UNISON SQUARE GARDEN / ユニゾン・スクエア・ガーデン

UNISON SQUARE GARDEN / ユニゾン・スクエア・ガーデン

UNISON SQUARE GARDEN(ユニゾン・スクエア・ガーデン)とは、日本のスリーピースロックバンド。略称は「ユニゾン」及び「USQ」。メンバーはヴォーカル・斎藤宏介、ギター・田淵智也、ベース・鈴木孝雄。
2008年7月23日、1stシングル『センチメンタルピリオド』でメジャーデビュー。2011年5月11日に5thシングル『オリオンをなぞる』をリリースすると、バンドとして初めて累計で1万枚以上の売り上げを記録。若者を中心に注目を集める。
2015年5月20日にUHFアニメ『血界戦線』のエンディングテーマとして書き下ろされた10thシングル『シュガーソングとビターステップ』をリリース。オリコン週間シングルチャートでの自己最高記録である5位を記録し、同年6月4月付Billboard Japan Hot 100では1位を獲得した。この楽曲のヒットを機に、テレビ朝日系列『ミュージックステーション』に2度目の出演を果たすなど、知名度が急上昇した。
ヴォーカルの斎藤宏介のハイトーンボイスと、キャッチーなメロディーが特徴。音楽ファンだけでなく、アニメソングも多く手がけていることから、アニメファンからも支持を得ている。

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UNISON SQUARE GARDEN / ユニゾン・スクエア・ガーデン
9

UNISON SQUARE GARDEN初期のロックサウンドなアルバム

2009年にUNISON SQUARE GARDENがメジャーデビュー後初めてリリースしたフルアルバム『UNISON SQUARE GARDEN』。『UNISON SQUARE GARDEN』といえば、言葉数が多い中でも繊細なギターを一人でこなす斎藤宏介、ベースラインもさることながら本人も暴れまわるパフォーマンスで有名な田淵智也、手数もキメも多いドラマー鈴木貴雄の3ピースバンドで、3ピースバンドとは思えない音圧のサウンドが有名です。

そんな彼らの初期のアルバムはボーカルの透明感のあるクリーンな歌声でありながらもロック色の強いサウンドが特徴的です。
シングル曲にもなっている『センチメンタルピリオド』や『マスターボリューム』をはじめとしたノリの良い曲が多く、
歌詞をよく聞くと意外に棘があったり、抽象的でわかりづらいとも評されますが、メロディーにはジャストでかみ合っていて
より心に響くような表現なので、聞き込み要素も十分にあります。

バンドとしてどんどん成長していくとともに音数が多く、技巧的になってしまいがちですが、
やはり初期アルバムということもあり、初心を感じさせる、バンドとしてのまとまりや一体感を感じやすい作品です。
どの曲も聞きやすく、音色や曲調、テンポにも変化があるのでとてもバランスの良いアルバムです。