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動物たちが怖い
すごろくで起きた出来事が本当に起きるというアドベンチャー映画です。昔の作品なので、ライオンとか像とかどう見ても偽物ですが、それでも、動物の大群が車を潰したり、でかい蚊が車の窓ガラスを割ったり、ワニが浸水した家にいたり、なかなかスリリングでした。主役の男の子の一人なんて、何十年もすごろくの中に閉じ込められていて、なんて悲劇的なと思いました。私なら気が狂います。彼は父親とうまくいってなくて、その親子関係とかも映画の肝となっています。このお父さんとの話も、不器用な男同士感が出ててなかなかいいです。あと、のちの時代の子供たちも実はなかなか悲しい過去を持っていますが、そこを長々と書いたり、すごく悲しんでる様子をあえて映さないけど、やっぱり辛いよねと思わせるセリフとか流石だなと思いました。最後はすごろくをクリアして、みんな元に戻って、ゲームは誰かが拾わないように捨てたけど、結局浜辺にたどり着いて、、、という続編がありうるつくりになっています。それって今ではよくある演出で、なんか続編あるかもよと顧客を騙すみたいであんまり好きじゃなかったけど、ジュマンジはとても楽しい映画なので、続編ができるかもという終わりはうれしかったです。