ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル

『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(原題:Jumanji: Welcome to the Jungle)』とは、2017年公開のアメリカ映画である。1995年の映画『ジュマンジ』のシリーズ2作目として、前作から20年後を舞台に、ゲームの世界に閉じ込められた高校生たちを描いた3Dアクション・冒険映画。監督はジェイク・カスダンが務め、シリーズを再考察した作品として批評家からも高く評価された。

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングルのレビュー・評価・感想

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル
7

映画業界で続編や実写化が外れまくっている中、「ジュマンジ ウェルカムトゥジャングル」は成功していた。

映画業界が様々な映画の続編、実写化に溢れているうえで失敗し続けている中、元祖「ジュマンジ」の続編「ジュマンジ ウェルカムトゥジャングル」は見事にヒットしました。
殆どの映画の続編で散々な結果に終わる映画は少なくない中、意外にも「ジュマンジ」が見事にそれを覆しました。
元々元祖「ジュマンジ」は、ボードゲームの形をした超危険な遊具であり、サイコロの目に当たるゲームの指示が現実となって、ゲームの参加者を襲うという設定でしたが、続編「ジュマンジ ウェルカムトゥジャングル」では、ボードゲームだった「ジュマンジ」は現代の若者の趣向に合わせて、オープンワールド式のテレビゲームソフトへと変身し、ゲームに興味を持ってしまった若者たちを襲い始めます。
内容は元祖「ジュマンジ」と大差はないですが、新作以降はド●クエのような現代のオープンワールドをやっているとくすっと笑えるような部分、又現代の若者たちが持つような悩みと向き合う主人公たちを観ていると、元祖の「ジュマンジ」のファンを大切にするよりも、今回は新しい世代に向けつつ、新しいジュマンジとして観れたので作品としてもそれなりに面白かったです。
元祖では父と子供の絆を重点にテーマも少々重めですが、新作では仲の悪い男女たちが力を合わせないともう生きていけないという状況の中でてんやわんやするギャグよりの作品となっているので、友人やパートナー、更にゲーマーの知り合いとで観れば十分楽しめる映画だと思います。
元祖「ジュマンジ」も、新作とは一味ちがって当時の年代の暖かみのある作品なので、クリスマスなど家族やパートナーと観るのも非常におススメです。

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル
8

気軽に楽しく見れるコメディ映画

ゲームの中に入ってしまった高校生の男女5人が、それぞれ選んだアバターになりクリアを目指します。冴えない主人公がムキムキ笑顔が素敵なおじさまになります。とにかくギャップがすごい。ゲーム内の設定ではありますが行動まで勇敢になってしまいます。イケイケ女子高生は太ったおじさんに、ムキムキだった元友達は小柄なおじさんになります。彼は小さくなった自分がショックで序盤はずっと怒っています。紅一点冴えない女子が美人で強いお姉さんに変身し、なんとダンスで敵を倒すことができます。殆どおじさんばかりですがしっかり青春しています。冴えなかった二人組は徐々に惹かれあい。男同士は友情を取り戻します。特にイケイケ女子高生おじさんの話し方は笑いが止まりませんでした。なんと中盤でもうひとキャラ登場します。イケイケは恋をしますが切ないです。最初のジュマンジを見た方は気づくかもしれませんがクリアしたらこうなるんだなーと。とにかく見ていて飽きないですイケイケは次に何を言い出すんだ、ムキムキになった彼の笑顔が見られるのはまだかまだかと待ちどうしくなるはずです。ファミリーで十分楽しめる内容だと思います。家族で笑いあうか、個人でひっそり笑うかしていただければ幸いです。

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル
9

別の人になりきる

あのジュマンジの続編として楽しみにしていました。ジュマンジもちゃんとテレビゲームで今風になってるなと思いました。現実世界と別物になるという設定がおもしろかったです。主人公の男の子がなるゲーム内キャラクターは、超マッチョでなのに中身が陰キャラでおもしろいし、マッチョ野郎はなんか小さめの男だし、女の子は1人は男、しかもブサイク男になってるし、地味目女の子はイケイケだし、中身と外見が違う面白さがよく出る組み合わせになってるなあと思いました。イケイケ女なのに、中身は違うから敵の兵士をうまく誘惑できなくて、中身イケイケのおっさんに誘惑の仕方をレクチャーされているところが面白かったです。あと、一度死んでもまだ死なない、ライフが何個かあるというのもテレビゲームの定石でいい設定だなと思いました。ライフが何個かあるから、結構簡単に登場人物が死んで、愉快でした。最後テレビゲームから出て来た後、タイプの違う4人が仲良くなるところも、素敵でした。みんな結構いい子だし、地味な感じの2人がひっつくのも漫画っぽくていいなあと思いました。ジュマンジは前作でも思いましたが、見るとゲームをしたくなる映画だなと思いました。

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル
10

ゲームの住人となって冒険するなんて最高に面白かったです。

4人の全く親しくもない高校生の男女が、居残りで見つけたジュマンジというゲームをやったせいで、ゲームの中に入ってその自分が選択したキャラクターとして過ごすという設定がまず面白いです。そのまま自分でいられるかと思いきや、ゲームのキャラクターになれるなんて凄い羨ましいなと思いました。それに、ライフポイントも腕に刻まれた3つの線がそれとか、それぞれの弱点にやられてしまったら即効死んでしまうなんていうところも昔のゲームっぽくて、なんだか懐かしく思えてとても斬新でした。スペンサーの気弱なゲーマーに対して、外見がいかつく、最強の主人公なんていうギャップが面白くて、そんなスペンサーと動物学者のサポーター役になってしまった幼馴染とのコントみたいなやりとりが本当に面白いです。どんどん2人が以前のような関係に戻れていくのが嬉しくなるし、スペンサーとルビーの恋も微笑ましくて可愛くて癒されました。悪役は不気味で最初は勝てるのか不安でしたが、バイクで駆け上っていくスペンサーに、自分が一度死んで上空から落ちてきたときに石を渡すなんて斬新な形でゲームをクリアできてよかったなと思いました。しかも4人の関係性はゲームから戻ってきても変わらず交流しているのが嬉しいし、20年間ずっとゲームに閉じ込められていたアレックスも無事戻れて良かったし、そのシーンは感動のあまり号泣してしまいました。

