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2skwt-1991のレビュー・評価・感想

僕の心のヤバイやつ / The Dangers in My Heart / 僕ヤバ
7

むずむず系格差ラブコメ

中二病全開の中二、市川君がクラスのカースト上位でモデルもやっている山田さんを意識しまくる話。
当初は市川君が中二病全開で逆走し、山田さんにおかしなアプローチ(?)をするのだが、比較的早い段階で、お互い意識しだしてしまうという、少しタイトルとは違う趣になっていく。
しかしながら、市川君が自分の気持ちにはっきり気づいていく描写や、山田さんのあからさまなアプローチに気づかない市川君などは、正統派の中二の恋愛らしく、それがとてもほほえましい。また、市川君と山田さん二人ともとてもかわいらしく描かれている。周りのクラスメートはややおざなりな描写に感じるが、これから描写されることもあるだろう。また山田にちょっかいをかけ続ける南条先輩(ナンパイ)に対して、市川君を決して嫌っているわけではないというところなど、市川君の素の性格の良さを感じてよい。
周りの家族、特に市川君のお姉さんに関してはかなり良いキャラをしており、今後の二人の展開にうまくはまっていくだろう、というか市川君と同じようにテンパり、また結局のところ弟思いである点も好感度が高い。
上記のように、タイトルは「ヤバイやつ」ではあるものの、市川君がテンパり、山田さんがボケながらも、徐々に二人の距離が近づいてくという展開がかなり丁寧に描かれているのでかなり正統派のラブコメといえる。かわいい二人の今後をむずむずしながら見守っていきたくなる作品だ。

HUNTER×HUNTER / ハンター×ハンター
10

自分のタマシイ

HUNTER×HUNTERのアニメ版は2つあって、1999年からフジテレビで放送されたのはOVA含めてグリードアイランド編までで終わりです。
2011から日本テレビで放送されたのは選挙編まであります。今回はこちらをご紹介します。
・キャラと声優さんが完全にマッチしてます。これだけ合うアニメというのは珍しいです。
・割と最近のアニメなので、一話にマンガの話が凝縮されてる感じはします。話がどんどん進んでいくので見ていてダレません。アニメオリジナルストーリーがないのが個人的には最高です。
・曲がいい!オープニング、エンディング、BGMすべてが心に突き刺さります。
・HUNTER×HUNTERの漫画は、キメラアント編くらいから絵がラフ画のような感じで雑になってきます。原因は明らかになっていませんがそれで読むのを止めたという人が結構います。一番いいとこだったんですけどね…ただこのアニメ版はその問題をすべて解決しました。絵がめっちゃキレイです。
個人的にはアニメは原作を超えることはないと思っているんですが、これは完全に超えました。アニメを見た後マンガを見ると絵が下手に見えます。
ただ選挙編までしかないのが残念です…

祈りの幕が下りる時
8

切なすぎる話。

加賀恭一郎さんが好きなので楽しく見させていただきました。
加賀さんがお母さんを探しているのはなんとなくわかっていました。
しかし、ああこういう経緯で日本橋に来たんだなとわかっておもしろかったです。
そして、そこから広がる事件の切ないこと。とても悲しい気持ちになりました。
金がないのは悲しいことです。
あんな幼い子が、お金のために男のもとに行かなきゃいけなかったのも、
そのため事件に巻き込まれたのもすごく悲しい話です。
娘を守るため、父がとった行動が合っていたことなのかはわかりません。
ほんとはもっと前になんとかしなきゃいけない問題だったのかなと思います。
それでも、あのときとりうる最善の策があれしかなかったのでしょう。
あの親子が歩んできた生活を思うと悲しすぎです。
会いたいのに会えない、会ったとしても公には会えないし、こそこそしか会えないなんてつらいよなと思いました。
お父さん役は小日向さんがしており、すごくよかったです。あの味は彼にしか出せないと思いました。
あの普通さが余計に切なさを醸し出しています。
娘役は松嶋菜々子さんで、やはりあのきれいさ、すっとした感じが素敵でした。
きれいだけど、ちょっと不幸そうな顔もしているので、役にあっていたと思いました。

ヘタリア / Axis powers ヘタリア / Hetalia Axis Powers
9

世界をゆるく学べる漫画『Axis Powers ヘタリア』

『Axis Powers ヘタリア』は日丸屋秀和による国擬人化コメディー漫画です。
個人サイトでのweb連載から始まり、コミック化、アニメ化、ミュージカル化と次々にメディアミックスされていった人気作です。
日本は礼儀正しく控えめ、イギリスは皮肉屋で料理が下手というように、世界の国々が各国の国民性や特徴を強調したキャラクターとして擬人化され、世界の文化や歴史、国家間の関係をわかりやすく学ぶことができます。
イタリア、日本、ドイツの枢軸国とアメリカ、イギリス、フランス、ロシア、中国の連合国といった誰もが知っている国はもちろん、あまり知名度が高くない国やミクロネーションと呼ばれる自称国家が登場し活躍します。
当然、ステレオタイプ的な部分もありますが、作者の日丸屋先生は文献を読み込んだ上で描いており、また、海外経験も豊富で実体験に基づいた話もあるので、表面的に世界のことを学ぶ分には十分ためになります。
そこから興味を持った分野を自分で深掘りすることができるのが、『ヘタリア』の魅力の一つです。基本的に世界観もキャラクターもゆるく、くすっと笑える作風ですが、国であることの重みや人間との違いを描いた切ないストーリーも必見です。
扱う題材がグローバルなだけに、世界にもファンが多く、根強く愛されている作品です。