大人もまったり癒される
Eテレのご長寿アニメ、おじゃる丸。主人公のおじゃる丸は、ヘイアン町から月光町へ、時空を超えてやってきた“みやびなおこちゃま”です。
アラサーの私は子どもの頃から見ていましたが、大人になった今でも大好きです。それは、登場人物が皆思いやりがあって、素直で、好きなことに夢中だからです。何人かの登場人物が何に対して夢中になっているのかを紹介します。
主人公のおじゃる丸と一緒に暮らすカズマは、「なんでもないただの小石」を集めるのが好きな小学生です。人からどう思われようと、小石に対する想いへ一直線です。
アオベエ、アカネ、キスケの3匹は、小鬼トリオと呼ばれています。エンマ界から、おじゃる丸が盗んだ「エンマ様のしゃく」を取り返すために月光町に派遣されています。このトリオは、しゃくを取り返すためにあらゆる作戦を立てるのですが、そうそう取り返せません。たまに、しゃくを取り返してしまいそうになることがあるのですが、「卑怯な手を使ってはいけない!」と正義感を持って、せっかく手に入れたしゃくをおじゃる丸に返してしまうこともあります。
おじゃる丸は、10分間のアニメの中に世の中の心理が凝縮されています。道徳とかモラルとか、好きなものに対して夢中になる心とか、仕事で疲れて荒んでしまった心にやさしく響く、癒しのアニメです。ぜひ「まったりと」ご覧になってください。