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0zyorozuya39のレビュー・評価・感想

9

中島さんの世界観が

中島みゆきさんの糸をテーマにした話です。
人と人が出会って、それぞれに影響を与えてってところが、すごく歌のイメージに近いなと思いました。ずっと同じ人を想っていると言っても、彼、彼女に固執するのではなく、それぞれはそれぞれで大切な人を作ってるところがリアルでいいです。そんなもんだと思います。
榮倉奈々さんが子どもを残して亡くなる役で、そのところは全て泣けます。最初、主人公と出会った時は気のいい先輩という感じだったのに、主人公と結婚するというのも運命だし、短命だったのも運命だったのか。でも、子どもと一緒にいたかっただろうと思うと涙が止まりません。そのときの主人公は、ほんとに奥さんのことを想っていたと思います。そこがいいです。不倫純愛ものとかとはぜんぜん違います。ほんと、人と人の出会いは不思議なもので、結局は2人が付き合うのだとしても、他の人と付き合ったことにも、意味があったのだというのがわかりました。
それに、やっぱり主題歌の糸がいいです。ほんといい曲で、この歌が流れ出すと、グッときます。歌発信の映画ってたまにありますが、そのなかでも最高級にいいはなしだったのではないでしょうか。ただの恋愛ではない、人と人とのつながりを感じられました。

君に届け / 君届 / Kimi ni Todoke: From Me to You
8

ピュアな恋物語に癒される

陰キャラとして避けられがちだった爽子が、イケメンで人気者の風早と恋をするお話で、連載漫画として人気がありました。はじめは人と関わるのに緊張してしまっていた爽子でも、風早や周りのこたちに心を開いていく様子がとてもほっこりして、大好きな話でした。風早がとてもやさしく、周りが爽子をいくら避けて嫌っても、平等に分け隔てなく接してあげていて、なんていい人なのかと私も恋をしてしまうような感覚で読んでいました。風早をきっかけに、爽子とはまったく性格が異なるクラスメイトと仲良くなり、そのメンバーそれぞれの恋物語や友情も語られていくのがとても興味深く、飽きずにどんどん読んでいました。文化祭や受験など、学校で起こるライフイベントによって、人間関係が深まったり、関係に亀裂が走ったり、ハラハラドキドキする要素も詰め込まれていました。特に、自分の道を選ぶために、違う大学を選んで恋人が離れ離れになってしまうのか、それともずっと一緒にいることを選んで、それに合わせて大学を決めるのか、というジレンマに私も胸が苦しくなるような、考えさせられるような感じがしました。友達や恋人との付き合い方、また自分がこうしたい、と思う気持ちとの向き合い方など、総じて考えさせられる作品だと思います。