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anika-111のレビュー・評価・感想

チェンソーマン / Chainsaw Man
10

今大人気のチェンソーマンを見よう!

幼い頃に両親を亡くして借金を背負わされ、ヤクザの依頼を受けてデビルハンターをしながら、貧しい人生を送ってきた主人公。ご飯はパンだけ。風呂も入れず、穴だらけのトタンの家で暮らしています。ヤクザから仕事を貰えるのですが、手数料を取られて、自分の懐にはほとんど入ってこない。そんな生活を続けています。
両親が亡くなったとき、近くにチェンソーの悪魔がいました。最初は人間を嫌って威嚇していた悪魔ですが、怪我をしていたため、主人公が血を吸わせてあげると、警戒心を解き仲良くなることができました。そこから、主人公とチェンソーの悪魔は仲良くなり、とても信頼できるパートナーになりました。
デビルハンターとして生活をして、ヤクザから悪魔の駆除依頼を続けている毎日。そんな日に突然、ヤクザのボスから悪魔駆除の依頼が入り、いつものように現場へ向かう主人公。現場へ行くと別の悪魔がいて、たくさんの人々がゾンビ化されていました。主人公と相棒のチェンソーの悪魔が戦いますがあっけなく敗れ、ゴミ箱に捨てられます。絶命しそうな中でチェンソーの悪魔と契約が行われ、主人公の体の中にはチェンソーの悪魔が宿り、急激にパワーアップして敵を倒していきます。
そこから、いろんな悪魔や仲間と出会い、主人公が成長していく王道のバトル漫画です。

イエスマン “YES”は人生のパスワード / Yes Man
10

イエスマンを観て、次の日にイエスマンになりました。

『イエスマン』は、宗教のような映画です。
「自分の人生…なんかつまんないな~」「いいこと起こらないかな~」と思っている方には、グサッと刺さります。
グサッと刺さった後に、「明日から楽しい人生が送れるかも!」と思えます。
ほんとに宗教っぽいですが、この映画にはそのくらい不思議な力があります。
僕が実際そうでした。
大学4年生、就活をしていた時に『イエスマン』を観ました。
『イエスマン』を観る前は、「就活ツラすぎ…働きたくないのに、なんでやりたくないことのために頑張らないといけないの…なんか楽しいことないかな」と少し悩んでいました。
しかし、映画鑑賞して次の日には、「明日からなんか人生楽しめそう!」と思えるように。
そんな生きる力をくれた『イエスマン』。
何が凄かったのか考えました。
それは2つありました。
1つ目はストーリーです。
主人公は、人生において、選択をいつも「NO」にしていたイケてないサラリーマン。
そんなサラリーマンがあるきっかけで、何事も「YES」と言わなければ呪わることに…。結果的に、そのサラリーマンの人生が面白いよう転がっていく話というです。
このストーリーが、リアルなようで、非現実的。でも少し自分に重ねられる部分がいくつもありました。
悩んでいる自分をこのサラリーマンに投影させることで、自分も良い人生を送れるようになるかもと思えるようになりました。
2つ目は、主演のジムキャリーの演技力です。
ハリウッドスターのジムキャリーの演技力が、ストーリーに入りこませてくれます。
ジムキャリーが演じたのは人生がつまんなそうなサラリーマンでした。ジムキャリーの演技が自然だったので、「あ、これ今の僕に近いかも…」と僕は感情移入ができました。
以上の事から、僕はこんな人にイエスマン』をおすすめしたいです。
「自分の人生…なんかつまんないな~」「いいこと起こらないかな~」と思っている方…必見!

シン・ウルトラマン / Shin Ultraman
8

新しい特撮映画

『シン・ウルトラマン』は特撮映画に興味がない、見たことない映画ファンにこそ、ぜひ見てほしい。
筆者は『シン・ゴジラ』が大変好きで、庵野監督のその他の作品も好きである。
今回も庵野監督だから見に行ったのが正直で動機であり、特撮映画自体はまったくと言っていいほど興味がなかった。
特撮は、背景やジオラマが嘘に見えてしまい、そればかりに目が行き、話そのものになかなか意識を向けれない点が苦手な理由であった。
しかし、映画のはじめからジオラマ全開でありにも関わらず映画の没入感がすごく、違和感なく楽しめた。
特撮のセットに気合を入れていたというのもあるだろうが、一番はテンポの良いシーンの編集と庵野監督らしいアングルカットである。
その代表的なシーンの1つに怪獣視点でウルトラマンを追い詰めるシーンがある。
これはかなり印象的である。怪獣とウルトラマンと2つの対比を延々と見せる単調になりがちなバトルシーンがとても迫力のあるシーンになっており、かなり好感をもてた。
またストーリーの展開とあわせてカット数もかなり多く、邦画にありがちなダラダラ感はまったく感じさせずテンポよくストーリーが進むのもかなり好感を持てた。
特撮映画が苦手という方は、ぜひ『シン・ウルトラマン』で新しい特撮映画を体験してほしい。

百万円と苦虫女
8

自分探しの逆を行く、青春逃避ロードムービー

地味で物静かな21歳フリーターの鈴子(蒼井優)がひょんなことから前科持ちとなってしまうところから物語は始まる。実家に居づらくなってしまった鈴子は「百万円貯まったら家を出て行く」と宣言し、自分のことを誰も知らない街へと一人移り住む。初めは海辺の町へ、そしてまた百万円貯まると山あいの村へ、その次は地方都市へ。人との関わりに疲れて逃避する鈴子が、移り住むたびにさまざまな人と関わりながら少しずつ成長していく青春ロードムービーである。

見どころは主人公を演じる蒼井優がかもし出す独特の空気感。「フラガール」で日本アカデミー賞の最優秀助演女優賞と新人俳優賞をはじめ多くの賞を受賞している彼女は、派手ではないが役によって見た目や雰囲気が全く変わる演技派女優だ。物静かなように見えて情熱的で不器用な鈴子の繊細さは、彼女の演技と柔らかな独特の雰囲気にとても合っている。

「自分のことを誰も知らない場所に住んでみたい」
人の悪意や煩わさに触れ、そう願った鈴子の心情に共感する人も多いかもしれない。
不器用に右往左往している鈴子が可愛らしく思いつつも、知らない土地を一人で転々とするところは逞しさを感じる。
また、移り住むたびに出会う人たちも個性的で魅力ある人物ばかりなのも見所である。

ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣
4

おすすめはできません

これまでにもファイアーエムブレムはいくつかプレイしていましたが、今回その原点となる作品について知りたいと思いこちらを購入しました。
本作は1990年にファミリーコンピュータで出た暗黒竜と光の剣をDSでリメイクしたもので、基本的なシナリオは全て原作のママですがリメイクで追加されたキャラクターについては新たに追加された外伝で加入するという形をとっています。
この外伝に進むための条件が問題で、多くの仲間がロストしていなければ出現しないということになっているのです。
つまり新たに追加されたキャラクターを加入させるには既存の仲間を意図的に殺さなければならないのです。
昔cmで歌い上げられたシリーズの理想「誰一人と死なせはしない」とはなんであったのでしょうか。
本作はその他にも多くの問題を抱えておりその中の一つに難易度設定の適当さがあります。
本作は難易度を6つから選択できますがそれで変わるのは敵の能力のみで他のシリーズ作品で見られた増援の増加や敵兵種の変更といった熟練のプレイヤーをも唸らせる変更といったものはないのです。
このように作品には大きな問題がありますが一応本作の本シナリオは原作の壮大な世界観を丸ごと再現しているので全くやる価値のないゲームというわけではないと思います。