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5lhiroのレビュー・評価・感想

新しい学校のリーダーズ / ATARASHII GAKKO!
9

新しい学校のリーダーズはぽっと出じゃない!

新しい学校のリーダーズ。彼女たちのビジュアルを初めて見られた方は、おそらく若い外見から判断し、「あ、また新しいグループが出てきたな。また大人に作られたアイドルなんだろうな」などと思っていませんか?失礼ながらそれは大きな間違いです。彼女たちのデビューは2015年。意外と下積みが長いのです。そして彼女たちの特徴はやはり、自分たちで振り付けをしている、ということ。グループとしての下積みの間以前から、個々人としてダンスに明け暮れていた彼女たちは、音楽から様々な音を拾って、そのひとつ一つの音に合う動きをダンスで表現することができるのです。パッと出てきてパッと消えてしまう、線香花火のようなアイドルグループではない…こういった下積み時代のエピソードから、彼女たちの実力が透けて見えてきませんか?ジャニーズや他のアイドルグループからも振り付けをしてほしいと依頼されたり、世界的に有名なダンサーたちからも「彼女たちはすごい!!本来だったら聞き逃してしまうような小さな楽曲すら拾って、それを見事なダンスに創作している」とかなりの評判なんです。情熱大陸に出演することもできると思います!

エンドレス・エクソシズム
7

ただの悪魔祓い映画じゃないです。

神父さんが悪魔に取り憑かれた人を助けるような内容だと思いながら観たのですが、想像していたものと違って、楽しめました。
ただ、事件が起きる範囲が狭すぎて、何かがちょっと物足りなくて勿体ない気もしました。ですが、今までにあるような悪魔祓いをするというだけの内容ではなく、悪魔に取り憑かれたままの女性が亡くなってしまって、そのまま悪魔はその亡くなった女性の体を支配するというところは新鮮でした。
遺体が生き返るなんてことは誰も考えられないことなので、異変は感じるものの、まさか…という気持ちが強く、気付いた時には遅い…みたいなところは、ホラー映画によくあるイライラはしますが、迫り来る恐怖感はホラー映画そのものです。
あとはラストシーン、その悪魔を退治する仕方が、「え、それで終わりなの?普通なら熱すぎてそんなに近づけないでしょ。どうして最初から火をつけるの?」と、ツッコミたくなるところが多いですが、全部ひっくるめると、まぁまぁ面白いホラー映画ではないかなといった感じです。
ホラー映画マニアや、大好きな人には少し物足りないかも知れませんが、好きだけどちょっと苦手なレベルの人には十分楽しめる内容だと思いますので、気になる方は観てみる価値はある映画だと思います。

ドラゴンクエストIV 導かれし者たち / DQ4 / ドラクエ4 / Dragon Quest IV: Chapters of the Chosen / Dragon Warrior IV
10

教科書を覆したドラゴンクエストIVからの挑戦状

ドラゴンクエストが大人気なのは、ロールプレイングゲームの教科書だからです。1では基本を、2では3人組で、そして3では転職。RPGの基本的な概念をロト3部作でプレイヤーに伝えることが出来たからこそ、RPG=ドラクエという認識になっているのです。そして、ロト3部作の次に発売されたのがドラゴンクエスト4です。
それまではRPGの教科書という立ち位置だったドラゴンクエストですが、4ではプレイヤーに「挑戦状」を叩きつけてきました。それは、RPGの教科書で示されていた不文律を覆したからです。RPGの不文律として「レベルを上げて強くなった勇者が魔王を倒しに行く」というのがあるのですが、ドラクエ4の魔族の王ピサロは、まだ子どもの頃の勇者を亡き者にするために村ごと滅ぼしてみせます。難を逃れた勇者は文字通り天涯孤独の身になって、そこから冒険が始まるのです。
そしてもうひとつの不文律は魔王=悪という図式です。RPGは基本的には勧善懲悪なのですが、ドラクエ4では魔王ピサロが愛していた妖精ロザリーが人間に殺されてしまうのです。人間への憎悪に駆られたピサロはデスピサロとなって人間たちを滅ぼそうとするのです。デスピサロとの戦いでは、何とも言えない怒りと悲しみが入り混じった、重くて深い感情と共に攻撃を繰り出していたことを昨日のことのように覚えています。

sumika / スミカ
10

sumika

2013年結成の4人組の男性バンドsumika。人気アニメ、ドラマのタイアップ曲もたくさんあります。
sumikaはライブ中のMCがとても良く、涙なしでは聴けません。
ボーカル片岡健太がとても苦労している方で結成してからボーカルとして致命的な声が出なくなることがありました。
当時は原因も分からずただ声が出ない、バンドとしても活動出来ない、一般人でも声が出なくなれば辛いのにそれも声を仕事としているミュージシャンにとっては想像出来ないくらいだったと思います。それでもバンドを辞めずに乗り越えてくれ、今の素敵な声で音楽を届けてくれてます。
たくさんある中でもオススメする曲は伝言歌という曲です。
原曲はもちろんとても良いのですがライブでファンとみんな会場全体で作り上げる曲になっており、涙が勝手に出てくる曲です。
苦労しているバンドだからこそのMCと楽曲。誰ひとり置いていかず優しさ。会場に来ている一人ひとりに向けて届けている優しさがsumikaの良さだと思います。
バンド名の通りメンバー全員、家が大好きなバンドです。ライブステージも家をモチーフにしており、我が家で手を広げ出迎えてくれ安心して送り出してくれるようなバンドです。

男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花
10

やっぱ、リリーさん

リリーさんのために沖縄にまで行っちゃう寅さん、そこで家まで探して養生させる寅さん、そのくせ水族館の女性にメロメロしちゃう寅さん、どれも寅さんっぽさが表れていてよかったです。とらやの人々もリリーさんの事が心配で焦り焦りしてる寅さんをなだめて、沖縄に行く方法を考えたり、寅さんに旅費をやったり、ほんとにいい人たちだなあと思います。寅さん抜きでも、リリーさんのことを心配しているし、リリーさんも幸せ者だなと思いました。それに、今回はロケ地が沖縄なのですごくゆったりした風景が見れます。芸能人とかそろって沖縄に行くけど、その理由がわかるっていうか、ほんとのんびりできていいところだなあと思いました。もちろん、男はつらいよは、沖縄をいいところという軽い描き方じゃなくて、仕事がないとかちよっと辛いところまで描いていてすごいなと思います。リリーさんと寅さんは、やっぱりどのマドンナより、似合っててこのまま沖縄で一緒にってのもいいなとか思ったけど、そこは意地っ張り同士、うまくいかず喧嘩別れ、、、これが2人っぽいといえば2人っぽいけど残念です。でも、さいごには仲直りして、またいい友達、旅仲間っぽくなっててよかったです。そういう関係が2人には会ってるのかもしれません。