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9eKoaraaamenのレビュー・評価・感想

YOASOBI
9

2人の天才がコラボレーション!

YOASOBIは、2019年から活動をスタートし、曲を出すたびに巷を騒がす音楽ユニット。その正体は、ボーカル「幾田りら」と、コンポ―サー「Ayase」という2人の天才だ。
1stシングル「夜に駆ける」が爆発的にヒットし、一気にその名を世に轟かせた。ボーカルの幾田りらは、なんと小学6年生の時には自ら作詞作曲をしており、中学3年生で歌手活動を始めたという。
コンポーサー(作曲家)のAyaseも、努力の塊のような人だ。3歳からピアノを始め、小学生の時には国際コンクールに出場するほどの腕前だったという。
そんな2人が生み出す作品の特徴といえば、小説を原作とし、それを基にした楽曲づくり。原作を細部まで読み込んだAyaseは、原作ファンのニーズを的確にとらえ、それを曲に落とし込む。この真新しい音楽スタイルが、若者を中心に視聴者の心を掴んでいった。
2023年に公開した「アイドル」は、11週連続で総合首位を獲得、さらには国際チャート1位に選ばれるなどの快挙を達成する。ラジオ、テレビ、雑誌など様々なメディアで取り上げられ、その人気は国内だけにとどまらず、世界中の人々が魅了されている。圧倒的な実力に、今後も目が離せない2人である。

劇場版マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!
8

マクロスΔ完結です!!

ワルキューレの歌声を目当てに観に行く人には最高だと思います。アニメ版での楽曲が多数盛り込まれており、しかもメドレーで流れていたのでとてもテンションが上がります。映画館の音響施設で聞くと、ワルキューレの歌声にさらに迫力を感じます。また、映画のポスターにも写っている新ユニット「Yami_Q_ray」の歌声にも注目です。序盤で「Yami_Q_ray」の1人“闇雲”が歌う歌声には機械的な加工がされており、今までとは違った迫力とかっこよさがあります。しかも、その歌声でのハインツ様との歌バトルがあり、ハインツ様の歌も今までとは違った味が出ています。
今回の映画は戦闘シーンもひたすらかっこ良いです。謎の敵が繰り出すバルキリーは、まずデザインがかっこ良いです。冒頭でそのデザインを存分に見せつける演出に惹き付けられた人も多いのではないでしょうか。ハヤテ達がこれまでに戦ったことのない速さで飛ぶ敵との激しい闘いは見ものです。また、ウィンダミアのボーグ・コンファールトの活躍にも注目です。まさかボーグが味方になるなんて…。あと、ゲストで「超時空要塞マクロス」のマクシミリアン・ジーナスことマックスが登場します。やはり「最強」の血が騒ぐのでしょうか、艦長の座をアラド隊長に譲って戦場に向かうのですが、その活躍っぷりがまさに「最強」の名を欲しいままにしています。いつまでも現役なんですね。
本編が始まる前に、「劇場短編 マクロスF 時の迷宮」が放映されます。今回の映画でシェリルの復活とアルトの帰還は果たされませんでしたが、次回作でこそこれらは実現するのでは?という内容でしたので次に期待です。

エスター / Orphan (2009 film)
8

エスターの正体

あんなに小さな女の子が平然と人を殴ったり、人を傷つけるというのがすごく怖いなと思いました。
やっぱり、小さい子ってすぐ動揺するし、怖がるものなのでそれがないとなんか不気味です。
これは一体、どういう話かな、サイコパス、悪魔とか考えながらみていましたが、まさか、実は大人だったとは!驚きです。
そうわかってみると体をあまり見せたがらなかったりするのもよく見ると歳をとってることがわかるし、それに恥とか外聞もよくわかっていたからなんですね。
大人なのに体が子どものままというのも辛いでしょうしエスターの気持ちもわかります。
ですが、やっぱり怖いです。
エスターの犠牲に逢う人はたくさんいましたが、この主人公はかわいそうっていうか、主人公も結構やなやつだなとか思っちゃいました。
死産は気の毒ですが立ち直ってないうちから、養子を迎えるってのもどうかしてるし、エスターが花を切ったときの態度も酷すぎると思います。
これ、エスターだったからいいけど、ほんとにただお母さんのためにだったらトラウマもんですよね。
主人公もひどいけど、そんな状態で子供を新しくとか思える父親もヤバイですよね。
てかまあ、そこは本筋ではないですね。本筋はエスターのヤバさですよ。
お絵描きが好きだったり、丁寧だったり、養子にしたいなと思える表の顔と、自分を傷つけるやつに容赦なかったり、男を誘惑したり、殴る、傷つける裏の顔とそのギャップが恐ろしく、まさにホラーでした。

僕は問題ありません
8

すべての「問題ない」ひとたちへ

宮崎夏次系の短編集「僕は問題ありません」。八編を収録しており、そのうち二話目「朝のバス停」に出てくる台詞が書名となっている。
どの話にも、問題を抱えるキャラクターが登場する。虐められている男の子、祖父の指示に従い学校を辞める女の子、人形に話しかけることで精神の安寧を得ている男、自分が轢き殺した人にどんどん似ていく男、父の本を取り返しに同窓会に乗り込む男等々、ちょっとどころではない問題を抱えた彼等はそれ故にか華麗にとんでもない犯罪行為にも手を出す。けれど彼等は、自分と同じくらい問題がある、歪んでいる人と出会い、触れ合い、問題を抱えたまま目の輝きを取り戻す。心を囲んでいた檻の一部を破壊する。歪んだ者同士の出会いは斬り合いにこそならないにしろ、ヤマアラシのジレンマにしかならず癒やしよりは痛みが勝る。その痛みによって、彼等は自分がなにを求めていたのかを知る。自身のことを知るのだ。
宮崎夏次系が描くキャラクターたちは、互いを思ったり優しくしたりできるのに、何処までも独りで立っている。傷つけて、傷ついて、自身や他者の抱える問題をそのままに生きていける強さを得ていく。
あなたには問題がある。
わたしにも問題がある。
けれどそれを抱えたまま生きていくには「問題ありません」と言える強さが必要だ。自分はこうなのだ、と認めなければならない。だれかに背負って貰ったり助けて貰ったりするなんてできない。もしかしたら問題は、自分がこの世で生きる為の支えでさえあるかもしれない。
生きづらさを感じているひとの胸にお薦めしたい。生きづらさを抱えながら進む助けとなるかもしれない。