スーサイド・スクワッド / Suicide Squad

スーサイド・スクワッド / Suicide Squad

『スーサイド・スクワッド』とは、2016年8月にアメリカ合衆国で公開された、悪役だらけのヒーローアクション映画である。DCコミックスが刊行する人気アメリカン・コミックスシリーズ『スーサイド・スクワッド』の実写映画化されたものでもある。スーパーマンの死から数か月後、米国政府の高官・アマンダによる対メタヒューマン特殊部隊「タスクフォース」、通称”スーサイド・スクワッド”のメンバーになった元精神科医ハーレイ・クインが、恋人のジョーカーと複数の犯罪者たちと共に、世界崩壊の危機に立ち向かっていく。

スーサイド・スクワッド / Suicide Squadのレビュー・評価・感想

スーサイド・スクワッド / Suicide Squad
8

可愛くて狂ってる

マーゴット・ロビーが好きなので鑑賞。
個性的な能力をもった服役中の犯罪者達で特殊部隊をつくり、メタヒューマン(特殊能力をもった人間?)に対抗する話でした。

公開した年のハロウィンにハーレイクインの格好をしている女の子が沢山いたのを思い出します。確かにキャラとしても面白いし、見た目も可愛い。ジョーカーとのコンビも好きでした。

全体の感想としては、気楽に観れる作品です。怖いシーンもなく、アクションシーンはたくさんなので2時間ある割にはあっさり観れます。大佐が2度も敵に連れていかれそうになるのは少し笑ってしまいました。

印象的なシーンは、ハーレイクイン(服装的にまだ博士の頃?)が薬品タンクに飛び込むシーン。ジョーカーへの愛を示すためにとびこみますが、その後ジョーカーも飛び込みます。狂っているけどジョーカーとハーレイクインの関係を示してるシーンでした。

特殊部隊は何人もいるけれど、ハーレイクインが1番目立っています。その次にウィルスミスと大佐。あと炎を操るメタヒューマン。
他の人達の背景もキャラも分かりにくかったのが残念でした。

続編もあるようですが、前作の『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』を観て、世界観を勉強しようと思いました。

意外と容赦のない政府の高官にも注目。ハーレイクインの可愛さから目が離せず、最後に出てくるベン・アフレックに驚かされます。気軽に楽しめる映画を探している方にはオススメです。

スーサイド・スクワッド / Suicide Squad
5

アメコミヒーロー映画

2016年公開の作品で、DCコミックスのキャラクターを同一世界に存在させるDCエクステンド・ユニバースの3作目。3作目にしてヒーローではなくDCコミックに登場するヴィラン(悪役)達を主役にした作品にした意欲作になっています。

スーパーマンの死後、世界の脅威に対して政府は服役中の悪党を集めた特殊部隊「スーサイド・スクワット」を結成し、減刑と引き換えに命の危険も伴う危険な任務をこなさせようとするが…といった流れです。
DCコミックのヴィランは私自身バットマンに出てくるジョーカーぐらいしか馴染みがなく、他のキャラクターに関しては誰?といった印象になってしまいました(ただデッドショット役のウィル・スミスは有名ゆえすぐ判りましたが)。しかし本作のヒロイン的立ち位置に当たるジョーカーの恋人ハーレイ・クインのキャラクターは印象的で、(ヒロインと言っても悪人の舞台なのでその性格もかなり歪んでいますが笑)ハーレイの自由奔放な言動やキャラクターに魅力を感じました。ただ、敵の魔女の目的が今一つ分かりにくかったので、戦闘シーンが盛り上がりに欠けた感は否めません。
昨今のユニバース系の映画ではお馴染みといえるバットマンや、後年の「ジャスティス・リーグ」参戦前のフラッシュのチョイ役登場はお楽しみ要素かも。

スーサイド・スクワッド / Suicide Squad
9

悪党に首ったけ

アメコミに登場するヒーローではなく、悪党たちにスポットライトを当てた新鮮なアクション映画です。
凄腕の狙撃手であるデッドショットや、幼稚だけどサイコパスなハーレイクイン、手から炎を出すことの出来るエルディアブロ、そしてあのバットマンの宿敵であるジョーカーまでもが出演するのでアメコミ好きにはたまらないです。
他にも個性豊かで狂っているキャラクターたちが登場するので、キャラクターのファンになります。

悪党それぞれに過去があるというのは、どんな悪党でも家族や好きな人だっているし、悲しいこと嬉しいことだってあるんだと思いました。何だかんだ小言を言っていた悪党たちが、軍事作戦に協力することで減刑されると知ったとたんに協力し合う姿は、本当は心優しくて茶目っ気もある子たちなんだと思いました。特に、ハーレイクインの言うことがいちいち可愛らしいので、思わず笑みが零れてしまうこと間違いなしです。ジョーカーのことが大好きなハーレイクインはとても乙女で、途中で彼女がサイコパスであることを忘れてしまう程です。ジョーカーが、現代風にマフィアっぽく描かれているのが新鮮でインパクトがあると思いました。結末も私はハッピーエンドだと思います。