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anukenのレビュー・評価・感想 (2/2)

スプラトゥーン2 / Splatoon 2
9

前作からより面白くなったスプラトゥーン2

スプラトゥーン2(以下スプラ2)は前作スプラトゥーンの基本的な部分はそのままに、前作から様々な調整がされたり、新しい武器が追加されより面白くなっている。
スプラトゥーンシリーズはシューティングゲームが苦手な人でも地面を塗ることでチームに貢献できのが魅力で、スプラ2においてもその魅力は顕在である。初心者でも楽しめ、上級者は激しい攻め合いができる奥の深さも魅力的である。
スプラ2では前作のスペシャルが一新されたり、一部のギアが見直されたりして、前作より塗りやチームワークが重要になっていると言える。
更に新モードのサーモンランでは、迫りくるシャケを倒しイクラを運ぶことで、報酬としてギア等を手に入れることができる。
戦いに疲れた時に気分をリフレッシュできるモードが追加されたおかげでより長く楽しめるようになっている。とはいえやはりメインは対戦モードだと思う。
前作から大きくゲームシステムが変わったわけではないが、前作で少し疎かになっていたチームプレイや塗りという、スプラトゥーンの本質と言っていい部分が、2ではより重要になっている。

初心者でも楽しめるゲーム性でありながら、やり込めば底知れない奥の深さを楽しむことができるため、スイッチを手に入れたなら是非おススメしたいゲームだ。

文豪ストレイドッグス / 文スト / Bungo Stray Dogs
9

文豪たちが異能力を使って戦う話。

タイトルの通り、文豪たちが異能力を使って戦う話です。
主人公は、中島敦。彼が入ることになった探偵社に所属していたのは、太宰治や与謝野晶子。敵味方問わず有名な文豪たちがたくさん出てきます。この漫画を読んでいて、気になった文豪の本を読んだりするのも楽しいです。また、絵がとても綺麗で、アクションシーンには迫力があり見入ってしまいます。
中島敦には、暗く辛い過去があり、それを少しずつ乗り越えていきます。敦がとても悪い人だと思っていた人が本当はそうではなかったりなど、先が読めないストーリーに引き込まれます。
個人的には、樋口一葉の恋の行方が一番気になります。彼女は上司の芥川龍之介を振り向かせることができるのでしょうかか…。
スマホゲームや、アニメ化、舞台化、映画化、文豪ゆかりの地にある資料館やカフェとのコラボもされて、これからもっと人気が高まっていくと考えられます。グッズもたくさん出ていています。
ただ、ファンに腐女子が多いのが辛いです。pixivなどで検索しても、出てくるイラストは腐向けばかり…。公式もそれに応えるように、腐向けすれすれのグッズを出してきたりするので、耐性がない方は注意が必要かもしれないです

遊☆戯☆王5D's / 遊戯王5D's / Yu-Gi-Oh! 5D's
8

融合の2番目に好きなシンクロ。

このアニメは2008年に放送されていた、遊戯王シリーズの3作目です。
主人公も前作「遊戯王デュエルモンスターズGX」の遊城十代から不動遊星にバトンタッチされました。
舞台は初代「遊戯王デュエルモンスターズ」の数年後の未来です。ちなみに、不動遊星はシリーズ史上、最もクールで頭が良いい主人公です。デッキの内容はモンスターの攻撃力が非常に低いカードが多く、一見不利なデッキに見えますが、この時、新たに導入されたシンクロ召喚で攻撃力が高くなるという戦略が注目を浴びました。
この時のデュエルはバイクに乗って「ライディング・デュエル」するという対戦方法でした。専用バイク・Dホイールというデュエルディスクを使った最新式の対戦です。この場合、普通の魔法カードは使用できず、専用の魔法カード「スピードスペル」と、フィールド魔法「スピードワールド」を使うことになっています。このアニメの見所は、遊星のエースモンスター「スターダスト・ドラゴン」というシンクロモンスターが登場する場面ですね。召喚されるシーンも綺麗ですし、華麗に舞うスターダストは輝いていました。
このアニメを見て僕はシンクロが好きになってしまいました。シンクロモンスターまでは、パックやカードショップで買うこともあります。ライディングデュエルはバイクに乗ってデュエルをするので、さすがに危ないと思いますし、実際はできませんね。その世界観は想像以上に広いので、遊戯王はここまで進化しているんだなと思いました。

