男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花

男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花のレビュー・評価・感想

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男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花
7

ハイビスカスの花

映画の最初に成人して社会人になった満男がイケメンだった。
そして松岡リリィがキャバレーでシンガーとして稼いでいるのを見ると、水商売というものは大変な職業であると思った。
また、寅さんが実家のとら屋に現れるとみんな驚いているのが面白かった。
そんなある日、寅さんがリリィが沖縄で倒れたのを聞いてわざわざ沖縄まで追いかけようとする。
でも実際、寅さんが飛行機が苦手なので、酔っている寅さんが面白かった。
リリィの入院している病院まで足を運び、リリィの看病までしている姿を見て、優しい男なんだなと思った。
元気になったリリィは寅さんと一緒にお酒を飲んでいた。
そんなまたある日、水族館で働いている沖縄の女性に惚れてしまった。
そもそもなぜ寅さんは女癖が悪いんだろうと疑問に思った。
それが引き金になったのか、突然リリィがちゃぶ台をひっくり返して短気になっているところが一番驚いた。
まあ、短気なリリィさんはそこがかわいいのだろうけど。
その当時の映画のロケ地で使われていた沖縄の景色が美しかった。
ちなみに私は修学旅行で沖縄に1回行ったことがあるので、懐かしくて沖縄を好きになってしまった。
寅さんの映画のシリーズの中ではハイビスカスの花が一番気に入っている。

男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花
10

やっぱ、リリーさん

リリーさんのために沖縄にまで行っちゃう寅さん、そこで家まで探して養生させる寅さん、そのくせ水族館の女性にメロメロしちゃう寅さん、どれも寅さんっぽさが表れていてよかったです。とらやの人々もリリーさんの事が心配で焦り焦りしてる寅さんをなだめて、沖縄に行く方法を考えたり、寅さんに旅費をやったり、ほんとにいい人たちだなあと思います。寅さん抜きでも、リリーさんのことを心配しているし、リリーさんも幸せ者だなと思いました。それに、今回はロケ地が沖縄なのですごくゆったりした風景が見れます。芸能人とかそろって沖縄に行くけど、その理由がわかるっていうか、ほんとのんびりできていいところだなあと思いました。もちろん、男はつらいよは、沖縄をいいところという軽い描き方じゃなくて、仕事がないとかちよっと辛いところまで描いていてすごいなと思います。リリーさんと寅さんは、やっぱりどのマドンナより、似合っててこのまま沖縄で一緒にってのもいいなとか思ったけど、そこは意地っ張り同士、うまくいかず喧嘩別れ、、、これが2人っぽいといえば2人っぽいけど残念です。でも、さいごには仲直りして、またいい友達、旅仲間っぽくなっててよかったです。そういう関係が2人には会ってるのかもしれません。