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4rktst2080のレビュー・評価・感想

ゾンビランド / Zombieland
10

ただのコメディーではなかった

ゾンビもの、そしてコメディーとなると、B級なのかな?とあまり期待はしておりませんでしたが、とても良い作品だったと思います。ゾンビになる過程や感染症について詳しく解説されることはありませんが、そのあたりはどうでもよくなってしまうほど、登場人物たちがとても魅力的でした。人間関係が複雑になるほど登場人物が多いわけではなく、主人公の「マイルール」が際立っていてすごくおもしろかったです。ゾンビが出てくる荒廃した世界なのに「シートベルトは着用」といった独自のルールが笑えました。そんな世界になるまでの主人公の生活が、オンラインゲームをしていて孤独、というところもおもしろかったです。アメリカで長く続くゾンビドラマでは、主人公はかっこよくてリーダーというイメージが強いですが、こちらの映画の主人公の「マイルール」は「ヒーローにならない」である、というところもなかなか現実的でおもしろく見ることができました。なにより、独自の「マイルール」を貫くからこそ生き抜いてこられたと豪語している主人公が、出会った女の子を助けるためにルールをやぶり、自分が欲しかった「家族」を手に入れていくというストーリーは痛快で、心理学的にもかなり深さがあったと思います。

Lick-G
9

時代の最先端をゆく天才ラッパー

今回私が紹介するアーティストは、Lick-Gだ。Lick-Gは最先端をゆくHIPHOPアーティストで、HIPHOP界に大きな影響を与える男だ。まずは彼の生い立ちについて簡単に解説していく。彼は1999年4月6日生まれで、神奈川県逗子市出身のMCだ。13歳~14歳頃に日本語ラップの魅力にとりつかれ、中学時代には横浜や横須賀のサイファーに通うようになったそうだ。高校時代には、高校生ラップ選手権(高ラ)にも出場し、フリースタイルのバトルシーンも騒がせている。バトル引退後は音源制作に力を注いでおり、2017年には1st Albumの「Trainspotting」をリリースしている。
そんなLick-Gだが、彼の持つ音楽性は天才以外の言葉で表現することが難しいほど豊かで惹き込まれるものがある。彼の天才ポイントは3つある。
1つ目は独特なフロウだ。イギリスと日本のハーフである彼は、他の日本人ラッパーにない独特なフロウが特徴的なのだ。
2つ目は圧倒的なスキルだ。これはバトルの映像を見るとよく分かるが、どんなビートであっても簡単にハメながら、彼の中から出てくる言葉を並べていく。その言葉も中傷(抽象)的なものではなく、自身のスキルを見せつけていく言葉を使うことが多い。ただのディスにならないことも彼の魅力の1つだろう。
3つ目は名前を使った韻を用いることだ。彼のアーティスト名となっているLick-Gを(エルアイシーケイジー)と読み韻を踏む。「Zenknow」という楽曲において、(過酷だけど美しい、L,I,C,K to the mofuckin’ G)という韻を踏んでいる。自身の名前を使った韻はバトルシーンでも使うことがあり、咄嗟に飛び出る韻にとてもワクワクすることだろう。

Saucy Dog / サウシードッグ
10

女子中高生に人気のバンド、Saucy Dogについて

皆さんは、Saucy Dogという男女混合バンドをご存知ですか。
Saucy Dogは2013年11月16日に活動を始めました。ですが、2015年にボーカルである、石原慎也以外のメンバーが脱退し、活動休止という形になりました。その後、2016年4月3日にベースの秋澤和樹が加入したことで再始動。同年、8月2日にはサポートのドラマーをしていた、せとゆいかが正式に加入し、現在Saucy Dogとして活動しています。
そんなSaucy Dogの代表曲といえば『いつか』と『結』です。
『いつか』は石原が昔に付き合っていた女性との帰り道や、日常を歌詞にしたそうで、二度と会えない人に向けて書かれた曲です。歌詞だけでなく、曲の構成も相まって、とても切ない曲となっています。
『結』は『いつか』とは違って今まさに、恋をしている男女のもどかしい関係を書いた曲で、曲が進むにつれて主人公の心情が変わっていくところも分かります。曲が終盤になると、末永く過ごしていきたい、『結』末は無くていい。という気持ちが込められています。
今回紹介させていただいた。『いつか』や『結』以外にも『君がいない』や『シンデレラボーイ』などさまざまな曲を投稿しているので、YouTubeチャンネルをぜひ見にいってみてください。