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8qichimimm000のレビュー・評価・感想

タクシー運転手 約束は海を越えて / A Taxi Driver
9

1980年の韓国・光州蜂起を背景にして外国人ジャーナリストの交流を描いた名作『タクシー運転手』

『タクシー運転手』は2017年に公開された韓国の歴史アクション劇映画で、監督はチャン・フン、脚本はオム・ユナ、ちょい役でソン・カンホ、出演はトーマス・クレッチマン。
実話を基にして、映画の筋は1980年の光州蜂起に本人の意図とは関係なしに巻き込まれた、ソウル出身のタクシー運転手を巡って展開します。ドイツ人ジャーナリストのユルゲン・ヒンツペーターと運転手キム・サボクとのやり取りが中心になっています。映画の製作時にはキムの正体や実名は判明していませんでした(ヒンツペーターは彼のことを「キム・サボク」としてだけ知っていました。運転手の生活と光州外で彼に起こったできごとは架空の設定です。
2017年に映画は韓国で公開されました。批評家にはきわめて好意的に迎えられました。光州蜂起事件の描写にユニークなアプローチをして、感情的に軽快で、主人公の人物設定とヒンツペーターとの関係の描写が賞賛を集めました。アカデミー賞の最優秀外国語映画賞の韓国枠にノミネートされ、興行的には成功を収めています。その年の韓国映画では2番目になる収益を達成しています。
映画の公開年は、本作が設定とした年に比すべき、韓国史の中で民主化進展の重要な年となりました。KOAJのポール・Y・チャンは、キャンドルライトの民主化運動は過去の民主化運動で最初に確立された組織的・文化的な遺産に依拠していると論じています。映画の撮影中にソン・カンホは当局からブラックリストに掲載されました。過去の場合と同様に、韓国のマスメディアの報道は監視・検閲され、本作も公開時には幾多の障害に遭遇しています。

鬼滅の刃 / Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba
10

これはバトル漫画の仮面をかぶった哲学書だ!

ストーリーは、ザ・バトル漫画といった感じで、複雑な伏線などもなくわかりやすいです。
鬼との戦いに勝利をしながら展開していくので、爽快感がありますね。

また登場するキャラクターが個性豊かで、読むうちにすべてのキャラクターのファンになってしまいます。描写が細かいのにストーリーの邪魔をしない、ちょうどいいタイミングと分量で自然に描かれている点に、作者の技量を感じました。

あと何といっても、鬼が絶命する間際に語られる人間時代のエピソードが泣ける!
「この人こんなつらい目にあったら、そりゃ鬼にもなっちゃうよ!」と共感してしまうくらい。
鬼は完全悪ではなく、耐え難い現実から逃れたいがために、誰しもがなってしまう可能性のある悲しいものだという風に描かれていたのが、とても印象的でした。

コミックスの2巻で炭治郎が言ったセリフ。
「失っても失っても 生きていくしかないのです どんなに打ちのめされようと」
このセリフは、鬼にならずに、辛い過去を背負って、人間として生きていくためにどれほどの心の強さを必要とするのかを、端的に表していると思います。
この作品の土台には「困難に挫けず(鬼にならず)、自らで運命を切り開いていこう」という作者の熱いメッセージが隠されているような気がしました。

筆者も「鬼滅ブーム」には乗らずに過ごしていました。「子供向けの、鬼退治のお話でしょ」と。しかし、とあるきっかけから読んでなるほど、これはバトル漫画であること以上に、哲学書としての意味合いが大きいと感じました。
子供よりもむしろ、大人が読んで深く感銘を受ける作品なのではないでしょうか。
是非読んでみられることをお勧めします!

リリーのすべて
8

夫婦の話

愛する夫が女になりたいと言ったきたら、、、と、考えると悲しくてたまりません。
リリーも、奥さんのことは好きだったんだろうし、でも、自分の中の女に気がついてしまったし、いろいろ切なかったと思いました。
奥さんの方は、そもそも旦那の女性性を引き出してしまったのは自分だし、絵は売れるしでほんとに複雑だったろうな、と思いました。
最初、ストッキングを履く部分は、なかなかセクシーでよかったです。
最初は、題名もそうだし、リリーが主役の話かなと思いましたが、見てみると、どちらかというと、奥さんの話でした。リリーが、だんだん自分を変えることに夢中になって、男性とキスしたり、もう、はたから見たら、そんな男捨てろよという状態なのに、それでもリリーのことを昔から知ってるから、応援してしまう奥さんの愛、それを見せられた映画でした。
夫婦のことは夫婦にしかわからないといいますが、ほんとその通りなのだと思いました。
リリーも、年もだいぶいってから、自分のことに気がついてしんどかったと思います。
それを支えようとしてくれる人がいたことはどれだけ心強かったでしょう。
リリーの最期は悲しいものだったし、悲しい話ではありますが、夫婦の話として、素晴らしかったと思います。

呪術廻戦 / Jujutsu Kaisen
8

呪術廻戦を初めてみても楽しめる!

今回の呪術廻戦0は、乙骨憂太が主人公で進む物語です。
虎杖悠仁が都立呪術高等専門学校に入る1年前の話でアニメ、漫画を未視聴でも見られる内容になっているので今後呪術廻戦を見てみようとしている人に大変おすすめとなっています。
話の内容としては、主人公乙骨憂太がとある理由で都立呪術高等専門学校に入学して初めのころは、性格も内気で自分の能力をうまく使えず悩みの多い少年でしたが、入学して仲間と鍛錬していくにつれ性格も明るくなり能力も使いこなしていく話となっています。
乙骨憂太の目標がわかりやすく、起承転結のわかりやすい作品になっています。
ヱヴァンゲリヲンでもおなじみの緒方恵美さんの芝居も見どころで、はじめのうじうじしている少年から、少しづつ成長していくシーンの良さを引き立たせています。
終盤にある戦闘シーンは、ネタバレがあるので深くは言えないのですが、アニメ版も戦闘シーンはよかったのですが、劇場版の後半長い戦闘シーンでも3D描写を使わず日本のアニメらしさを出してくれています。
また、最後の最後の戦闘シーンでは、多少漫画と違いが発生するので漫画を読んで内容を理解している人も目を離せません。
漫画、アニメを見ている人、見てない人誰でも楽しめるので良ければ楽しんでみてください。