タクシー運転手 約束は海を越えて / A Taxi Driver

タクシー運転手 約束は海を越えて / A Taxi Driver

『タクシー運転手 約束は海を越えて』とは、1980年の光州事件時の実話を基にした、韓国発の社会派映画である。楽観的で明るい性格のマンソプ(ソン・ガンホ)はタクシードライバーをしながら、男手一つで娘を育て奮闘していた。ある日、同僚からの高額なお客の依頼を聞きつけ、生計に困っていた彼は、この機会を逃すまいと同僚からそのお客を奪取した。しかし、そのお客とは、ドイツ人記者、ピーター(トーマス・クレッチマン)であった。この二人の出会いが韓国の運命を大きく変えることとなる。

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タクシー運転手 約束は海を越えて(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

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パラサイト 半地下の家族(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

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『パラサイト 半地下の家族』とは、2019年のスリラー、ブラックコメディー韓国映画。『殺人の追憶』『母なる証明』で知られるポン・ジュノ監督と主演ソン・ガンホが再度タッグを組み第72回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルム・ドールを受賞。アカデミー賞では4部門で受賞と世界的に注目を集めた作品。韓国の貧しい地域の半地下のアパートで生活するキム一家は全員が失業中で貧困だが結束の固い家族。一方、豪邸で裕福な暮らしをするIT企業社長のパク一家。境遇の異なる二つの家族が思いもよらない衝撃の結末を迎える。

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弁護人(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

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『弁護人』とは、2013年に韓国で公開された映画で、監督はヤン・ウソク。主人公は韓国の元大統領の盧武鉉(ノ・ムヒョン)がモデルで、物語の大筋は彼の半生を描いている。高卒で司法試験に合格して弁護士になったソン・ウソクは、知人が共産党主義者の疑いで取り調べを受けていると知る。拷問に近い取り調べの実情に驚愕したウソクは彼らの弁護人として法廷に立つことを決め、無罪を勝ち取ろうと奔走する。この物語は、金儲けのために働いていた一人の弁護士が人々のために劇的に変化していく様を、事実に基づいて描いた作品である。

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ベイビー・ブローカー(是枝裕和)のネタバレ解説・考察まとめ

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『ベイビー・ブローカー』とは2022年に公開された韓国映画である。監督は日本人である是枝裕和。2022年5月に行われたワールドプレミアでは、上映終了後12分間にも及ぶスタンディングオベーションが起こった話題作だ。赤ちゃんポストに入れられた乳児をこっそり連れ出し子どもを望む夫婦へ違法に売る2人の男。ひょんなことから赤ちゃんを置き去りにした母親が現れ、一緒に養父母を探すことになる。養父母を探す旅に出た彼らを現行犯逮捕しようと、2人の刑事が尾行していた。それぞれが複雑な状況を抱え物語は進んでいく。

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タクシー運転手 約束は海を越えて / A Taxi Driverのレビュー・評価・感想

タクシー運転手 約束は海を越えて / A Taxi Driver
9

1980年の韓国・光州蜂起を背景にして外国人ジャーナリストの交流を描いた名作『タクシー運転手』

『タクシー運転手』は2017年に公開された韓国の歴史アクション劇映画で、監督はチャン・フン、脚本はオム・ユナ、ちょい役でソン・カンホ、出演はトーマス・クレッチマン。
実話を基にして、映画の筋は1980年の光州蜂起に本人の意図とは関係なしに巻き込まれた、ソウル出身のタクシー運転手を巡って展開します。ドイツ人ジャーナリストのユルゲン・ヒンツペーターと運転手キム・サボクとのやり取りが中心になっています。映画の製作時にはキムの正体や実名は判明していませんでした(ヒンツペーターは彼のことを「キム・サボク」としてだけ知っていました。運転手の生活と光州外で彼に起こったできごとは架空の設定です。
2017年に映画は韓国で公開されました。批評家にはきわめて好意的に迎えられました。光州蜂起事件の描写にユニークなアプローチをして、感情的に軽快で、主人公の人物設定とヒンツペーターとの関係の描写が賞賛を集めました。アカデミー賞の最優秀外国語映画賞の韓国枠にノミネートされ、興行的には成功を収めています。その年の韓国映画では2番目になる収益を達成しています。
映画の公開年は、本作が設定とした年に比すべき、韓国史の中で民主化進展の重要な年となりました。KOAJのポール・Y・チャンは、キャンドルライトの民主化運動は過去の民主化運動で最初に確立された組織的・文化的な遺産に依拠していると論じています。映画の撮影中にソン・カンホは当局からブラックリストに掲載されました。過去の場合と同様に、韓国のマスメディアの報道は監視・検閲され、本作も公開時には幾多の障害に遭遇しています。

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