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Tada_no_hitoのレビュー・評価・感想

鬼滅の刃 / Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba
8

アニメ鬼滅の刃のおすすめレビュー

私が好きなアニメは、ジャンプの人気漫画「鬼滅の刃」のアニメ版です。
漫画ももちろんおすすめですが、アニメ版は原作のストーリーに加えて見ごたえのある箇所を含むためアニメ版をご紹介させていただきます。

おすすめする理由の1つは、漫画版の良いところを忠実に再現しているところです。
漫画版に関して、読者からは子供でもわかりやすい内容でありながら、日本の歴史を忠実に描いているとの声があります。
物語の舞台は大正時代で、悪事を働く鬼を刀で倒すという大筋の物語以外、遊郭や列車、西洋の館など当時実際に存在していたものを細かく描写してます。
これらをアニメは映像とBGMなどを使って事細かに再現していて、アニメオリジナル描写なども原作に配慮したものになってます。
さらに映像の美麗さと、漫画で書かれたちょっとした小ネタやさりげない描写も多く、ファンでさえも「制作陣を休ませてあげてください」と労うほど完成度が高いものになってます。

もう1つは声優さんが豪華且つキャライメージに合っているところです。
竈門炭治朗役の花江夏樹さん、富岡義勇役は櫻井孝宏さん、胡蝶しのぶ役は早見沙織さんなど主要人物に名の知れた声優さんをあてています。
ですが、ただ主要人物に有名声優さんのみ起用するだけでなく、そのキャライメージにマッチした声の人を鬼滅の刃ではしっかり選んでいます。

この2つの理由から原作ファン、新規で見る人どちらにも安心して見れるアニメだとアニメを見てるだけで感じます。
まだ視聴してない方はぜひおすすめしたいアニメです。

チェンソーマン / Chainsaw Man
10

漫画の到達点

2019年、週刊少年ジャンプに突如として異端が現れた。その作品名は『チェンソーマン』。
ジャンプ漫画らしい分かりやすさと大人向けの芸術性を秘めた本作品は、次々と愛読者が増え歴史に残る傑作と呼ばれるまでになった。
まずストーリーだが、大筋はとてもシンプルでとっつきやすい。
悪魔が蔓延る世界で借金まみれの生活を送る主人公・デンジ。デンジは様々なトラブルに巻き込まれながら、持ち前の単純さと彼にしかない特別なパワーを使って窮地を乗り越えていく。おそらく漫画をある程度読んだことのある人ならば、すぐにストーリーを把握できるだろう。
しかし、ジャンプ漫画として異質な点が一つある。それは主人公がダーク寄りという点だ。ダークと言っても知的でクールな感じではない。デンジは超が付くほどのストレートなバカなのだ。
彼の行動する理由はいつも驚くほどシンプル。その清々しさは他の漫画主人公にはない魅力と言えるだろう。
もう一つチェンソーマンを語るうえで外せないのが「表現力」だ。
コマ割り、絵の魅せ方、静止画とは思えない画力…。そう全てがハイレベルでまとまっているのである。
漫画という表現方法の到達点と言ってもいい作品だ。普段漫画を読まない方にもぜひオススメしたい。

新宿スワン / Shinjuku Swan
5

歌舞伎町スカウト物語

新宿歌舞伎町。貧乏で金のない無職の男が、見知らぬ男(マコさん)に飯をおごってもらったことをきっかけに、スカウト会社バーストへ入社することから始まる新宿歌舞伎町のスカウト物語。
本来ならスカウトマンになる話は断ってもよかったのだが、マコさんは男の白鳥タツヒコからみてもかっこよく、クールでミステリアスな雰囲気を醸し出しているため、その姿に見惚れたタツヒコはスカウトとして働くことを決意する。
主人公のタツヒコは喧嘩が強いが不細工、貧乏でまったく女にモテないというキャラだが、他のスカウトマンの誰よりも熱いハートをもち、優しい純粋な心を持っている。
自分の利益よりも女のことを考えて仕事をするため、常に稼げず貧乏だが、その純粋な心にスカウトをした女は不思議な魅力を感じ、信頼関係を築き上げていく。
部下や上司問わず気に入られる愛嬌があり、スカウト会社でも愛されるキャラとしてうまくやっていくタツヒコ。
しかし、上司であるマコさんには常に謎めいた描写があり、その謎は物語の終盤になるまでわからない。
ストーリーが進んでいくにつれ明らかになるマコさんの目的。
その過去が明らかになっていき、ラストは衝撃的。
主人公のタツヒコよりも、その上司のマコさんに感情移入をしてしまう作品かもしれません。

