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4cpersonaのレビュー・評価・感想

鬼滅の刃 / Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba
9

鬼になった妹を治すため鬼と戦う炭治郎

ある日、家族思いで心優しい炭売りの少年炭治郎が家に帰ると、妹以外の家族全員が鬼に惨殺されていた。というところからストーリーが始まる。
傷口に鬼の血を浴びた妹は、鬼に変わり炭治郎に襲いかかってくる。そこに鬼殺隊の富岡義勇が現れ、鬼になった妹を殺そうとする。妹以外の家族を失った炭治郎は、「唯一の家族である妹を奪わないでくれ」と頭を下げるがすぐに富岡義勇に妹を奪われてしまう。取り返す為、富岡義勇に挑むも圧倒的な強さに炭治郎は倒れ込む。倒れ込んだ炭治郎に、飢餓状態である妹が血を吸わず、炭次郎をかばい、富岡義勇に威嚇する姿を見て、富岡義勇は今までの鬼とは違う感覚を覚える。
炭治郎は、妹を人間に戻す方法を探るべく、鱗滝左近次のところへ向かう。そこで修行を積み、最終選別に合格し、鬼殺隊に入る。
全ての鬼は、鬼舞辻無惨の血を与えられて作られる。人間を食べた数の多さ、又は鬼舞辻無惨から血を分けて貰う量によって鬼は強くなっていく。
炭治郎は鬼舞辻無惨の血を多く与えられた十二鬼月という存在を知り、十二鬼月と戦う為、次々と任務を遂行していく。
鬼は元々人間であり、それぞれ鬼になるまでの物語があり、見所である。心優しい炭治郎は、鬼でさえ哀れみ悲しむ。そして、鬼にした鬼舞辻無惨を倒すと誓い、鬼殺隊の中で最高位に立つ9名の柱と共に戦って行く。

今日も嫌がらせ弁当
8

自らの反抗期を思い出す

もともと原作の書籍を読んでいたので、凡その内容は予想通りでしたが、お弁当のビジュアルの美しさに焦点が当てられる書籍に対して、本作は、主人公である母親と娘の親子愛がよりリアルに感じられる作品でした。
我が儘で言いたい放題の娘を見ていると、子育てがいかに面倒くさくて大変かを考えると同時に、自分にもこんな時代があって、親を散々悩ませたのだと痛感させられます。子育てとはどうあるべきかを考えさせられる内容で、これから親になる人にも、反抗期真っ只中の学生にもオススメです。
言いたいことがあっても、面と向かって言うのは気恥ずかしい。手紙だとウザがられて読んでもらえない。だから、日々のお弁当で伝えるというのは、母親らしい素敵アイディアだと思いました。毎日、ご飯は食べるわけだから、嫌でも目にすることになるし、工夫の仕方によっては、キャラ弁の力で一目でダイレクトに伝わるのだから。
言葉では「嫌がらせ」と言っても、結局は、母親は何かに没頭することを楽しみ、娘も次にどんなものか楽しみにしてたのではないでしょうか。ベタですが、最後のお弁当には泣かされました。劇中のお弁当はどれもクオリティの高さに驚きますが、もし、自分の親が弁当作りに夜通し励み、体壊してしまうようなら、止めてあげたいところです。

プライドと偏見 / Pride & Prejudice
8

いにしえのラブストーリー。でも胸きゅん!

18世紀イギリスの田舎町で暮らす姉妹の近所にお金持ちの男性が引っ越してきて、というきっかけで始まるラブストーリーです。
オースティンという女流作家の原作が元になっています。
というと文芸作品特有のかたっくるしさを思い浮かべそうですが、なかなかどうしてジレジレとしながらも甘いお話で気楽に楽しめます。
主人公は姉妹の2番目で勝気で聡明な美女。面倒見はいいけれど鼻っ柱の強さがたまにキズな感じ。
その相手役は引っ越してきたお金持ちの親友で、やたらとプライドが高くてはっきり言ってイヤな奴。
この2人が最初からお互いちょっと気になるなーという感じなんだけど、やれ家柄が、横槍が、誤解がと様々な障壁によって盛大にすれ違ってしまいます。
ちょいちょい見せ場があって、おっくっつくのかな、と思わせておいて主人公が男のプロポーズを断り、手酷く振ってしまったりとか。
みてるこちっちは何度、えー!?と悶えることか。
途中、姉妹の長女のロマンスも挟まりますが、これも何だか大人しい2人で違う意味でヤキモキさせられます。
美男美女揃い、レトロで華やかなドレス、壮大な風景など画面が美しいのも素晴らしいです。
ある程度長さがありますが、キュンキュン悶えながら見れるのであっという間です。