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JohnJohnJohnnyi1のレビュー・評価・感想

Mrs. GREEN APPLE / ミセスグリーンアップル
10

多種多様な曲の中に見えるMrs. GREEN APPLEの魅力

Mrs. GREEN APPLEはロックバンドである。しかしロックとひと口でいってもその曲ごとにジャンルは多様で、ポップスからEDMまで様々な曲を手掛けており、青春時代の煌めきと儚さがティーン世代の心を掴む。
しかし今やティーン世代だけでなく幅広い世代にファンがいる。
なんといっても魅力なのは多種多様なサウンドを駆使した曲なのだが、その曲の歌詞を聴いてみると書き手である大森の考えが見えてくる。この世を憂いだり、始まるものは全て終わる、そんな寂しさを含みながら世界はどうしようもなく美しく、生きている私たちを、そして自身を励ましているようにも聞こえてくる。そしてその歌詞たちは我々一人一人の心に響き、たとえ大衆音楽になってライブの規模が大きくなったりアルバムを手に取る人が増えたとしてもMrs. GREEN APPLEという存在は一対一で向き合ってくれる。これがミセスの持つ最大の強み、魅力ではないだろうか。
自身の活動を明確に示し、将来を見据えた活動を着実に、そして爆速で展開していく彼らは時代を彩るミュージシャンであり、ポップシーンにおいてはかけがえのない存在である。ぜひ自分の心に残るミセスの一曲を様々な方に聴いていただきたい。

レナードの朝
10

心に突き刺さるヒューマンドラマ

ロバート・デ・ニーロとロビン・ウィリアムズが主演の実話を基にした心暖まるヒューマン・ドラマの傑作で、1990年にアメリカで公開されました。物語は、人付き合いが極端に苦手な、マルコム・セイヤー医師が慢性神経症専門の病院に赴任される所からスタートします。これまで、研究が専門で臨床の経験も全く無く、患者との接し方も分からなかったセイヤー医師ですが、そこで出会った患者とふれあい、生きる事の大切さや目的を学び成長していく話で、実話を基にしたこのストーリーも胸に来る物がありますが、ロバート・デ・ニーロの凄まじい演技力も衝撃的です。神経症の病気の恐ろしさが、デ・ニーロの演技を通じて伝わってくる様で、狂気すら感じます。特に病状がだんだん悪化してきて、焦り苛立つ時の演技が素晴らしく、観るものの心を鷲掴みにします。セイヤー医師の、心の優しさや穏やかさをそのまま表現した様なロビン・ウィリアムズの演技力も素晴らしく、激しさと静かさという、二人の対照的な演技に目が離せません。ラストは悲しい結末ですが、決してネガティブでは無く、色々な事を考えさせられます。普通に生きていける有難みや時間の大切さを、この映画を通じて再確認出来ました。