4mfuchan_y15@4mfuchan_y15

4mfuchan_y15
4mfuchan_y15
@4mfuchan_y15
3 Articles
3 Reviews
0 Contributions
0 Likes
4mfuchan_y15

4mfuchan_y15のレビュー・評価・感想

カムイ外伝
10

優れたシノビでありながら掟に逆らいヌケニンとなったカムイの生きざま

常人とは違う特別な訓練を受けた忍び、その組織の掟を嫌い抜け忍となったカムイのもとには、カムイを殺すため、忍びの世界から次々に刺客が送り込まれる。
信じる事が即、死につながる非情な世界で何度も死にかけながらもカムイは生き延びてゆく。
すべてが追手に見えて猜疑心の塊となり自分に敗れて鬼相になって自ら命を絶った抜け忍も居る。
だがカムイは違った。生死のギリギリのところで自分は死を覚悟した行動によって忍びの信頼まで得ていく。
並々ならぬ強さと体術に裏付けられた自信、忍びでありながら領主も動かす行動力と知恵、身分制度や藩命など世の中の不条理が当たり前のように行われていた江戸時代だからこそその生きざまは光り輝く。
転々と居場所を変え風のように流れてゆくカムイ、行く先々で出会った人たちとの間に様々なドラマがある。
安全な明日が来るという現代、もちろんリスクはあるが自分から危険の中に飛び込んでいかない限り委に血を落とすリスクは昔に比べはるかに少ない。
生きてゆく中で何が大切かいろいろな意味で考えさせられた作品だった。
人間の業、そんなものも顔を出す。壮絶な毎日の生活からカムイの言動は人を動かしてゆく。
密告して仲間を裏切り金を得ていた男が、カムイの犬は死ぬまで犬だが人間は生まれ変わることがあるかもしれないという話を聞き体を張ってカムイを助け死んでゆく。
カムイを信じた人は見違えるように生きがいを見いだすが次々に追手の手にかかって命を落としてゆく。
人は一生の間にいろいろな出会いを経験する。
ずっと記憶に残り続ける出会いもあればすぐ忘れ去られていく出会いもある。
少しでも人間の善意を信じて、希望という光を胸にともし今より少しでも前へ、少しでも良くなる方向へそんな思いを抱かせた作品である。

Saucy Dog / サウシードッグ
8

どハマりバンド、サウシー!

知り合いに良いから聴いてみて!ってオススメされて聞いてみたSaucy Dog

もう最初は読み方すらよく分からんくて。笑

最初に聴いたのは「いつか」

始まりは優しい歌い口で、
あ、そーゆー系のバンドかーって思って聴いてたんですが、

サビで一気にくる感じ。
伸びのある歌声にすごく感情がのってて、
え?なになに?みたいな。

そっから歌詞とか見ながらちゃんと聴いてみると、
いーのよ、歌詞が。

切ないとか、愛しいとか、何とも言えんエモい感情が掻き立てられら訳で。

なんか高校の時に付き合ってた元カノとか思い出したりして。笑

そっから違う曲も聴いてみよーと思って、

次に聴いてみたのが「コンタクトケース」

これがねー、もう。
たぶん100回以上聴いた。笑

洗面所に残された、彼女の使っていたコンタクトケース、なんでもないもの。
そこに自分の元から去っていった彼女の面影を感じて。

出て行った理由は分からないけど、戻ってはこないのかもしれないけど、

愛し方はひとつじゃなくて、

君と過ごした事には理由なんか要らなくて、

なんか幸せに感じられるだけで、ずっと一緒に居られると思っていた。

いやもう、歌詞が。
エモいという言葉はこの曲の為に生まれたんじゃないか!ってぐらい、もう聴いてたら胸が締め付けられるほどの感情がこもった歌詞。

この日々はやがて、昔話になるけど、決して嘘なんかにはならないよね。

こんなん恋愛したことある人なら、絶対響くに決まってる最高のパンチライン。

こんな歌詞が書ける石原さんの感性、それを響かせる歌声。売れるんやろーなー。

他にも、ナイトクルージング、煙、なとなど、お気に入りの曲はたくさん。

今後の活躍に期待しながらも、どこかであんまり有名になり過ぎても寂しいなーと思ってしまう、
こっそり人にオススメしたいバンドです。

SixTONES / ストーンズ
10

6つの原石が奏でる6つの音色

SixTONES(ストーンズ)というグループをご存知だろうか。彼らは少年隊やSMAP、嵐など数々の名だたるスターを輩出してきたジャニーズ事務所に所属している6人組男性アイドルグループである。ジャニーズ、アイドルと聞くと私はキラキラとした王子様のようなイメージがあった。しかし、彼らは正直言って真逆だった。

SixTONESの結成は2015年の5月1日。当時ジャニーズJr.であったジェシー・京本大我・田中樹・松村北斗・高地優吾・森本慎太郎の6人で組まれた。グループ名には6つの原石・6つの音色という意味が込められている。厳しいJr. 時代を乗り越え2020年1月22日デビューを果たした。
彼らのおすすめポイントは圧倒的なパフォーマンスだ。デビュー曲である『Imitation Rain』は歴代のジャニーズグループのポップで明るい曲とは一味違っている。X JAPANのYOSHIKIによって作詞作曲された曲はスローテンポなバラードであり、ロック調である。衣装は黒で統一感があり、ダンスの振りも多くはない。歌と表情、立ち振る舞いによって彼らだけのクールで妖艶な世界観を創り上げる。
多くの楽曲を世に送り出しているSixTONESの曲では、カップリング曲にも注目してほしい。非常に様々なジャンルの曲に出会えるだろう。爽やかな青春を感じる曲、全編英語詩の大人な魅力が溢れる曲、雰囲気をガラッと変えるアッパーソング、胸に刺さる感動のバラード、ジャジーな曲などジャンルも豊富である。特に1stアルバム『1ST』はそんなSixTONESの良さが詰まっている。何度聞いても飽きないだろう。
SixTONESの楽曲にはとことん音楽に向き合い、こだわるという彼らの情熱がある。また楽曲のクオリティを支えている、彼ら一人一人の高いスキルも欠かせない。

メインボーカルを務めるジェシーと京本大我の歌唱力は群を抜いている。声量、音程の安定感はどのグループにも負けない。
メインボーカルを支える松村北斗の安定感のある低音、彼の作り出す世界観は唯一無二である。
森本慎太郎の甘いボイスは人を虜にする。高い身体能力でもグループを盛り上げている。
高地優吾はヒューマンビートボックスでライブパフォーマンスを一気に盛り上げる。
そして圧倒的ラップスキルを武器とする田中樹。
それぞれの高いスキルから生まれた楽曲はアイドルファンはもちろんそうでない人も、男女問わず多くの人々を魅了するだろう。