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4qteruak_arkのレビュー・評価・感想

映画かいけつゾロリ だ・だ・だ・だいぼうけん!
7

昔のキャラが出てきた。

ゾロリシリーズは児童書の頃から大好きでした。それがアニメになり、またゾロリの声が山寺宏一さんで嬉しい限りです。本作は、ゾロリがお宝を探すというもので、いかにもゾロリの話だし、面白かったです。子供たちのために薬の材料をというのも、その際に、若い研究者を連れていくというのも、後の話の伏線になっていました。まあ、大人から見ると、どういう展開かはわかりやすいのですが、わかっていてもおもしろかったです。だって、どう見てもあの二人は兄弟でした。ゾロリの世界は動物の世界だからわかりやすいのに、ゾロリはいたずらには頭はきれても、恋愛沙汰には弱いですね。ゾロリの恋もたまにはうまくいってもいいと思いますが、そこはお約束なのでしょう。そう考えると、寅さんみたいかもしれません。また、薬を甘くコーティングしなくてはという話になり、ゾロリとチョコレート城でお馴染みのブルルチョコが出てきて、オールドファンにはうれしかったです。ブルルチョコはチョコレート城の頃から美味しそうだと思っていましたが、やはり美味しそうでした。ゾロリのことを今も恨んでいたなんて、なかなかしぶといやつです。それに、ブルルだけでなく、他のキャラも出てきていたし、結構、昔、ゾロリを読んだ人も楽しめる作品だと思います。

宇宙よりも遠い場所 / よりもい / A Place Further Than The Universe
10

すべてのアニメを過去のものにした。最高の青春ロードストーリー!

明日どこにいるのか、明後日どこを進んでいるか想像できない世界にそれでも、踏み出す。

初めて遠くに旅行に出るときに、自分の空になった部屋に「行ってきます」と言ったことはないですか?
想像しているうちは楽しいけど、いざ足を動かすと怖くなってしまうことはないですか?
それでも、踏み出したことでかけがえのないものを得たことはないですか?

このアニメは、そういった誰もが感じたことのある、初めての冒険をもう一度味わえる作品です。
大きな挑戦をするからには、これまでの殻を破る必要があります。
中には、思い切って手放さなければいけないものもあるかもしれません。
その冒険に、手放したものを超える価値があるのか、思い切るだけの意義があるのか、そんなことは分かりません。
それでも、ここじゃないどこかへ、今しかできない大きいことを、自分を変えるため、得難いものを得るために、主人公たちは南極に向かいます。

女子高生、南極へ行く。突拍子もないテーマです。
ある意味では、昨今流行りの「オッサンのやることを、女子高生にやらせるシリーズ」の1つの終着点とも言えるかもしれません。
最終回では、堺雅人主演「南極料理人」を思わせるシーンも登場します。
ただ、見どころは「南極」というテーマ設定だけではありません。全13話の、その多くの時間は、南極に向かうための主人公たちの挑戦が描かれています。
その、一切の妥協のないストーリー展開。全13話の根底には常に一貫したテーマが大きな川のように流れながらも、一話一話、その回に発生したトラブルや出来事は必ずその話で決着させる。捨て回や、カタルシスを貯めるための後味の悪い話は1つもありません。
それでいて見終えた後の満足感はすさまじい。それは30分とは思えない秀逸な脚本と、こだわりぬかれた絵に支えられています。
背景のカラーチャートは国内シーンと海外シーンで空気感を変えるためにテレビアニメとしては異色の2パターン設定を設け、その豊かな背景の中をよく動くアニメーションでキャラクターたちが生き生きと活躍します。

旅行が好きな方、良質なアニメーションが好きな方、青春ストーリーが好きな方に、是非おススメしたい作品です。

アリー/ スター誕生 / A Star Is Born
9

ただの商業映画ではない。

皮肉。あまりにも。

「才能」と「売れる」ということの狭間。

いろんな意味で裏切られ、引き込まれた。歌の与える影響力ってすごいと感じ、何より2人が楽しそうに歌うから、楽しさが伝染してくる。

その分、後半へと進むにつれて悲しい、悔しいという気持ちが募る。前半の楽しさ、明るさからは予想ができない。先にも述べたように、才能と売れるということは、違う。売れるためには犠牲にしなければならないこともあり、楽しいだけ、やりたいだけではやっていけない。華々しい活躍の陰に隠れる闇や影。今もなお活躍している多くの芸能人や芸人、アーティストにはこの苦しみがあるのだろう。

私たちが期待すればするほど、不安に押しつぶされそうになる。そして、本来は不安の支えになる愛すべき存在が、守りたい存在へと変わると、相手のためを思って自らを犠牲にしてでも守りたいと思ってしまうのだろう。でも実際は、それは優しさではなく、苦しみを与えてしまっているだけ。
アーティストや芸能人、芸人その他多くのクリエイターなど皆様、夢や希望、勇気や元気をくれてありがとう。どうかどうかご自愛ください、と思ってしまう映画。

ラモンみたいな友達欲しい。ノるときノッて、嬉しいとき一緒に喜んで、全力で応援して、悲しいときは側にいてくれる。有名になったから側に来るやつとかじゃなくて、「友達」でいてくれる。

ジャックのバンドメンバーも優しい人たち。笑顔が素敵。どんな時でも支えてくれてる人たち。

あまり描かれてないけど、そんな人たちだろう。だといいな、と思う。

兄もなんだかんだでいい人。唯一の肉親。なんだかんだで、理解してくれるのって肉親だったりする。良くも悪くも。

CMでは、この映画のポイントをレディガガが主人公であることと謳っており、明るいドラマの商業映画かと思っていたが、想像以上に深みがある映画であった。

ドラゴンクエストV 天空の花嫁 / DQ5 / ドラクエ5 / Dragon Quest V: Hand of the Heavenly Bride
8

ゲーム上で結婚できる衝撃

初めて購入したのは私が中学生の頃でした。昔からゲーム、特にRPGが好きで、その中でもドラゴンクエストシリーズは私にとって一番の作品でした。ドラゴンクエストのシリーズはたくさんありますが、中でも私はV、天空の花嫁をオススメします。何故数ある中でこれなの?と思う方も多いでしょうが、理由はいくつかあります。一つ目はまずストーリーがドラゴンクエストシリーズの中でも、ダントツに面白いことです。父であるパパスの死から始まり、復讐を誓って冒険を始めた方も多いのではないでしょうか?二つ目はシリーズで初めてゲームの中で花嫁を選んで結婚ができることも一つのこの作品の魅力の一つです。幼なじみを選ぶのか、それとも綺麗な女性を選ぶのか、当時中学生だった私にはその選択は苦でしたが、結局クリア後は選ばなかった方もプレイしてしまいました。(二週目)また初めに目の前で父が殺されてから、中盤には成長した自分が自分の息子たちと一緒に冒険できるというのは、なんとも感慨深いものがあります。そして三つ目がドラゴンクエストならではの攻略要素が多い点です。私は攻略サイトを見るのが嫌いなので、自力で探すことが多いですが、コンテンツの完全クリアに500時間もかかってしまいました。しかし、それがこの作品のいいところとも言えるでしょう。