ザ・フライ
3

気持ち悪さのトラウマ映画最高級

デヴィッド・クローネンバーグの最高傑作だと論じられる映画。
私からすると一般的な最高傑作だとディスっときます。それだけ私にトラウマを与えたクソ映画です。今でもこんな映画、気持ち悪くて見たくもないです。こんな表現は現在の映画では作成できないです。大人の事情的に。あまりにグロテスクな映画なんです。
「ザ フライ」ってもともとは1986年以前からあったものを、クローネンバーグ監督が1958年の「ハエ男の逆襲」をリメイクして作った作品です。ハエ男の逆襲でも気持ち悪いのに、それ以上に気持ち悪い。人間からハエ男になっていく過程をいちいち映像化するなと思います。
私が子供の頃、日曜洋画劇場で複数回再放送されてました。その再放送のCMも今では流せれないくらいの気持ち悪さです。具体的に気持ち悪かったのは、ハエと同じようにご飯を食べるときに消化液を口から出して食べるところ。また、鏡を見ながら自分の身体から取れていく部分を収集している。すでに人間の感覚がなくなっていきます。彼女とテレポッドに入って合体しようとしてるなんてありえないです。その辺りで顔が崩れてハエの顔になっていくなんて気持ち悪くて。一般的にはこれが最高の恋愛映画って言われてますが、私は無論アンチです。

We Are X
10

挫折と苦難の先で掴んだ光…「X」それは無限の可能性。

現在定期的にワールドツアーを敢行するなど、精力的に活動を続ける、日本が世界に誇るロックバンド・X JAPAN。しかし、その道のりは決して平坦なものではなく、挫折と苦難の連続であった。
「WE ARE X」は、リーダーでありX JAPANのほとんどの楽曲の作詞・作曲を手がけるYOSHIKIの視点を中心に、2014年に「ロックの殿堂」の1つと言われるニューヨーク・マディソンスクエアガーデンで開催されたライブが成功するまでを追ったドキュメンタリー映画。ついに念願の世界進出を果たした彼らだったが、そこにたどり着くまでにはYOSHIKIの父の自殺、X JAPANを心から愛し、母親的な存在だったHIDEの急逝、初期ベーシストTAIJIの死、ボーカリストTOSHIの死、そして1997年のX JAPANの解散…と、想像を絶する挫折と苦悩の連続だった。しかしある日YOSHIKIに転機が訪れる。それは天皇陛下即位10周年を記念した奉祝曲の作曲の依頼だった。壊れかけた心を奮い立たせ、作曲した奉祝曲「Anniversary」を国民祭典の場で演奏し、YOSHIKIは「ステージこそ僕の立つ場所だ」と気持ちを新たにする。
そしてボーカリストであり、親友のTOSHIとの奇跡の再会の時が訪れる。10年近く口をきくこともなかった二人を繋いだのは、YOSHIKIが亡きHIDEを想い作曲した楽曲「Without You」だった。
奇跡の曲が二人を再会させた時、止まっていたX JAPANの時計が、再び動き出した。
挫折と苦悩からの再生の物語…YOSHIKIは語る。「過去を明るいものにするか、とても暗いものにするかは、未来が決める」と。
これはX JAPANの物語であり、現代に生きる全ての人々の物語でもあるのだ。

銀河英雄伝説 / 銀英伝 / Legend of the Galactic Heroes
8

銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE

銀河英雄伝説 DIE NEUE THESEは、田中芳樹さん原作の小説を攻殻機動隊などを手掛けたProductionI.Gがアニメ化した作品です。
この作品は、銀河帝国に現れた戦争の天才ラインハルト・フォン・ローエングラムと、自由惑星同盟に現れた不敗の魔術師ヤン・ウェンリーという二人の英雄を中心とした銀河の覇権をめぐるスペースオペラです。
この作品はラインハルトとヤンが魅せる人間性と、戦闘が見どころです。しかし、作品にはラインハルトとヤン以外にも魅力的な人物が数多く登場します。その人物達がどんな想いを抱き、長く続く銀河帝国と自由惑星同盟間の戦争へ赴くのかも見どころの一つです。きっとこの作品を見終わった頃には惹かれる人物が見つかるのではないでしょうか。
銀河英雄伝説は過去に一度アニメ化されており、大変多くのファンを持つSF作品です。
しかし、今回の銀河英雄伝説 DIE NEUE THESEは前回アニメ化されたものとは大きく違います。一見すればリメイク作品に見えますが、ストーリーそのものは原作である小説が同じである為ほぼ同じである以外、キャラクターのデザインや登場する艦船は全く別物です。単純に前回アニメ化されたものとは比較できない内容になっています。
新たに作られた銀河英雄伝説がどんな歴史を魅せてくれるのか楽しむのもいいのではないでしょうか。