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Sekiguchi104のレビュー・評価・感想

ONE PIECE STAMPEDE / ワンピース スタンピード
10

今回も傑作!!まだまだ旅は続く

大人気漫画『ONE PIECE』の2019年公開映画『ONE PIECE STAMPEDE』。海賊による海賊のための世界一の祭典「海賊万博」が舞台となる。
海賊王を目指す主人公ルフィ率いる麦わらの一味も万博の招待状を手に入れ、万博大目玉の「海賊王の遺した宝探し」でライバルたちと争奪戦を繰り広げていた。しかしその裏側には、万博主催者であり「最悪の戦争仕掛け人」ブエナ・フェスタが、元ロジャー海賊団「鬼の跡目」と呼ばれた男ダグラス・バレットと共に、それぞれの真の目的のために海軍のバスターコール(地図に元々記載がなかったかのように島全体を消滅させるほどの海軍による一斉攻撃)を発動させるという本当の目的が隠されていた。
そんな事とはつゆ知らず万博を大いに楽しんでいたルフィ達であったが、船内に突如「ハートの海賊団」を率いるトラファルガー・ローが傷だらけで現れたことで事態は一変。
「島から逃げろ」というローの言葉にルフィは仲間のロビンたちをローと共に調査に向かわせ、自身は宝探しを続行。しかし、突如現れたバレットに宝箱を手にしていたウソップが投げ飛ばされる。仲間のために戦うルフィや他の海賊達も、圧倒的なバレットの力にねじ伏せられる。その後も益々力をつけるバレットに、ルフィはライバルの海賊達や一部の海軍とも力を合わせて立ち向っていく。
白熱するバトルの行方や「海賊王の遺した宝」の正体など、手に汗握る作品であり、最高の友情の物語である。

きっと、うまくいく / 3 Idiots
10

心に風を吹かせる映画

友人は私のノートに、隣の席から「きっと、うまくいく」と一言書いた。来たる研究発表に向けた応援かと思いきや、彼は「この映画今日観よう、面白いらしいよ」と。
私達は最寄りのTSUTAYAに寄り、未完成の卒業論文を心の端に置きながら彼の家へ向かった。
インドを発端に世界的な大ヒットをしたこの映画のあらすじと魅力を、ネタバレなしで紹介しよう。

物語の主人公は、インドの名門大学で出会った3人の男子学生である。両親の教えによりエンジニアを目指すファルハーン、自信がなく神への祈りを欠かせないラージュー、研究心に満ち溢れ学問を愛するランチョー。3人の在学中の様子を大人になったファルハーンが回想しつつ、ラージューと共に行方不明になったランチョーを探すという構成で物語は進んでいく。
3人のやりとりや在学中に起こるあらゆる事件、ユーモアたっぷりの登場人物達を巻き込む展開はどれも目が離せないものばかりだ。次は何が起こるのだろう、3人はどうなるのだろうと、3時間ほどある長編とは思えないほどのスピードで物語は展開していく。

この物語の魅力は何と言っても、映画のテーマとして視聴者に訴えかけてくるメッセージだ。それは主にランチョーのセリフや行動がキーになるのだが、本当に好きなもの、本当に大切なものとどう向き合うべきか、どう生きていけば良いのかという普遍的な題材である。
私たちは日々の生活の中であらゆることを考える。どうすれば将来を安心して生きられるだろう、いつまで好きなことを続けられるだろう、そもそも好きなことって何なのだろう。
ランチョーの言葉や行動はそれらの疑問や迷いの答えにはならないが、どれも本当の意味でポジティブに、前向きに明日を考えるためのヒントとなる。

ファルハーン、ラージュー、ランチョーの3人がそれぞれ行き着く先と結末を見た時、きっとあなたの心に風が吹く。
明日を今より少し前向きに考えることができるはずだ。

映画を観終わった私と友人は、研究発表のことを思い出していた。明日から頑張れば、きっと、うまくいく。