心に染みる歌を歌う男性デュオ
コブクロは男性フォークデュオです。
レコード大賞をとった「蕾」に象徴されるように心に沁みる名曲が多いですね。「桜」、「ここにしか咲かない花」なども感動的な詞となっています。メロディも美しいです。
同じような男性フォークデュオには彼らより少し先輩のゆずがいますが、彼らとは異なる詞とメロディのアーティストだと思います。
ゆずの2人は初めはフォーク歌手らしさを全面に押し出していました。ただそこには60年代や70年代にデビューした同傾向のアーティストとは異なる音楽性があり、素朴すぎる方向へはいかず90年代後半らしいサウンドの豊かさがあったと思います。
対してコブクロの2人はよりその傾向を強めていて、フォークというよりもっとポップな方向性を打ち出しているように思います。これは初期から一貫しているようです。ただそれでもロックというのではなく、あくまでフォークの延長線上にあるポップスというスタンスが貫かれていると思います。
詞の方をみると面白い曲がありますね。特に「待夢磨心ータイムマシンー」などは、ユニークな視点から描かれていて個性的です。
「蕾」は亡くなったお母さんのことを歌った曲で、多くのアーティストがカバーしています。泣かせるツボを押さえた詞になっていますね。
今後とも要注目のミュージシャンです!