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8051edmt2のレビュー・評価・感想

ハリーの災難
8

ヒッチコック作のコント映画

ヒッチコックと言えば映画好きなら誰もが知る、サスペンスやスリラー映画の巨匠だ。
『鳥』は当時の技術を駆使し、鳥が人間に襲いかかると言う荒唐無稽ながら、理由のない襲撃による恐怖を観客に与えた。
『サイコ』は、サイコサスペンスという新しいジャンルを作り上げ、現在でも色褪せない作品である。
しかし、今回私がお勧めする『ハリーの災難』と言う映画は、ヒッチコック作品の中でも異色な傑作だ。

私自身、ヒッチコック=サイコホラーお爺ちゃん。というイメージというのもあり、この映画を見始めた時はいつ死体が登場するのかサイコな野郎はいつ現れるのか、ドキドキして見ていた。
しかし、開始早々現れたのはライフルで狩りを楽しむお爺ちゃん。そして、いきなり死体の登場である。

これは、罪のないお爺ちゃんが疑われるのか、それとも本当にたまたま殺してしまったのか。お爺ちゃんも焦ります。するとそこに、本を読みながら人が歩いてきます。死体が見つかった時に近くにいたら怪しまれてしまうと思ったお爺ちゃんは、近くの物陰に隠れて様子を伺うと、その人は本を読みながら死体を跨いで歩いて行きました。

とまぁ、こんな冒頭でいつ、誰が殺したのか。というサスペンス映画を量産しまくったヒッチコックが、新しく何を作ったのかという観客の期待を利用したコメディとなっています。
画面も白黒ではなくカラーなのでとても見やすいので、お勧めです。

魔法にかけられて / Enchanted
8

最強のラブコメ!魔法にかけられて

2007年に公開された、ディズニーのアニメ+実写ミュージカル映画が「魔法にかけられて」です。
意地悪な女王の魔法でおとぎ話の世界から現代のニューヨークに飛ばされてしまったプリンセス・ジゼルが真実の愛を信じる力で人々を変えていく、そんなお話です。
純粋に人を愛する気持ちを思い出させてくれるような、本当に素敵なストーリーになっています。
こんなに嫌味のなくて、明るくて幸せで元気がでるのはこの作品だからこそだと思います。
おとぎ話と現代がバランスよく組み合わさっているストーリー展開でとても面白いです。
ジゼルが元々の婚約者であるエドワードと結ばれるのではなく、現代のロバートのそばにいる事になるというラストの展開も、この作品にしかない斬新なハッピーエンドでドキドキします。
ドレスをカーテンで作ったり、ネズミや鳩と踊ってしまう、可愛くて思わず笑顔になるシーンがたくさんです。
ミュージカル映画なので音楽も素敵で、聴いているだけでとてもハッピーになります。
他のディズニー映画を思わせる仕掛けも用意されていてどの作品のどのシーンのパロディか見つけるのもすごく楽しいです。
きっと恋をしたくなるような、観た人みんなが幸せになれるような物語です。

三國志11
9

箱庭型の三國志ゲームでは1番面白い!(KOEI The Best 三國志11 with パワーアップキット)

2008年と2010年にそれぞれWii版とPlayStation版として発売されたwith パワーアップキットですが、個人的には三國志シリーズで一番面白いです。
三國志シリーズのゲームは1人の武将になりきるタイプのものと、1つの勢力そのものを動かす箱庭のようなタイプの2つがあるのですが、この三國志11は箱庭タイプに分類されます。
三國志というゲームは漢字が多く、初心者の人は難しいと思い込んでプレイすることもなく敬遠されがちです。
しかし、この三國志11はシリーズで一番分かりやすく出来ています。
具体的には、チュートリアルモードの実装と、そのチュートリアルモードが笑いを誘うようなコメディになっていること。
編集モードで自在に拠点の特徴や兵士の数などをいつでも弄れること。
この2点は初めて三國志をプレイする上で、一番の入り込みやすさになると思います。
編集モードは聞こえによっては、チートを使ってるような感じになってしまいますが、公式が用意してくれたモードなので遠慮なく使わせてもらいましょう。
三國志が好きだけど、シミュレーションゲームはちょっと難しそう、というような人にこそ向いていると思います。
三國志シリーズをやりこんでいる人からは結構悪評が多い三國志11ですが、それは内容が簡単すぎるからというのがやりこみユーザーからの意見です。
なので、シミュレーションゲーム初心者で三國志好きの人には是非ともプレイしていただきたいゲームとなっております。

怪盗グルーの月泥棒 / Despicable Me
8

家族愛がすてきだし、ミニオンズがいい!

