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6aitsudemoのレビュー・評価・感想

鬼滅の刃 / Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba
10

今まであるようでなかったアニメ。

絵のタッチが独特で、初めはあまり見る気がしなかったのだが、話題になっていたのでとりあえず見始めると、一話の序盤で一気に引き込まれた。
子どもに人気のアニメにも関わらず、いきなり人喰い鬼に家族が皆殺しにされ、唯一生き残った妹が鬼になってしまうという展開が驚きだった。
血などの描写も割とリアルで、その後も鬼が人を食べているシーンなどもあり、なんでこのようなグロ系のアニメが子どもに人気なのかその時点では疑問だった。
だが、初めは弱々しく頼りない主人公の炭治郎が、修行をつむにつれ段々と男らしくなっていく様や、
妹を守りながら鬼退治の経験を積むにつれ、頼りがいのある一人の男として成長していく様に釘付けになってしまう。
子どもからすれば仮面ライダーなどのヒーローと同じ感覚なのかもしれない。
また、それぞれのキャラクターの個性やかっこよさ、可愛らしさも魅力の一つである。
それぞれの名前も、極在り来りな名前ではなく、古風且つ、覚えて口にしたくなるような難しさも兼ね備えている。
大人が求めるミステリアスな部分だったり、グロテスク要素もありつつ、子どもが笑顔になるようなコメディ要素や、
ほんわかとしたシーンなども上手く合わせられていて、今まであるようでなかった所が人気の理由だと思う。
子どもたちだけでなく大人も十分楽しめるアニメである。

UNISON SQUARE GARDEN / ユニゾン・スクエア・ガーデン
9

UNISON SQUARE GARDEN初期のロックサウンドなアルバム

2009年にUNISON SQUARE GARDENがメジャーデビュー後初めてリリースしたフルアルバム『UNISON SQUARE GARDEN』。『UNISON SQUARE GARDEN』といえば、言葉数が多い中でも繊細なギターを一人でこなす斎藤宏介、ベースラインもさることながら本人も暴れまわるパフォーマンスで有名な田淵智也、手数もキメも多いドラマー鈴木貴雄の3ピースバンドで、3ピースバンドとは思えない音圧のサウンドが有名です。

そんな彼らの初期のアルバムはボーカルの透明感のあるクリーンな歌声でありながらもロック色の強いサウンドが特徴的です。
シングル曲にもなっている『センチメンタルピリオド』や『マスターボリューム』をはじめとしたノリの良い曲が多く、
歌詞をよく聞くと意外に棘があったり、抽象的でわかりづらいとも評されますが、メロディーにはジャストでかみ合っていて
より心に響くような表現なので、聞き込み要素も十分にあります。

バンドとしてどんどん成長していくとともに音数が多く、技巧的になってしまいがちですが、
やはり初期アルバムということもあり、初心を感じさせる、バンドとしてのまとまりや一体感を感じやすい作品です。
どの曲も聞きやすく、音色や曲調、テンポにも変化があるのでとてもバランスの良いアルバムです。

極主夫道 / The Way of the Househusband
9

見た目だけで判断しないでみてほしい!

アニメにも実写にもなっている漫画なのですが、とても面白いです。
見た感じは、ヤクザというか強面の人が主人公で彼女と一緒に住んでいるのですが、主夫として過ごしているお話です。
井戸端会議のように近所の主婦と話をしたり、スーパーでお得になっている野菜を買いに行ったりなど、一般家庭よりもすごい主夫として毎日を過ごしています。ヤクザの仲間達も出てくるのですが、喧嘩になるかなーと思いきや料理対決をしたり、本当に美味しそうな料理を作ったりと面白いです。
ヤクザだったからなのか怒ってしまうこともあるのですが、彼女の方が上に立っている所も面白いです。もちろん、料理だけではなく洗濯や掃除なども完璧にこなし、その時の顔がまた本当に狂ったような顔で楽しそうに家事をしていてみてほしいところではあります。また彼女の両親が家に遊びにくるシーンがあり、お父さんと彼女がとても似ていて料理がものすごく下手なシーンがあったのですが、なんとか2人に料理させまいと奮闘している所はとても面白く感じました。
思っている以上にほのぼのとしてい、日常系の漫画になっているので、アニメでも実写でも漫画でも、見やすいもので見ていただけたら嬉しいです。