シストは大阪出身のヒップホップグループですが、特徴的なのはバンド編成だということ。現在はドラム、ベース、ギターにMCが2人の5人組。
MCの1人BASIはソロ活動も積極的なので、名前を聞いたことがある方もいるかもしれません。
また、楽器隊3人だけでの活動も行っており、その際は「韻シストバンド」と名乗り、バーでしっぽり飲みながらジャズなんかも楽しめるのも韻シストの魅力。
そんな楽器隊がいるからこそ、韻シストはライブが至高!
ジャズやディスコ、時にはロックな音楽に合わせてMCのBASIとsakkonがラップの掛け合いをしたり、さすが大阪人!と思わせる笑えるトークがあったり、しっとり聴かせてくれるバラードなんかも用意してくれているのです。
ライブ中メンバーは服装を合わせて出てくることが多く、そこがまたイケてるポイント。スーツにサングラス、ハットだったり、自身のグッズであるTシャツを身につけていたり、イベントに参加する際はイベントTシャツを合わせていたり。それをみんな素敵に着こなしていて、思わずグッズを買いたくなってしまいます!
まんまと戦略にやられているわけですが(笑)。
毎回ゲストを招いて行われる、韻シスト主催のイベント「NeighborFood」通称「ネバフ」も東京と大阪で開催されています。
また、新譜が発売されれば毎回ツアーも回っています。
最高のグルーヴにお酒がすすむこと間違いなしの韻シストのライブ、ぜひ体感してみてください!

AER Memories of Old
8

飛んでいるだけで楽しい【AER Memories of Old】

このゲームの特徴は主人公が鳥になって、大空を飛べるアドベンチャーゲームです。空を飛ぶだけで楽しいのが魅力で、マップは十分に飛べるだけの広さを持っています。(ただし、別レビューではオープンワールドなどという書かれ方をしますが、従来のオープンワールドのゲームに比べるとそこまで広くはありません。)グラフィックはローポリゴンで少し懐かしさがある印象、最初からどこにでも行ける自由さが良いです。体力の概念がなく、落下ダメージがないので安心して無茶なこともできます。

ストーリーに関しては、日本語訳の品質が少し良くなかったり、石碑で断片的に語られる為、理解するのが難しい部分があるかもしれません。強制的なイベントがなく、ある段階では自由に探索が出来なくなる、といったことがないのもメリットの1つです。謎解きは基本的に屋内が多く、屋内では鳥に変身することができないので、その部分に関しては不満がでてしまう人がいるかもしれません。

大体のクリアまでのプレイ時間は、steamのレビューより平均2〜4時間程度、全実績解除に8〜10時間程度となっているため、値段と比べてしまうとコスパが悪いとも感じられるかと思います。ですが、自由に空を飛ぶ楽しさを実感したいのであれば、おすすめできるゲームです。