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Uzureichのレビュー・評価・感想

トモダチゲーム
8

友情か金か、頭を使って読む漫画

次はどうなるのか、いったい誰が味方で誰が裏切り者なのか、ワクワクしながら一気に最新刊まで読み進めてしまった漫画。

この漫画は、主人公の高校生・片桐友一とその友達が、友情を試されるトモダチゲームに巻き込まれて、友情か金か究極の選択を迫られる中で、騙し、騙されあいながらゲームをクリアしていく物語である。

この漫画の一番面白いところは、登場人物のキャラの濃さだと思う。主人公を含め、その友達も皆、何らかの過去や秘密を抱えている。また、トモダチゲームに参加する様々なキャラがいるが、どのキャラにもバックボーンがあり、それがゲームにも深く関わっていたりするところが面白い。
また、漫画の中でいくつかゲームを行っていくが、実際に主人公や他の登場人物の視点に立って漫画を読んでいくので、漫画のキャラと同じように頭を使って勝つための方法を考えたり、思わず「そうだったのか!」と騙されてしまうような気持ちにもなったりした。中には、ごり押しで勝負に勝ってしまう場面もあり、少し残念ではあったが、次はどうなるんだとドキドキしながら楽しんで読むことができた。

敵味方が入り乱れ、今後主人公やその友達はどうなるのか続きが気になる、楽しみな作品である。

アナスタシア / Anastasia
10

ディズニー作品の中でも随一の素晴らしい楽曲

ディズニー映画と言えばミュージカル調になっており、幼い頃に見ても十分に楽しめる上に簡単に受け入れられる作品になっているかと思います。しかしそんなディズニー作品を見て育ってきた方々でも大人になると何故かミュージカルは「突然歌い出すからよくわからない」というような思いを抱いてしまうものです。
ディズニーの舞台化されているものと言えば劇団四季を思い浮かべる方が大半かと思いますが、実はこちらのアナスタシアは劇団四季ではなく東宝ミュージカルと宝塚歌劇団で舞台化されているんです。ご存知でしたでしょうか。東宝ミュージカルではドラマでも見かけたことがあるかと思いますが主演に葵わかなさん、そしてミュージカル界ではご存知木下晴香さんが大抜擢。さらには各界で有名な山下耕史さんや堂珍嘉邦さん、元タカラジェンヌである朝海ひかるさんや麻実れいさんなど蒼々たる顔ぶれ。これだけでミュージカル好きの方であればかなりの大作であることが窺えるかと思います。
ミュージカルに馴染みがない方でも楽しめる要素と言えば、このアナスタシアはロシアの話になるのですがお衣装がそこまで豪華とは言えないまでも荘厳で綺麗なものばかり。目で見て楽しむには十分なものかと思います。既に東宝ミュージカルは公演が終了していますが、近々宝塚歌劇団宙組にて同名作品が上演されます。東宝ミュージカルを見たことがある方でも、宝塚歌劇団となると演出が若干変わってきますので是非チェックされてみてください。

スプラトゥーン2 / Splatoon 2
9

子供のゲームと思いきや家族皆んなで楽しめる(^^)

スプラトゥーン2 は子供の誕生日に任天堂スイッチを購入した際に買ったソフトです。
子供が、楽しんでいるのを見て私も試してみようと思い、コントローラーを手に取りました。初めは自分が子供の頃遊んでいたファミコンのコントローラーとは違い、かなり指を動かすところも増えており、頭と指先が上手く連動しないと言う経験をしました。ですが、このスプラトゥーン2 はそんなことを易々と乗り越えれるくらい、40歳にもなる私が夢中になれるゲームだったのです。
ゲームの内容はいわゆる陣取りゲームで4人1組のチーム戦で戦う方式です。たくさんペンキで色を塗った方が勝ちなのです。
後はガチバトルという種類の違うゲームがランダムに時間によって用意されていて、その名のとおり本気で取り組む人達ばかりでチームを組み皆んなのチームプレイによって相手チームを倒して行くのです。ここで同じ目標に向かって戦った人達とフレンドになる事もできます。武器や服装なども色々な種類があり、より人よりcoolなコーディネート、強い武器をカスタマイズする事も出来ます。
とにかくゲームなんて面白くないと思っている方でも一度試してもらいたい!間違いなくハマってしまう事でしょう。

桜蘭高校ホスト部 / Ouran High School Host Club
8

非現実的な設定の中にあるユニークさがたまらない学園ラブコメディ

舞台は超がつくほどのお金持ちの御曹司や令嬢が集まるとある学園。そこにはお金持ちの御曹司である頭脳明晰で眉目秀麗な男子高校生が、やはりお金持ちの令嬢である学園内の女子高校生をお茶と甘い言葉を織り交ぜたトークでおもてなしする、通称“ホスト部”があります。
そこへ、特待生枠で入学した成績優秀な一般庶民の女子高生である主人公が入部します。“ホスト部”である以上、主人公が女の子であることは部員以外には内緒です。そんな裏使命のあるホスト部の部長は、指名率NO1を誇る甘いマスクと困っている人を見たら助けずにはいられない優しさを持っているけれど、ちょっとナルシストでかまってちゃん気質のイケメン男子。ちょっとうざいけどどこか憎めない部長を中心に、ホスト部は周りで起こるちょっとした事件や学園内の生徒のお悩みや問題をこっそり(?)解決するべく奮闘します。
そんな日常を通して、彼らが何を見て何を思うのか?自分や周りの人との付き合い方、自分の将来、価値観…そして、主人公と男子部員の恋模様は…?
20代後半女性が、中学生から高校生にかけてハマって読んでいたものですが、人生で誰もが経験する悩みに向き合って成長していく彼らの姿には心ゆすぶられるものがあり、大人になってから読んでもおもしろかったです。
主人公は同年代と比べると現実的でちょっと冷めた女の子です。彼女を取り囲む中心人物はそれぞれが濃いキャラを持ったイケメンたちです。そんな彼らのキャラも手伝って、ストーリーには思わずクスッと笑ってしまうユーモアがたっぷりです。主人公ハルヒと男子部員の温度差のある掛け合いは、この漫画の最も魅力的なユーモアで気に入っています。
多くの魅力が詰まった、幅広い世代に受け入れられる作品だと思います。ドラマやアニメ化もされましたがやはり私は原作の漫画推しです。お気に入りキャラに理想の声でアテレコ出来ます!