4cyuriann@4cyuriann

4cyuriann
4cyuriann
@4cyuriann
0 Articles
2 Reviews
0 Contributions
0 Likes
4cyuriann

4cyuriannのレビュー・評価・感想

魔女の宅急便 / 魔女宅 / Kiki's Delivery Service
10

1回は見て欲しいお話

魔女の母の家に生まれた女の子は、13歳の満月の夜になったら魔女のいない町で1年間修行する風習があり、知らない街で生活をします。

主人公はネコの言葉が分かるキキと黒猫のジジ。キキとジジは魔女として新しい街で生活していくために、定住する街を探しに行きます。
いざ出発してほうきで空を飛んで移動していくと、トラブルが待ち受けています。晴れていたはずの天気が急に雨に変わって雷にあい、雨やどりがわりに貨物列車に避難して夜を過ごします。朝目覚めると晴れているので、出発します。
ある街(コリコの町)に到着すると、1人の男の子と出会います。名前はとんぼ。何かと縁があり少しずつ意識するようになります。
キキはパン屋さんで住ませてもらいながら、ほうきに乗って荷物を運ぶ宅急便の仕事をして生活していくことにしました。

ある日おばあさんの依頼で孫にパイを届けることになりました。その日も雨に打たれたしまい、風邪をひいて寝込んでしまいます。するとジジの言葉がわからなくなり、ほうきに乗っても飛べなくなってしまいます。
悩んでいるととんぼが気球にぶら下がり危険な目にあっているのを発見。これは大変だと助けに行きました。

ほうきにのっても飛べなくなり自信をなくしていたキキですが、助けたい一心で飛べるようになり無事にとんぼを助ける事に成功して、人気者になりました。
ひとりの女の子が親元を離れて、悩み苦しみを乗り越えて行くお話です。

37.5℃の涙
9

病児保育に焦点を当てた心が温まる漫画

この漫画は病児保育に焦点を当てられた他にはあまり見ない漫画です。2015年には連佛美沙子さんが主演でドラマ化もされています。主人公は新人保育士の杉崎桃子です。
この漫画のポイントはやはり病児保育がテーマであること。病児保育を知らない人にも伝わるような内容であるのに加えて、仕事をしている親とその子供について描かれています。そういう部分では社会派と漫画であると言うこともできるかもしれません。
桃子の病児保育を通して、寂しい思いをしてしまっている子供とその親の問題が解決していくところはとても心が温かくなります。日本は両親のどちらもが仕事をしている家庭が増えています。誰しもがその可能性があるからこそ、この漫画を読んで欲しいです。
また桃子の一生懸命なところもこの漫画の良い所です。笑顔が作れず、新人であるので仕事も思うようにいきません。それでも桃子なりに病児保育で行くことになった家の子供を自分なりに元気にしようと奮闘している姿は可愛らしく、また自分も一生懸命頑張ろうと勇気をもらえます。
1巻では桃子が今までお母さんに1度もお弁当を作ってもらったことがないことが明らかになっていました。上手く笑顔が作ることができない原因もどうやらそこにあるようでした。桃子の家族の事情、そして桃子はそれをどうやって乗り越えていくのかも2巻以降がとても楽しみです。