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司書さんの仕事。
図書館で働く新米司書・ひなこが、利用者からの、本を探してほしいに応えていく漫画です。
そうか、適切な資料を紹介するのも図書館の仕事なんだとハッとしました。
ひなこさんは、自分も本が好きだし、こどものとき、司書さんに本を紹介してもらったりした経験から、利用者さんにも真摯に応えようとしていて、すごいなと思います。
ひなこさんがこどものとき、初めて人に頼まれて資料を探したみたいな昔話も載っているのですが、その話が好きです。
星好きの男の子と知り合いになって、彼のために星を探すための本を借りるみたいな話です。
その子とは変に恋愛関係とかになるんじゃなくて、友達って感じのところがよかったし、星の名にも方言があるんだっていうのが新しい発見でした。
大体はひなこさんが主役なのですが、時々、他のスタッフさんの話とかも入っています。
いろいろなスタッフさんがいておもしろいです。
ベテランの司書さんの友達が癌になって、その子の娘さんに本をすすめる話とかすごくよかったです。
大きな病気をすると自分のなかでも納得をつけたいし、家族にもどう話せばと悩むところです。
本だけが答えってわけでもないけど、本に救われることもあるんだなと思いました。
続きものの話もありますが、大体が1話完結で読みやすいですし、おすすめです。