悪党も、成果を見せて融資を受けなきゃいけなくて、大変な世界だなと思いました。
でも、たしかに武器とか乗り物とかお金がかかりそうです。
その後、グルーは、ベクター家に入り込むために孤児の三姉妹を引き取ります。
そんな遠回りで面倒な作戦を立てなくてもいいのにと思いますが、まあ、そうしないと話が進みませんもんね。
三姉妹は全員キャラもいいし、いい子です。
養父が何しているかわからないし、へんな黄色の物体もいるのに、普通に懐いています。
グルーも悪党、悪党と言っていても本当は悪党ではないのでしょう。
最後、バレエの発表会を基地でするところは感動しました。
家族というのは血のつながりではないのだなと思いましたし、グルーたちが家族になっていく過程がとてもよかったです。
この映画で初めて見たミニオンズですが、その後、すごく人気になります。
私もこの映画で見たときから、彼らに夢中です。
黄色で可愛らしいし、見た目も実は細部が違っていたりして個性があるし、ミニオン語も、わかりそうで意味不明な言葉なところがいいです。
製作者たちがどこまで狙っていたのかはわかりませんが、ミニオンズが人気になったのは必然だと思います。
本作の主役はあくまでグルーと子どもたちですが、ミニオンズが出ている場面を何度も見てしまいます。

UNISON SQUARE GARDEN / ユニゾン・スクエア・ガーデン
10

今までに無いキャッチーなリズム・深い歌詞

デビュー当初からのファンです。当初から他のアーティストを寄せ付けないようなオリジナリティが満載でした。
曲のタイトル、歌詞、メロディーラインとどれを取っても類似しているアーティストがおらず、独特すぎるものでした。
他のアーティストに無いような独特の歌詞と日本人が好きなキャッチーなメロディーラインが多くあるのが特徴的。まさにCMのタイアップに使われていそうな曲ばかりです。カフェミュージックや爽やかな朝・休日を連想させるお洒落なメロディに一見意味の無いような独特な歌詞。歌詞の内容も紐解くと現代社会への問題提起と言わんばかりの意味の深さ。そのアンバランスさをメロディを崩さずに盛り込んで行く作詞作曲の巧さ。また、曲と曲の繋がりもあり、ファンが聞くと「このワード聞いたことあるぞ!」とハッとさせられるサプライズも盛り沢山です。
言葉選びむしろ言葉遊びのセンスは他を追随させないものがあると思います。
また、インタビューやラジオでは非常に落ち着いており、メンバー全員高学歴のイメージの通り博識高く、謙虚な雰囲気ではありますがライブになると豹変。別人では無いか?と思うほどにステージを行ったり来たり、飛び跳ねたりと暴れ放題です笑
近年の流行りのロックバンドは往年のパンクなどではなく、小洒落た雰囲気のバンドが多いです。その走りとなったのはこのバンドでは?と思うほどです。
テレビなどの露出も増え、コアなファンから最近知ったよってファンも増えてきました。
これから益々、大活躍していくことでしょう!

一変世界
7

不思議な世界観に引き込まれるお話

子供っぽくて可愛らしい絵と変わったタイトルに惹かれました。
もともと、グロ系でも優しいお話でもファンタジーが好きなので、自分には向いているかなと思い読み始めました。
実際に読んでみると、お話の不思議な世界観に引き込まれました。

1・2話は序章なのでしょうか。
主人公なのかなと思った女の子は、3話くらいからはほとんど出てきません。
実際の主人公は、1・2話で主人公だと思った女の子の友だちでした。
その友だちは不思議な力を持っている(?)女の子で、巫女のようです。
そもそも世界観や宗教が日本とは全然違い、その説明が全くないので、はじめはどうなっているのか分かりません。
読み進めていくうちにそこで生活している人たちが出てきて、ようやく分かってきます。

魔物(?)も出てくるのですが、生活しているところや生活区域には出てきません。
この辺が今後の展開にかかわってきそうなのですが、生活区域を守っているのは、この世界の神様のようなのです。
主人公の巫女は神様の代理で、自分の自由はありません。
若くして死ぬまで、自由にはならないようです。
先代の巫女はそれが嫌で逃げ出したようなのですが、主人公の巫女も先代の足跡を辿っていくことになりそうです。