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1215chika8のレビュー・評価・感想

TWICE / トゥワイス
10

アルバム『celebrate』を発売したTWICE

韓国のみならず世界的に有名なアーティスト、TWICE。韓国のアイドルは契約期間が最長7年と言われており、7年目を迎えたTWICEはファンの間で「契約更新するのかそれとも解散か」と心配されていたが、この度めでたく契約更新となった。これは女性アイドルでは大変珍しく、またメンバー9人全員が漏れなく契約延長という事もありとても話題に。
そしてTWICEの日本デビュー5年が経ち、記念となるアルバム『celebrate』が発売になったた。
注目すべきはプロデューサーであるJYPとメンバーが作った歌詞。
TWICEとONCE(ファンの愛称)が共に5年目をお祝いしよう。そしてこれからも一緒に歩んでいこうねという明るいメッセージで、これを聴いて涙しないONCEはいないと思う。MVを見るとメンバー達のキラキラとした笑顔と華やかなダンス、どれをとっても泣きそうにもない雰囲気なのだがこれが何故か泣ける。契約更新ありがとう、そして日本デビュー5周年おめでとうと、胸がいっぱいになってしまう。

何故ならこの7年間、体調不良等で活動を休止していたメンバーがいるからだ。心の病気になってしまったメンバーもいる。アイドルという仕事は本当に大変なのだなと思い知らさせた出来事だった。さらにそれが韓国のアイドル市場だとより大変だと聞く。そんなTWICEが選択してくれた契約更新。本当に心の底からありがとうと感じるのだ。
みんなこれからも無理せず健康で明るく楽しく活動をして欲しいとONCEの私は思う。

クズの本懐 / Scum's Wish
9

歪んだ恋の形が描かれている漫画「クズの本懐」

漫画「クズの本懐」について紹介します。
クズの本懐は横槍メンゴ先生による恋愛漫画です。
「私たちはまっすぐに、歪んでいく」という言葉で紹介され、アニメ化もされています。
高校生の主人公「花火」が「麦」と付き合い、二人の恋愛模様が描かれています。
一見、美男美女で理想的なカップルですが実は二人とも報われない恋をしており、
その寂しさを埋めるために互いに別の好きな人がいるのを了承の上、付き合います。
花火は幼い頃から仲良くしている担当教師「鐘井」に恋をし、麦は元家庭教師で現在は高校の音楽教師をしている「茜」を想っています。
鐘井は花火の恋心には気づいておらず、茜に好意を抱いています。
茜は男性に好意を寄せられることに快感を抱いており、寄せられる想いも数ほど自分の評価だと思っています。
そんな二人に報われない恋心を抱いている花火と麦は共感することも多く、次第に一緒にいることが多くなり、良き共感者兼恋人になります。
しかし花火に想いを寄せている「早苗」、麦に想いを寄せている「モカ」はその偽りの関係を見抜きます。
この漫画ににはたくさんの報われない恋、片思い、人を想う気持ちの重さなどが表現されています。
どのキャラも自分の感情に正直で、まっすぐで、それでもだれかのことを傷つけてしまう恋愛に惹かれました。
自分は経験したことのない関係ですが、「人間そういう感情になることもあるよね」と共感してしまうシーンも多く、
漫画を読み進める手が止まりません。
人間のドロドロとした汚い感情まで描かれており、とても面白いです。
花火と麦の行く末に注目してぜひ読んでみて欲しい作品です。

ビッグ・バグズ・パニック
6

発想は良いのにもったいない!