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル
9

動物たちが怖い

すごろくで起きた出来事が本当に起きるというアドベンチャー映画です。昔の作品なので、ライオンとか像とかどう見ても偽物ですが、それでも、動物の大群が車を潰したり、でかい蚊が車の窓ガラスを割ったり、ワニが浸水した家にいたり、なかなかスリリングでした。主役の男の子の一人なんて、何十年もすごろくの中に閉じ込められていて、なんて悲劇的なと思いました。私なら気が狂います。彼は父親とうまくいってなくて、その親子関係とかも映画の肝となっています。このお父さんとの話も、不器用な男同士感が出ててなかなかいいです。あと、のちの時代の子供たちも実はなかなか悲しい過去を持っていますが、そこを長々と書いたり、すごく悲しんでる様子をあえて映さないけど、やっぱり辛いよねと思わせるセリフとか流石だなと思いました。最後はすごろくをクリアして、みんな元に戻って、ゲームは誰かが拾わないように捨てたけど、結局浜辺にたどり着いて、、、という続編がありうるつくりになっています。それって今ではよくある演出で、なんか続編あるかもよと顧客を騙すみたいであんまり好きじゃなかったけど、ジュマンジはとても楽しい映画なので、続編ができるかもという終わりはうれしかったです。

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル
8

遊び心とジュマンジ愛が満載の映画。

正直、冒頭で主要キャラの顔ぶれを見た時は、あまりのオーラの無さに「あっ、外れかな」と思った。しかし主要キャラ達がゲームの世界に入ってからは一気に面白くなった。
まず主要キャラ達がゲームの中で、本来の自分とはほとんど正反対の姿に変わってしまうところ。姿は変わっても中身はそのままなので、筋骨隆々のワイルドイケメンが妙にオドオドしていたり、中身小娘のセクシーお姉さんが敵を誘惑しようとして盛大に失敗したり、お腹の出たおじさん(中身は女子高生)がその姿のまま他の男性キャラと良い雰囲気になったりと、ギャップが面白かった。特にキャラの一人一人に付与されている弱点。三つしかない貴重なライフが弱点であるケーキを食べたり、蚊に刺されたりして、いとも簡単に失われていく。このライフが無くなればどうやら本当に死亡なのだが、ケーキを食べて爆死という死因があんまりおかし過ぎてハラハラするよりも、ただただ笑ってしまう。
そんな感じでめいっぱいふざけているのだが、ライフや弱点などの設定を上手く利用してキャラ達が窮地を脱するところなど、よく考えられていて感心した。他にも作品のところどころに前作を彷彿とさせる要素が散りばめられていて、元祖ジュマンジ好きの私は余計に楽しめた。

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル
10

すばらしいの一言です!

私が小さいころに「ジュマンジ」という映画が公開されました。何回観ても飽きない映画と自信を持って言える名作です。その続編としてウェルカム・トゥ・ジャングルは公開されました。主演はロック様こと、ドウェイン・ジョンソン。ロック様大好きな私はそれだけで既に期待してしまいます。
いざ鑑賞してみると、前作とは仕様が少し変わっていました。ボードゲームからテレビゲームになっていて、時代の変化に合わせているのがまたおもしろい。正直、前作のリメイクだと思っていたのでかなり驚きました。根暗な主人公、俺様な友人、ぼっちなヒロイン、自分大好き女子と、よく見る学生たちがいざゲームの中に入ると間逆の人間に!セクシーマッチョ博士、助手、最強ファイター、デブなおじさんという、本来の彼らとは全然違っていい感じに仕上がってます。ゲームをクリアしないと元の世界には戻れない、でもゲームが超難関。個人の特殊能力を駆使し、敵と戦い、謎を解き、みんなと協力しないとクリアができない。しかし彼らには弱点もあります。そんなに出てきませんが。え、そんなのが?と思ってしまうものがあるので、ぜひそこも注目してください。もちろん学生ならではの甘酸っぱさもあり、前作を観ていない方でも楽しめます。時代の変化に合わせつつ、前作もリスペクトされていてとてもおもしろい作品です。

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル
7

学生時代を思い出せる映画

最初はあまり期待してはいなかったのですが、見ているうちに学生時代を鮮明に思い出してきて思わず涙が出そうになりました。
この映画は誰でも学生時代に悩んだであろうことがコミカルに描かれており、それを何とか克服しようとする主人公達の葛藤がリアルで面白かったです。
自分も友達と上手くいかなくて悩んだりした事も久しぶりに思い出しました。
映画の最後には、最初はいがみ合っていた主人公達に信頼関係が生まれるんですが、それがとても爽快感があり見ていて楽しかったです。
その途中で挟まれる小ネタもクスッと笑えて良いと思いました。
吹き替えの方も見たんですが、「神ってる」などの言い回しが吹き替え特有でそこも面白かったです。
ストーリーは王道な話で少し物足りないものもありましたが、わかりやすく主人公達の会話が面白いのでそんなに退屈感はなかったです。
映像も自分がゲームの中にいるような感覚を想像できる感じで、迫力がありとても良かったと思います。もう一度じっくり見たい映画でした。
少し物足りない感じもありましたが満足できる作品でした。