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8zmog_libockのレビュー・評価・感想

VALORANT / ヴァロラント
7

5対5の緊張感のあるfpsゲーム

PCのfpsゲームが人気ゲームとなっている中で、5対5のPCゲーム『VALORANT』が特に人気があります。実際にやってみると最初は何が何だかわからなかったので、友人に言われるがままにやっていました。

最初は操作が難しかったり、ゲーム自体も難しかったですが、やっているうちに段々ゲームを理解していって、次第に毎日やるくらいハマるようになっていました。

具体的には、『VALORANT』は5対5で戦うゲームですが、その中で戦術を練って戦ったり、味方と連携したりと沢山の要素があって成長しているとすぐに実感できました。
その中で、ゲーム中に最後自分が一人になってしまって、負けそうになった時にかなりの緊張感があります。そこから逆転勝利を果たした時には達成感と、アドレナリンが大量に出てきます。

もう一つハマるようになったきっかけが、友達またはネット等で仲良くなった人と話しながらできることです。友人と普段の雑談を交えながら戦略だったり、負けてしまった時の改善点だったり、たまに愚痴などをいいながら楽しくゲームをしています。

上記のように、『VALORANT』というゲームは5対5で戦うfpsゲームです。戦略を立てて行動してうまく行くのが好きな人だったり、友達と気楽に話しながらゲームをしたりと色んな人が楽しめるゲームなのでぜひ遊んでみてください。

おやすみプンプン / Goodnight Punpun
9

誰しもが誰かに共感できる主人公の半生を追った作品

『おやすみプンプン』は主人公プンプンの半生を追った作品。
もはやドキュメンタリーと言っても過言ではないです。

プンプンを含む家族の姿は落書きのような鳥のような姿で描かれていますが、
これは「誰でも誰かに感情移入できるように」と計算されたものとのこと。
(ちなみにプンプンは作品内ではイケメンと称されることもあります。)
そのとおり、読んでいると必ず自分を重ねることができるキャラクターが出てくるのです。

中でもやはり主人公のプンプンは別格で、
人間味に溢れ、不器用で、自分勝手で、バカ正直で嘘つきで、
誰の心の中にもプンプンはいるんだと、そんなふうにさえ思えてきます。

物語はプンプンが小学生の頃から始まります。
転校生の「愛子ちゃん」に一目惚れするところから始まります。
少しずつ距離を縮める二人。
そんな折、二人で鹿児島に行こうと誘われ承諾(させられる)。
しかし、その時家庭のトラブルなどもあり、待ち合わせ場所に行けなかったプンプン。
家族の運転する車の中から、待ち合わせ場所にいる愛子ちゃんを見てしまい
そこからプンプンは愛子ちゃんに振り回される人生が始まります。

中学生、大人と時間が流れるにつれてどんどんこじらせていくプンプン。
優柔不断で誰にでも優しくて、それが故にいつも誰かを傷つけて、自分も傷ついていくプンプン。
彼は幸せになれるのでしょうか。

プンプンの周りの出来事だけにとどまらず
家族やその友達のエピソードも豊富で
誰もが誰かに感情移入できる作りになっています。
それにしても、どうしてプンプンの周りにはどうしようもない人ばかり集まるんでしょうか…。

黒執事 / Black Butler
9

連載15周年!漫画『黒執事』の魅力

月刊Gファンタジーで2006年から連載が開始された漫画『黒執事』はご存じでしょうか?
現在も大人気連載中で、作者は枢(とぼそ)やな。
舞台は19世紀松のイギリス。「あくまで執事ですから」が決め台詞の執事セバスチャンと、その主シエル・ファントムハイヴによるダークファンタジーストーリーです。
完璧執事なセバスチャンとこども領主シエルの日常もののように始まる本作ですが、実はセバスチャンは悪魔。シエルは両親や使用人を何者かに殺され、自身も誘拐・慰み者になっていた過去をもち、復讐のためにセバスチャンとともに行動しています。
ファントムハイヴ伯爵家は、代々政府の汚れ仕事を引受け、英国裏社会の秩序を守る悪の貴族です。若きシエルも領主として「女王の番犬」として女王の命を秘密裏にこなします。その任務を行ううちに、復讐の糸をつかんでいきます。
こちらの漫画が素晴らしいのはまずは画力!一切妥協のない美麗な漫画となっており、キャラクターの魅力もさることながら、19世紀イギリスの豪華絢爛な暮らしを堪能できることでしょう。
何よりも伏線のはり方がすごい。実はシエルは双子というのは最近判明したのですが、物語序盤からそれを裏付けるヒントはたくさんありました。しかし、普通に読むだけではわからない、鳥肌のたつような描写で描かれているのです。
まだ連載中のためすべての謎は解き明かされていませんが、既刊の漫画内に伏線がはりめぐらせれていることでしょう。
完結してほしいようなしてほしくないような魅力的な作品です。

有頂天家族 / The Eccentric Family
10

面白きことは良きことなり

森見登美彦先生原作の小説のアニメ化作品で、物語の主人公はなんと狸!
京都を舞台に狸と天狗と人間が生きる様を描いた物語で、それがとにかく面白い。

狸が人間やら電車などに化けたり、船が空を飛んだりするので和風ファンタジー作品なのかと思いきや、森見先生の作品は「マジックリアリズム」というものに分類されるらしい。
ごく当たり前に不思議な出来事が起き、誰もかれもがそれを「当たり前」と受け入れる。
森見先生独特の古風かつヘンテコな言い回しも相まって、実に不思議な世界観となっている。

阿呆なドタバタ騒動がメインとなるのだが、物語の主軸となるのは「家族愛」。
主人公の狸たち四兄弟は周りから出来損ない扱いをされていて、それでも家族仲良く呑気に平和に暮らしていたのだが、父親の死をきっかけに関係に溝が出来てしまうのだ。

バラバラになってしまった家族。父親の死の真相。
次第に明らかになっていくそれぞれの思いと絆。
笑ったり泣いたりとにかく忙しいのがこの「有頂天家族」。

ちなみに私の一押しのキャラクターは次男、下鴨矢二郎。
彼は狸でありながらとある理由から長らく蛙の姿に化けていた為、元の姿に戻れなくたってしまったのだ。
狸なのに蛙。蛙なのに狸。
彼ら狸の言葉を借りると「面白きことは良きことなり」と言った感じだ。