もう少しきちんと作れば一流映画なのに!と惜しく思う作品。
全体的なアイデアはとても面白いです。
主人公であるクーパーは垢抜けない雰囲気で、言い訳の調子だけは良くて「出来ない」感じ。
ただ、それがストーリー全体を面白くさせています。
虫に刺されると(卵を産み付けられているのか?)人間と虫のモンスターになってしまいますが、そこでクーパーがヒロインのサラに「もし自分がモンスターみたいになったら、逃げて。殺されたくないし」とヘタレな感じの事を言います。
普通なら「躊躇せずに撃てよ」なのに。
こんな描写も他の映画のゾンビものや感染ウィルス系とは違い、独特な笑いもとれていて面白い。
そして、窮地に追い込まれた人間が生き残った者同士で言い争うという場面はこう言った映画ならよくありますが、もちろんそれもあり、仲間割れをして殺してしまったりと人間模様もしっかりと垣間見れます。
さらには虫のモンスターなので「巣」があり、その拠点を壊滅させようと中盤から目的もはっきりします。
そう!この映画、「悪くない」んです。
なんだかんだと見続けられると言うことは面白い部類なんです。
しかし、「なぜ虫が大きくなったのか追及しない」「最初は建物の中でも虫が入って来てたのに途中からその危機感が無くなる」「最後は警戒もせずに堂々と道を歩いていて違和感を感じる」「最初に虫に襲われているわりには武器を手にいれようとするのが遅く、クーパーの父親に言われてからゲットする」「最初に虫に襲われたけど虫の作りがゴムみたい」など突っ込みどころが満載。
冒頭であんな巨大な虫を見たら、まずは手短に包丁やナイフを手にするはずだし、銃のように音がでる武器が駄目なら弓矢やボーガンなどと思い付くはずなのに全く無し。
素手で歩き回る主人公達。
もう少し細かい設定をすれば非常に面白いのに!
と思える映画でした。

ジョーカー / Joker
10

ホアキン・フェニックスがいい

バットマンのジョーカーがどのようにして、ジョーカーになったのかという話です。
彼は貧乏で母の介護も必要で、病気でとても辛い人生を生きて、ついにキレてしまったというような話でした。その辛い思いというのが、もう見ていられないものでした。発作で笑いたくなくても笑ってしまうのに、薬の援助は切られちゃうし、ピエロのバイトでは絡まれるし、彼女だと思った人はあれだったしで怖いほどでした。彼女の真実見たときはもうここまでするか、監督!と思いました。
それに出生の秘密も辛いものだなと思いました。でも、そこは本当かな?母の妄想ではと思ったりもしました。なんか、あんな人生だったら、ジョーカーのようにおかしな人になってしまっても仕方ないかなと思いました。とはいえ、ジョーカーは最悪のヴィランです。彼を崇拝したくはないなと思うのですが、なんか彼を好きになってしまう作品でした。
ジョーカー役のホアキン・フェニックスはとても良い役者だと思いました。何より顔が良いです。あまりかっこよくないんですが、ブサイクというわけでもないし、ちよっと辛い目にあってきたみたいな見た目だなと思います。この映画はホアキンにとって、代名詞みたいな映画になったと思います。これからも彼を見てみたいと思いました。

真・女神転生 / Shin Megami Tensei
7

ハマるととことん面白い

『女神転生シリーズ』については派生作品はプレイしたことはあるが、本シリーズを遊んだことはなかった。
Nintendo Switchでスーパーファミコンのゲームが遊べるオンラインサービスがあり、その一覧の中で不気味な雰囲気を放っているパッケージに興味が湧いたので今更プレイしてみた。

東京に住む主人公が、怪しげなメールを受け取るところから物語は始まる。
突如町に現れた悪魔たち。
日常は、非日常へといとも簡単に変化していく。
昔のゲームだから致し方ないのだが、演出は正直乏しい。
しかし、印象に残る場面が多く、話が進むに従ってゲームの世界観に容易く飲み込まれてしまった。
そして選択肢によっては結末が変わっていくものがあり、さらに深みにハマってしまう。
善悪では測れない。
そういうストーリーが魅力的なゲームではあるが、その点、人を選ぶ作品かもしれない。

戦闘はターン制。
そのあたりは他のRPGゲームと変わりないが、他とは違うこの作品の特徴は「悪魔と会話できるところ」である。
会話することによってその悪魔を仲間にすることができたり、お金やアイテムなどを貰えることができる。
もちろん、リスクもあるが、その駆け引きが面白い。
そして仲間にした悪魔をほかの悪魔と合体して、別の悪魔を作ったりもできる。

不親切な点は、ゲーム内では技やアイテムや状態異常の説明がないところだと思う。
敵のエンカウントが多く遊びにくいと思うが、オート戦闘ができるので、テンポをあまり損なわず遊べる。

慣れるまでに時間が必要で人を選ぶ内容だが、慣れるととことんハマれるゲームだと思った。