「THE STREET SLIDERS」デビュー35周年企画ツアー「JOY-POPS」のレポート・感想まとめ
ここでは日本のロックバンド「THE STREET SLIDERS(ザ・ストリート・スライダーズ)」のデビュー35周年ツアー「JOY-POPS」に参加した人たちのレポート、感想をまとめた。グループの解散以来18年振りに村越“HARRY”弘明と土屋公平がタッグを組んだ。
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THE STREET SLIDERS(ザ・ストリート・スライダーズ)とは、日本のロックバンドである。1980年結成し、2000年に解散した。メンバーは、HARRYこと村越弘明(ギター、ボーカル)、蘭丸こと土屋公平(ギター、ボーカル)、JAMESこと市川洋二(ベース、ボーカル)、ZUZUこと鈴木将雄(ドラムス)の4人。1983年にレコード・デビューを果たす。 アマチュア時代は「リトル・ストーンズ」と呼ばれて人気を博した。ロックン・ロールにこだわり、解散までその信念を貫き通したバンドで、多くのアーティストやミュージシャンからも支持を得て日本のロックシーンの絶対的存在となった。
私は出身が九州なので、学生時代は福岡で盛り上がっていたロックバンドが大好きでした。
1980年台にサンハウス・ルースターズ・ロッカーズといったバンドがメジャーデビューし、全国区での人気を博しており、九州の多くの若者が影響を受けていました。
友達とバンドを組んで、よくコピーしたり学園祭で演奏をしたりしたものです。
その直後、1983年にストリートスライダーズというバンドがデビューし、一発で心を持っていかれました。
とにかくカッコ良かったです。
これまでのバンドもカッコ良かったのですが、それらを全部飛び越えました。
日本人とは思えない、ルーズでダルなヴォーカル。
怪しいルックスに、華のある美しいギターに度肝を抜かれました。
また、それに合わせた力強く重たいドラムとベース。
メンバー4人の個性がぶつかり合って、更に強烈なグルーヴを生み出します。
ブルースをルーツとして、恐らくローリングストーンズに大きな影響を受けたと思われるサウンドは、当時のパンクやニューウェーブ全盛の日本のロックシーンにおいて、唯一無二の存在でした。
惜しくも2000年に解散してしまいましたが、その解散時に発表した「LAST LIVE」等を代表とした音源が残されております。
是非、一聴頂く事をおすすめします。
ストリートスライダーズは日本のバンドで、1983年にメジャーデビューして、2000年10月をもって解散した。バンドそのものは1980年にギターの土屋公平と、ドラムの鈴木将生を加えて本格的に活動し始めた。
ローリングストーンズやブルースを基本にしたバンドで、リズムギターとボーカルの村越弘明のとんがったキャラクターと、独特のvocalスタイルとその詞の世界で他のバンドよりなによりもつきねけていた。リズム隊の2人がサングラスでそろえるなか、それよりも際立った髪の毛をフェイセズのようにセミロングでてっぺんの毛を突っ立てたそのビジュアルで、音楽的には本格的なのに若い女性のファンのなかにはミーハー的気分がひろがったり単に強烈なビジュアルで気持ちをもっていかさえていた者もいた。土屋のサイケなギターと村越のキース・リチャードをおもわすリズムギターの絡みだけでなく、ステージ外でも対メディアへの挑戦的とも不愛想ともいえる態度を一貫してつらぬいていた。マスコミに媚びうらない、迎合しないことでストリートスライダーズが何を表現したかったのかはわからない。単に一男子ロックファンとしてはビジュアルも態度も関係なくその圧倒的ライブパフォーマンスとレコーディングに惹かれるばかりである。先日18年ぶりにスライダーズのシングル盤がかためて発売された。是非一聴おすすめする。