スーサイド・スクワッド / Suicide Squad

スーサイド・スクワッド / Suicide Squad

『スーサイド・スクワッド』とは、2016年8月にアメリカ合衆国で公開された、悪役だらけのヒーローアクション映画である。DCコミックスが刊行する人気アメリカン・コミックスシリーズ『スーサイド・スクワッド』の実写映画化されたものでもある。スーパーマンの死から数か月後、米国政府の高官・アマンダによる対メタヒューマン特殊部隊「タスクフォース」、通称”スーサイド・スクワッド”のメンバーになった元精神科医ハーレイ・クインが、恋人のジョーカーと複数の犯罪者たちと共に、世界崩壊の危機に立ち向かっていく。

shantivegetableのレビュー・評価・感想

スーサイド・スクワッド / Suicide Squad
9

悪党に首ったけ

アメコミに登場するヒーローではなく、悪党たちにスポットライトを当てた新鮮なアクション映画です。
凄腕の狙撃手であるデッドショットや、幼稚だけどサイコパスなハーレイクイン、手から炎を出すことの出来るエルディアブロ、そしてあのバットマンの宿敵であるジョーカーまでもが出演するのでアメコミ好きにはたまらないです。
他にも個性豊かで狂っているキャラクターたちが登場するので、キャラクターのファンになります。

悪党それぞれに過去があるというのは、どんな悪党でも家族や好きな人だっているし、悲しいこと嬉しいことだってあるんだと思いました。何だかんだ小言を言っていた悪党たちが、軍事作戦に協力することで減刑されると知ったとたんに協力し合う姿は、本当は心優しくて茶目っ気もある子たちなんだと思いました。特に、ハーレイクインの言うことがいちいち可愛らしいので、思わず笑みが零れてしまうこと間違いなしです。ジョーカーのことが大好きなハーレイクインはとても乙女で、途中で彼女がサイコパスであることを忘れてしまう程です。ジョーカーが、現代風にマフィアっぽく描かれているのが新鮮でインパクトがあると思いました。結末も私はハッピーエンドだと思います。