Reol

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Reol(れをる)は1993年11月9日生まれの女性シンガーソングライター。自身で作詞作曲の他、アートワークなども手掛ける。
音楽ユニット「REOL」ではボーカル・作詞・作曲・トータルプロデュース務める。「REOL」はサウンドクリエイターのギガ、映像クリエイターのお菊と共に結成されたユニットで、3人は2012年にニコニコ動画に投稿された「ギガンティックO.T.N」をきっかけに、共同で作品を制作するようになり、2014年8月の夏コミにて、あにょすぺにょすゃゃ名義で自主盤『No title +』『No title -』を頒布する。
2016年には「REOL」の結成を発表してYouTubeで新曲の「ギミアブレスタッナウ」のミュージックビデオを公開。2017年4月にはアニメ『ソウタイセカイ』のオープニングとエンディングに、「VIP KID」と「ちるちる」が起用された。
2017年には個々の道を歩むために“発展的解散”をすることを発表。
2018年からはReol名義でシンガーソングライターとして活動を始めた。

Reolのレビュー・評価・感想

Reol
10

感情むき出しに歌う、聴き手を涙腺崩壊させるアーティスト

Reolとはソロで活動するアーティストです。
ボートレースのCMで「第六感」という曲を聴いて知った方も多いのではないでしょうか。
曲調はDTMで作ったようなデジタルなイメージの楽曲が多いですが、ロックなバンドサウンドの曲もあります。
作詞作曲はReol自身でしていますし、ジャケット写真やMV、ライブなど見せる部分も含めてアーティストであると感じます。
Reolの良さと言えば、なんといっても歌い方でしょう。
自身で作詞しているだけあり、そこに感情を剥き出しにするような歌い方をする事で、聴いていると伝わりすぎるほどに思いが流れ込んでくるのを感じます。
怒りや悔しさなど一見ネガティブな感情を表現しているようですが、その中にも優しさが隠れているように感じるのは、Reol自身の人柄あっての事なのかもしれません。
そのため、聴く側の今の状況とシンクロするような曲があると、感情を揺さぶられて涙腺崩壊する人もきっと居ることでしょう。
おすすめの曲は、励ましてくれるような優しさを感じる「第六感」「あ可よろし」。
ストレスが溜まっている時にオススメの怒りを代弁してくれる「ギミアブレスタッナウ」。
Reolがきっと悔しさのあまり書いたのだと感じられる「1LDK」です。
まずはこの辺りから聴いてみてはいかがでしょうか。

Reol
10

変幻自在のシンガーソングライター“Reol”

あらゆる音楽性を兼ね備え、ジャンルレスに楽曲を乗りこなす女性シンガー、Reol(れをる)。
彼女の歌声は、国内のみならず海を越え世界中の人々をも虜にする。
肩書きこそ“シンガーソングライター”ではあるが、
その音楽性の振り幅はとても一つの肩書きで収めることは出来ない。
ROCK、HIPHOP、EDM、彼女の得意とするジャンルは多岐に渡り、
“郷に入っては郷に従え”とばかりに、見事にどんな楽曲であっても自らの歌声をフィットさせる。
まさに変幻自在のシンガーソングライターである。

そんな類まれなる才能を持つReolだが、
彼女の最大の武器こそが美しくしっかりと響く高音である。
一度聴いたら忘れられない声質から繰り出される高音ボイスこそ、
言葉の壁を越え、国内外問わず聴く人を虜にさせる魅力の一つであろう。
筆者の私も初めて聴いた時、良い意味で「これは本当に人間の声帯から出ているモノなのだろうか?」と疑った程である。
その後、実際に地声でライブパフォーマンスをしている姿を見て、
Reolの歌声が「本物」であることに気付かされた。
自身で作詞・作曲も行っており、特に作詞面においては文学的な表現も多く、
歌詞カード単体で読んでいるだけでも十分にReolの世界を楽しめる。

先述したライブパフォーマンス一つをとってもそうだが、
彼女は小柄な女性でありながら、とても力強いパフォーマンスと歌声でビジュアル的にも聴き手を魅了してくれる。

“走攻守”全てを一人で賄うシンガーソングライター“Reol”。
一度聴いたら、きっとあなたも誰かにおすすめしたくなるはず。

Reol
10

ファッションアイコン。そしてきちんとした歌唱力、Reol。

Reol。私はPVを見て一目ぼれ状態でした。ぶっ飛んでるなぁ。
派手で奇抜できちんと歌も上手い。ミュージシャンとしての質がとても高いように見えました。ミュージシャンというものの存在自体が、音楽やファッションを通じて、存在への肯定を無理やりさせてしまえるような存在だと思っているのですが、ミュージシャンという人種は自分のやりたいことをやっているだけで、きちんと生計を立てられる。社会に適応してみせる。そういう魔法を見せてくれる存在だと思うのです。人と意見が合わなくても、こんなファッションしてちゃ就職できないなんて言われても、そんなことを言える存在を黙らせてしまうような魔法を使って見せてくれるミュージシャンという存在としてのレベルが高いと思うのです。
子供に聞かせたいとか、こんなミュージシャンにならなってほしいという存在だとは思われないと思います。でも自然と若者が聞いてしまう。私もけっこうおっさんですが、聞いてしまう。そして憧れてしまう。それってミュージシャンだよなぁって思うのです。スターだよなぁと。若い女の子だったらこんな子になりたかったなと思ってしまったりするんです、このおっさん。憧れ。そんな存在です。