I_TO2@I_TO2

I_TO2
I_TO2
@I_TO2
5 Articles
2 Reviews
0 Contributions
0 Likes
I_TO2

I_TO2のレビュー・評価・感想

コブクロ / Kobukuro
10

心に染みる歌を歌う男性デュオ

コブクロは男性フォークデュオです。
レコード大賞をとった「蕾」に象徴されるように心に沁みる名曲が多いですね。「桜」、「ここにしか咲かない花」なども感動的な詞となっています。メロディも美しいです。
同じような男性フォークデュオには彼らより少し先輩のゆずがいますが、彼らとは異なる詞とメロディのアーティストだと思います。
ゆずの2人は初めはフォーク歌手らしさを全面に押し出していました。ただそこには60年代や70年代にデビューした同傾向のアーティストとは異なる音楽性があり、素朴すぎる方向へはいかず90年代後半らしいサウンドの豊かさがあったと思います。
対してコブクロの2人はよりその傾向を強めていて、フォークというよりもっとポップな方向性を打ち出しているように思います。これは初期から一貫しているようです。ただそれでもロックというのではなく、あくまでフォークの延長線上にあるポップスというスタンスが貫かれていると思います。
詞の方をみると面白い曲がありますね。特に「待夢磨心ータイムマシンー」などは、ユニークな視点から描かれていて個性的です。
「蕾」は亡くなったお母さんのことを歌った曲で、多くのアーティストがカバーしています。泣かせるツボを押さえた詞になっていますね。
今後とも要注目のミュージシャンです!

マイ・インターン / The Intern
8

人と心を通わせる大切さ

主人公は定年を迎えて生きがいを失ってしまった70歳の男性、ベン(ロバート・デニーロ)が、急成長を遂げているファッション系オンラインサイトのCEO、ジュールズ(アン・ハサウェイ)の会社に「65歳の見習い社員(インターン)」として入社し、ジュールズやほかの社員たちとのふれあいを描いたヒューマンドラマ。
ロバート・デニーロの70代ならではの紳士的な考え方や渋さがが良く、『歳を重ねた素敵なおじいさん』を具現化した感じがとてもよかった。会社では新人だが、年の功で社員の仕事やプライベートの悩みに的確なアドバイスをしたり誤送信のメールを消すために無理する冒険心がとても魅力的だった。
また、アン・ハサウェイが演じる役では働く女性の悩みや葛藤、家族の問題などが描かれていて、そんな2人が対話をしながら心を通わせて、仕事も家庭の問題も解決していく様子にグッと来た。

円満な人間関係とはコミュニケーションでお互いを理解していったり相手を尊敬することで築かれ、そして何よりも「伝えることが大切である」というのを改めて感じた。誰かと一緒に何かに一生懸命取り組んだり苦難を乗り越えることは、大変だけど充実感があってやりがいに繋がる。「こんな仲間たちと仕事がしたいな。歳を重ねるって素敵なことだな」と感じた作品だった。