多種多様な曲の中に見えるMrs. GREEN APPLEの魅力
Mrs. GREEN APPLEはロックバンドである。しかしロックとひと口でいってもその曲ごとにジャンルは多様で、ポップスからEDMまで様々な曲を手掛けており、青春時代の煌めきと儚さがティーン世代の心を掴む。
しかし今やティーン世代だけでなく幅広い世代にファンがいる。
なんといっても魅力なのは多種多様なサウンドを駆使した曲なのだが、その曲の歌詞を聴いてみると書き手である大森の考えが見えてくる。この世を憂いだり、始まるものは全て終わる、そんな寂しさを含みながら世界はどうしようもなく美しく、生きている私たちを、そして自身を励ましているようにも聞こえてくる。そしてその歌詞たちは我々一人一人の心に響き、たとえ大衆音楽になってライブの規模が大きくなったりアルバムを手に取る人が増えたとしてもMrs. GREEN APPLEという存在は一対一で向き合ってくれる。これがミセスの持つ最大の強み、魅力ではないだろうか。
自身の活動を明確に示し、将来を見据えた活動を着実に、そして爆速で展開していく彼らは時代を彩るミュージシャンであり、ポップシーンにおいてはかけがえのない存在である。ぜひ自分の心に残るミセスの一曲を様々な方に聴いていただきたい。