フルーツバスケット / フルバ / Fruits Basket
8

【青春アニメ好き必見】フルーツバスケット

「フルーツバスケット」は1998年から2006年まで連載した大人気少女漫画が原作のアニメ。
実は2001年にテレビ東京系でTVアニメ化されていた。しかし放送当時は連載中で、アニメ続編も作られていなかったが、18年の時を経て、2001年版のキャスト・スタッフを一新して、全編テレビアニメ化。2019年4月よりseason1が放送され、2020年4月よりseason2が放送開始した。
あらすじは本田透は都立海原高校に通う女子高生で唯一の家族だった母親を事故で亡くした。
小山で一人テント暮らしをしていた。しかしそのテントを張った場所は、同級生の草摩由希の一族が所有する土地だった。
何とか敷地内でのテント暮らしを許可してもらおうと交渉していた時、土砂崩れでテントも失ってしまったが、それがきっかけで由希が暮らす同じ一族の草摩紫呉の家に居候することになった。
居候初日、透は草摩一族の秘密を知ってしまう。彼らは代々十二支の物の怪憑きで、異性に抱きつかれると憑かれた獣に変身してしまうという体質だった。
草摩一族の体質の謎、透と由希やほかの十二支の物の怪憑きのふれあいなどに注目。
青春アニメ好きな方やファンタジーが好きな方にお勧めのアニメ。

ラブライブ! / Love Live!
10

最高の青春アニメ!!

生徒数が年々減り、廃校寸前に追い込まれた音ノ木坂学院で、学校を有名にして入学希望者を増やすためにスクールアイドルを始める9人の女の子たちのお話。
「ラブライブ」という、スクールアイドルたちが集う大会での優勝を目指している。
でも最初から簡単にメンバーが集まったわけではなく、それぞれが抱える悩みや過去のトラウマなど、そういうものをひとつひとつ丁寧に解決していって、それでやっと全員がスクールアイドルになる決意をする。
そのため9人がメンバーとして揃うまでの間にも数々のドラマがあり、たくさん辛い思いをしてやっと最初の一歩を踏み出したアイドルだからこそ全力で応援できる。引っ込み思案だけどアイドルに憧れ続けた子、自分には向いてないと言って勇気を出せない子、そして責任感が強すぎて時には空回りするリーダー。メンバー全員にそれぞれ焦点を当てたお話があるので、きっと全員のことを好きになれるはず。
でも「ザ・青春!」というシビアな部活シーンだけじゃなく、放課後や休日のゆるくて可愛いシーンも結構あるので、日常系アニメが好きな人でも楽しめる。
そしてストーリーももちろん感動的だが、劇中歌もめちゃくちゃ素晴らしい。作詞は全て畑亜貴さん。アイドルらしいキラキラしたメロディーの中に、夢とか青春とか葛藤とかいろんなものが詰まってる。
なにかに全力になれるって素晴らしい。仲間がいるって素晴らしい。自分の気持ちに正直に、やりたいことを満足するまでやってみるって素晴らしい。そう思える最高の青春アニメです。

氷室京介
7

L' ÉPILOGUE

ステージから引退する前にリリースされたベストアルバムで、事実上キャリア最後のアルバムとなっている。
ただ、連続してリリースされたベストアルバムなだけに、収録曲は結構被っていて新鮮さはない。
また、KISS MEやダイヤモンド・ダストなどヒットした曲はおおよそ収録されているにも関わらず、
ClaudiaやGirls Be Glamorousなどキャリア後期の曲は初回限定のライブバージョンでの収録となっていて、氷室京介の集大成といえるコンプリードベストアルバムではなく、ファンとしては収録曲の基準がよくわからない、引退直前の集金ベストアルバムにしか見えない。
その他、初期のBOOWY時代の曲をカバーしているが、シンプルだった曲をいろいろアレンジしたせいで
BOOWY感が薄れてしまい、残念なカバー曲に聞こえてしまう。
特に、CLOUDY HEARTはコーラス部分が心地悪く聞こえてしまい、素晴らしい曲が台無しになっている。
そんな中、わがままジュリエットだけはこのアルバムの中でも注目の1曲。
ミディアムな曲調はそのままでアレンジもシンプルなものとなっているので、バンド時代とは違う氷室京介の歌の上手さが、原曲を超えたと錯覚させるような最高の出来になっている。