ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル

final-finalのレビュー・評価・感想

レビューを書く
ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル
8

遊び心とジュマンジ愛が満載の映画。

正直、冒頭で主要キャラの顔ぶれを見た時は、あまりのオーラの無さに「あっ、外れかな」と思った。しかし主要キャラ達がゲームの世界に入ってからは一気に面白くなった。
まず主要キャラ達がゲームの中で、本来の自分とはほとんど正反対の姿に変わってしまうところ。姿は変わっても中身はそのままなので、筋骨隆々のワイルドイケメンが妙にオドオドしていたり、中身小娘のセクシーお姉さんが敵を誘惑しようとして盛大に失敗したり、お腹の出たおじさん(中身は女子高生)がその姿のまま他の男性キャラと良い雰囲気になったりと、ギャップが面白かった。特にキャラの一人一人に付与されている弱点。三つしかない貴重なライフが弱点であるケーキを食べたり、蚊に刺されたりして、いとも簡単に失われていく。このライフが無くなればどうやら本当に死亡なのだが、ケーキを食べて爆死という死因があんまりおかし過ぎてハラハラするよりも、ただただ笑ってしまう。
そんな感じでめいっぱいふざけているのだが、ライフや弱点などの設定を上手く利用してキャラ達が窮地を脱するところなど、よく考えられていて感心した。他にも作品のところどころに前作を彷彿とさせる要素が散りばめられていて、元祖ジュマンジ好きの私は余計に楽しめた。