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5xharu5335のレビュー・評価・感想

おとめ妖怪 ざくろ
8

半妖と軍人の恋と戦いのお話

舞台は改暦の頃の日本。人間と妖怪(妖人)が共存しているが、あまり折り合いは良くありません。改暦に反対している妖人達との緩衝材になればと、妖怪にまつわる事件を軍人と妖人達の代表とで解決するための新組織「妖人省」が作られました。
妖人省で働く半妖の少女たち、主人公の西王母桃(ざくろ)・薄蛍(すすきほたる)・双子の鬼灯(ほおずき)と雪洞(ぼんぼり)や3人の軍人の青年、総角景(あげまきけい)・芳野葛利劔(よしのかずらりけん)・花桐丸竜(はなぎりがんりゅう)の恋愛模様を描いています。
人間たちから疎まれている妖人であるざくろ達を偏見を持ってみたりせず、一個人として対等に接する総角景ら軍人の3人も魅力的です。また、各キャラクターの背景もしっかり描かれており、それぞれのストーリーもとても面白いです。そして、人を惑わし、喰ったり、コレクションしたりする妖怪たちとの戦闘シーンもかっこよく、キャラクターたちの表情もとても表現豊かです。
ざくろの生い立ちに迫る話では、妖怪としての力の本領を発揮するざくろの美しさと迫力にため息が出ました。個人的に作者の星野リリィさんの絵が大好きなのですが、服や建物にまでこだわっており細部まで楽しめます。星野リリィさんはイラスト集も出していらっしゃいます。

あつまれ どうぶつの森 / あつまれ どうぶつの森 ハッピーホームパラダイス / あつ森 / Animal Crossing: New Horizons / Animal Crossing: New Horizons - Happy Home Paradise
8

のんびりのびのび暮らしています

ゲームの世界でのんびり生活する。それがこのゲームのコンセプトです。
派手なアクションシーンがある訳でもなく、イケメンや美少女が自分に恋をしてくれる訳でもありません。
ミュージシャンの歌を聞くのが一応のゲームクリアらしきものではあるものの、それすら本当にそうかどうかも分からないくらい、離島での日常を送るだけのゲームです。
毎日仕入れる商品を買って家具を揃えたり、服を買っておしゃれしたりするだけなので、必死になって技を覚えたりノルマをこなす必要はありません。
お金がなくても生活できるし、あっても楽しめる。おしゃれにしたければすれば良いし、したくなければ草を生やしてても文句は言われません(評価は下がりますが)。
ゲームの中の住人も、他のゲームのように、大変な世界で生きることに困難を感じてることはなく、思い思いの気ままな生活をしながら画面の中をウロウロして、他の住人と話をしたり森の中を探索しています。
主人公が冒険したり世界一になったり世界の危機を救うのも悪くないですが、今はそういう世界から離れて、人口密度が低く、読まなくてはいけない空気も存在しない世界で、のんびり暮らすのも悪くはないんじゃないかな、と思っています。

夜明けの図書館
8

司書さんの仕事。

図書館で働く新米司書・ひなこが、利用者からの、本を探してほしいに応えていく漫画です。
そうか、適切な資料を紹介するのも図書館の仕事なんだとハッとしました。
ひなこさんは、自分も本が好きだし、こどものとき、司書さんに本を紹介してもらったりした経験から、利用者さんにも真摯に応えようとしていて、すごいなと思います。
ひなこさんがこどものとき、初めて人に頼まれて資料を探したみたいな昔話も載っているのですが、その話が好きです。
星好きの男の子と知り合いになって、彼のために星を探すための本を借りるみたいな話です。
その子とは変に恋愛関係とかになるんじゃなくて、友達って感じのところがよかったし、星の名にも方言があるんだっていうのが新しい発見でした。
大体はひなこさんが主役なのですが、時々、他のスタッフさんの話とかも入っています。
いろいろなスタッフさんがいておもしろいです。
ベテランの司書さんの友達が癌になって、その子の娘さんに本をすすめる話とかすごくよかったです。
大きな病気をすると自分のなかでも納得をつけたいし、家族にもどう話せばと悩むところです。
本だけが答えってわけでもないけど、本に救われることもあるんだなと思いました。
続きものの話もありますが、大体が1話完結で読みやすいですし、おすすめです。