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aoiroのレビュー・評価・感想

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム / Spider-Man: No Way Home
10

思わぬ展開にビックリ

マーベル作品の一つに『スパイダーマン』と言う作品があります。アメコミヒーローである蜘蛛をモチーフとした『スパイダーマン』は実写映画で多くのシリーズを出しており、2002年トビー・マグワイア演じる『スパイダーマン』シリーズ、2012年アンドリュー・ガーフィールド演じる『アメイジング:スパイダーマン』シリーズ、そしてマーベル・スタジオが送るアベンジャーズに登場するトム・ホランド演じるスパイダーマンのシリーズとなっております。それぞれのシリーズの登場人物は共通しておりますが俳優は別々になっており、各俳優の演技の違いを見るのも面白いかもしれません。

さて、今回おススメしたいのは『アベンジャーズ』に登場したスパイダーマンの『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』という映画になります。この映画は『アベンジャーズ』に登場するスパイダーマンにスポットを当てた映画となっており、三作品目の映画です。
1作目はスパイダーマンがどうしてアベンジャーズに加入したかを描き、2作目は敵によって秘密にしていたスパイダーマンの正体がピーター・パーカーであると世界中に暴かれてしまう。

この3作目は正体がバレて周囲から理不尽な仕打ちを受け、それを何とかしようとアベンジャーズにいた魔術師Dr.ストレンジに、魔術で民衆の記憶を操作してスパイダーマンがピーターであることを忘れるようにお願いします。
しかし、魔術は失敗。代わりに平行世界からスパイダーマンを知っているヴィラン(敵)達、ドクターオクトパス、グリーンゴブリン、リザード、エレクトロ、サンドマンが彼の元にやってきて襲ってきます。何とか脅威を取り払うことができたピーターは元の世界に戻そうとしますが、ヴィラン達の現状を聞いてこのまま戻せば彼らが死んでしまうことを知ってしまい、それを何とかしようと彼らがヴィランとなった要因を治療して元の世界に送り返そうとします。
しかし、グリーンゴブリンの策略によってそれも失敗。何とかなると思っていたヴィラン達も手を差し伸べてきたピーターの手を振り払い、それぞれまた暴れ始めてしまいました。
そして、唯一の家族である叔母を殺されてしまいます。途方に暮れたピーターは行方をくらまし、友人のMJ、ネッドはDr.ストレンジの魔道具を使って空間と空間を繋げるゲートを使ってピーターを探そうとします。
しかし、ゲートから現れたのはトビー・マグワイア演じるスパイダーマンのピーター(通称ピーター2)と、2012年に公開された『アメイジング:スパイダーマン』のアンドリュー・ガーフィールド演じるピーター(通称:ピーター3)なのでした。
MJとネッドはそんな別世界から来たピーター2人を連れて自分たちの友達であるピーターを探し出し、説得、そして三人のピーターで協力してヴィラン達を治療して元の世界に戻すために戦うことになりました。

同一タイトルとは言え、別の作品からの共演。しかも、当時の俳優をそのままの起用しており、過去作を知っている人からすれば歓喜物でしょう。もともとマーベル作品の世界観は宇宙規模の脅威に対して戦うヒーローを描いているので、何でもアリ。平行世界を題材した世界観ならではの俳優起用だったと思います。
それ以外にも意外な登場人物などもおり、この映画を見た人は熱狂するでしょう。

おじゃる丸
9

大人もまったり癒される

Eテレのご長寿アニメ、おじゃる丸。主人公のおじゃる丸は、ヘイアン町から月光町へ、時空を超えてやってきた“みやびなおこちゃま”です。
アラサーの私は子どもの頃から見ていましたが、大人になった今でも大好きです。それは、登場人物が皆思いやりがあって、素直で、好きなことに夢中だからです。何人かの登場人物が何に対して夢中になっているのかを紹介します。

主人公のおじゃる丸と一緒に暮らすカズマは、「なんでもないただの小石」を集めるのが好きな小学生です。人からどう思われようと、小石に対する想いへ一直線です。
アオベエ、アカネ、キスケの3匹は、小鬼トリオと呼ばれています。エンマ界から、おじゃる丸が盗んだ「エンマ様のしゃく」を取り返すために月光町に派遣されています。このトリオは、しゃくを取り返すためにあらゆる作戦を立てるのですが、そうそう取り返せません。たまに、しゃくを取り返してしまいそうになることがあるのですが、「卑怯な手を使ってはいけない!」と正義感を持って、せっかく手に入れたしゃくをおじゃる丸に返してしまうこともあります。

おじゃる丸は、10分間のアニメの中に世の中の心理が凝縮されています。道徳とかモラルとか、好きなものに対して夢中になる心とか、仕事で疲れて荒んでしまった心にやさしく響く、癒しのアニメです。ぜひ「まったりと」ご覧になってください。

鬼滅の刃 / Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba
10

人間が強くなっていく

この話は家族を鬼に襲われ妹が鬼になってしまうところから始まり、妹を人間に戻すことを目的に情報を集め、鬼を倒す組織・鬼殺隊に入り様々な鬼と対峙していく物語です。最初は妹と二人で旅を始めますが、鬼と対峙する内に共に旅をする仲間が出来ます。それぞれが強烈な個性を持っていて、飽きさせないキャラクターになっています。そのキャラクターたちが現実にもいるような人と重なり、想像力を駆り立ててくれるので応援したくなります。そしてその仲間とともに辛い困難を乗り越え、挫折し成長するところは見ものです。
私が最も面白いと感じ、かつ感動してこの作品を愛している要因が、日頃の自分が抱えている悩み等の励みになる言葉がたくさん出てくることです。その中でも私の心を打ったのは「一つ壁を乗り越えてもまた壁が出てくる」というセリフです。これを見た時今まで漫画を読んだ中で一番感動したのを覚えています。自分が経験した苦労、進行形で苦労していることへのやる気を駆り立ててくれるものでした。この作品を読むと自然とやる気に満ち溢れてきます。私個人は漫画をそこまで読むほうではないのですが、今までで一番楽しい、自分を奮い立たせてくれる等の経験が出来る漫画に初めて出会えました。